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投稿日:2025.2.21

出っ歯はどこからが出っ歯といわれるの?重度と軽 度の基準を解説

「もしかして、出っ歯かも?」と思ったことはありませんか?
どこからが出っ歯なのか、自分で判断できる方法が知りたい方も多いのではないでしょうか。
ここでは、出っ歯の基準とセルフチェック方法・原因・治療法などをまとめて解説していきます。

出っ歯とは?

出っ歯とは、上の前歯が前に突き出している状態のことをいいます。
「口ゴボ」という表現をされる方もいらっしゃいますよね。
出っ歯には専門的な定義もあり、噛み合わせた上下の前歯の距離が4mm以上になると出っ歯とされることが多いです。
学校保健法では、上下の前歯の距離が7〜8mm以上ある場合に治療が必要とされています。
上の前歯が前に突き出している場合のみを出っ歯と考える方が多いですが、下の顎が後ろに下がっている場合にも出っ歯と考えられています。

出っ歯の基準(重症度)

正しい噛み合わせの場合、上下の前歯の距離が2〜3mm程度となっています。
では、出っ歯の基準について、軽度と重度に分けてみていきましょう。
軽度の出っ歯
軽度の出っ歯と診断されるのは、次のような場合です。
・歯の生え方(位置や角度など)によって出っ歯になっている
・噛み合わせ自体はズレが少なく、きちんと噛めている
・抜歯をすることなく歯列矯正が可能である

重度の出っ歯
重度の出っ歯と診断されるのは、次のような場合です。
・骨格に問題があり、出っ歯になっている
・唇を閉じることが難しかったり、完全に閉じなかったりする
・前歯でものを噛み切ることができない
・歯列矯正する場合には抜歯が必要である

出っ歯のセルフチェック方法

出っ歯の重症度を正確に知るためには、歯科医院で専門的な検査を受けなければいけません。
ご自身で出っ歯かどうかを簡単に調べる方法はいくつかありますので、ご紹介しましょう。
・唇を自然に閉じることが困難である
・お顔を横から見たとき、鼻と顎を結ぶ線(Eライン)から唇が飛び出している
・自然に唇を閉じたとき、上下の唇の間から歯が見えている
・唇を閉じたとき、顎にしわができている
これらの項目にひとつでもあてはまる場合は、出っ歯の可能性があります。

出っ歯の原因とは

東京 八重洲 矯正

出っ歯になる原因は、遺伝的な要因と後天的な要因の二つに分けることができます。
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
遺伝的な要因
親が出っ歯だと子どもも出っ歯になりやすい、という話を聞いたことがあるかもしれませんね。
骨格は遺伝しやすい要素だといわれていますし、歯の大きさなども親から遺伝しやすいです。
ただし、顎の大きさに関しては遺伝だけではなく、きちんと成長させてあげることで改善が可能な部分です。
幼いころから食事を何回も噛む癖をつけたり、固いものを噛むなどして顎を十分に成長させましょう。

後天的な要因
生活習慣によって歯並びに影響がでてくる場合、後天的な要因といえます。
よくいわれるものとして、指しゃぶりや爪噛み・唇を噛む癖・舌の位置・口呼吸などがあります。
歯並びには、歯に対する舌と唇の圧力のバランスが重要になります。
お口周りの癖があると、適切な圧力が加わらないため出っ歯の原因となってしまうのです。
原因はひとつとは限らない
出っ歯は、遺伝的な要因と後天的な要因が複雑に絡み合っている場合も多くあります。
遺伝的な要因を排除することは難しいですが、後天的な要因を減らすことは可能です。
生活習慣や癖を意識することで、出っ歯になるリスクを抑えることに繋がります。

出っ歯の治療法

出っ歯であると診断された場合、歯列矯正を行うことで治療することが可能です。
では、出っ歯を治すにはどのような治療法があるのでしょうか。
出っ歯の治療法は、歯列矯正と外科手術の2つに分けることができます。
それぞれ詳しくみていきましょう。

歯列矯正

歯列矯正で出っ歯を治療する場合には、次のような矯正治療が考えられます。
・ワイヤー矯正
・マウスピース型矯正
・歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正
【ワイヤー矯正】

裏側矯正 目立たない矯正

ワイヤー矯正は、ブラケットと呼ばれる装置を歯に接着しワイヤーを固定することで、歯を動かす治療法です。

最もポピュラーなものは「表側矯正」と呼ばれ、歯の表側に装置をつけてワイヤーを通していきます。
その他にも、目立ちにくいように上下の装置を裏側に装着する「裏側矯正(舌側矯正)」や、
特に目立ちやすい上の装置だけ裏側に装着する「ハーフリンガル矯正」といった種類があります。
ワイヤー矯正はどうしても目立ちやすさや装着感の悪さを感じやすいですが、これまでの歴史が長く症例も多くあるため、十分な効果を期待できるといったメリットもあります。
【マウスピース型矯正】

東京 八重洲 矯正
マウスピース型矯正は、透明なマウスピースを装着することで歯を動かす治療法です。
目立ちにくく着脱も自由にできるため生活を邪魔しづらいですが、きちんと管理できる人でな
ければ効果を実感しにくい可能性があります。
食事・ブラッシング以外では忘れず装着し、後戻りなどしてしまわないように気を付けましょう。
【歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正】

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正では、アンカースクリューと呼ばれる小さなネジを歯ぐきの部分の骨に埋め込み、そこに装置を固定して行う治療法です。
簡単な外科処置が必要になりますが、歯を理想の位置まで短期間で移動させる方法として有効とされています。
ピンポイントで歯を移動させたいときなどにも効果的な治療法です。
外科手術
骨格が原因で出っ歯になっている場合には、歯ではなく顎の骨を後ろへ下げる必要があります。
その場合には、セットバックと呼ばれる外科手術を行うことが多いです。
セットバックでは、抜歯と顎の骨の切除を行い、顎の位置を後ろの方に下げることが可能です。

歯列矯正では限界がある場合には、外科手術を検討されてみてもよいかもしれません。

出っ歯を治すメリット

出っ歯の治療を行いたい、と考える主な理由として、見た目を改善したいという方が多いかと思います。
それ以外にも、メリットはあるのでしょうか?
出っ歯を治すメリットについて、みていきましょう。

コンプレックスが解消される

まずは、やはりコンプレックスの解消です。
見た目に自信が持てるようになると、笑顔が増えたり、人と接するときにも明るくなれます。

発音がしやすくなる

発音するときには、舌と歯の位置関係が重要になります。
歯並びが整うと、発音もしやすくなり、会話が聞き取りやすくなる可能性があります。

食事をしやすくなる

歯並びが整うと、奥歯でも前歯でもしっかりと噛めるようになります。
きちんと噛めることで消化器官への負担も減らすことができますし、全身にも良い影響があるといえます。

感染症のリスクが下がる

出っ歯が原因で唇が閉じにくい、という方が多くいらっしゃいます。
唇が閉じにくく口呼吸になり乾燥しやすい状態になると、細菌が繁殖しやすくなり感染症のリスクが上がることもあります。
むし歯や歯周病といったおくちの中の病気だけでなく、風邪などのウイルスによる病気にも感染しやすくなるといわれています。

まとめ

出っ歯の基準についてみていきましたが、いかがだったでしょうか。
軽度・重度など基準はさまざまありますが、まずはセルフチェックで診断してみるとよいかもしれませんね。
出っ歯の審査基準ももちろん大切ですが「ご自身が歯並びについてどう感じているか」もとても重要です。
治療をするかお悩みの場合には、ご自身の思いも含めて当院でお気軽にご相談くださいね。

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