投稿日:2024.8.6
口ゴボの治し方
みなさん、こんにちは。
東京八重洲キュア矯正歯科です。
口元が盛り上がっているようなお顔にコンプレックスを感じている方はいませんか?
口が閉じにくいことや、閉じた時に下顎にシワができてしまうと「口ゴボ(くちごぼ)」の可
能性があります。
特に横から見ると口元が突出しているので、Eラインが崩れてしまい審美性が欠けてしま
う原因になります。
口ゴボは骨格や唇の厚みなどが影響するので、歯並びが良くても口ゴボになる場合もあり
ます。
歯並びの問題が軽度であればあるほど、それほど気にならないかもしれませんが、口ゴボ
は見た目だけではなく様々なリスクを引き起こすのです。
口元や横顔が気になる方、健康な身体作りをしたい方は是非参考にしてください。
口ゴボの原因
口ゴボになる原因は、大きく分けて2つあります。
1)先天的要因
骨格や歯の大きさなどは遺伝性があることから、ご両親からの遺伝が考えられます。
上顎が下顎より大きい場合や下顎が小さい場合など、上下顎のバランスや歯や唇の大きさ
など受け継ぐと口ゴボになる可能性があります。
2)後天的要因
歯並びや顎の発達に影響を与える生活習慣や癖が原因で口ゴボになることがあります。
幼少期から普段何気なく行っていることが、実は口腔内の環境を悪くしていることが多く
、口ゴボだけではなく、歯並びや噛み合わせの悪さに繋がります。
以下のような習癖があれば早めに解消することが予防にもなるので、確認してみましょう
。
・口呼吸
口呼吸を常にしていると口が開いている時間が長いので、唇からの圧力がかからず前歯が
前方に突出する出っ歯になりやすい傾向があります。
出っ歯は口が閉じにくく、Eラインも崩れてしまい最も口ゴボになりやすい歯並びです。
口周りの筋肉が弱く口呼吸になってしまう方もいますが、口呼吸の原因はそれだけではあ
りません。
アレルギー性鼻炎やアデノイド肥大により鼻づまりが生じて、鼻で呼吸をすることが困難
な場合があります。
このようなケースは先に口呼吸の原因を改善し、鼻呼吸ができる環境を作ることが優先に
なります。
口呼吸は虫歯や歯周病のリスクが高く、鼻呼吸よりも風邪を引きやすくなります。
さらに睡眠時は舌が落ちやすいので気道を塞ぎ、いびきや睡眠時無呼吸症候群のリスクも
高くなるので、健康にも悪影響を及ぼします。
猫背や姿勢が悪いと口呼吸になりやすいので、普段の状態を見直してみましょう。
・低位舌
舌の位置を気にしたことはない方がほとんどだと思いますが、舌には正しい位置がありま
す。
リラックス時は上顎に位置していることが正常ですが、下顎の前歯の裏側に落ちている場
合は低位舌と言い、顎の発達に影響します。
本来の正しい舌の位置では、食べ物や唾液を上顎を押して飲み込むので、上顎の発達を促
すことに繋がります。
しかし低位舌になると上顎の成長が劣ってしまうので、永久歯が生え揃うスペースがなく
歯並びが悪くなってしまいます。
口呼吸になると低位舌になりやすい傾向があるので、舌を上顎に付け口を閉じると呼吸が
しやすくなるので試してみて下さい。
・指しゃぶり
幼少期に指しゃぶりを行うことはよくあることですが、3歳以降も続けていると歯並びや
骨格に影響します。
指しゃぶりの頻度が多いほど、上顎の歯列弓がU字からV字に変形してくるので、歯並びが
乱れ口ゴボの原因になります。
指しゃぶり自体は睡眠導入や安心材料の1つなので赤ちゃんの時からしていても問題ない
ですが、3歳になってもやめる気配がない場合は、リスクを説明し自らやめるように誘導
していきましょう。
安心感を得るための行動かもしれないので、無理にやめさせることは逆効果です。
他に安心に変わる物であったり、愛情表現を積極的に行ってあげるとすんなりやめられる
こともあります。
・咀嚼回数が少ない
食べ物を噛む回数が少ないと顎が十分に発達せず、顎が小さく歯並びが悪くなりやすいで
す。
特に上顎は10歳までにほとんど成長が完了しているので、小さいころからよく噛む習慣、
歯応えのある食べ物を食べる習慣が重要です。
柔らかい物を好み、1日3食の食生活が減ってきている現代人は、咀嚼回数が少ないので歯
並びに問題がある方が増えてきています。
噛むことは脳に刺激が行くので、頭脳や運動機能にも優位になります。
毎食しっかり噛むことは難しい場合は、糖分の少ないキシリトールガムやPOs-Ca配合の
ガムを噛むことも有効です。
他にも頬杖や舌癖、唇や爪を噛む癖など歯並びに影響する悪習癖はあります。
幼少期から気をつけていると顎は正常に発達し、歯も綺麗に並ぶ可能性が高くなるので、
お子様がいる場合は行動を注意しておきましょう。
口ゴボの治療方法
口ゴボを治療するには原因によって方法が異なり、2つの治療法を説明していきます。
1)歯列矯正
口ゴボの根本的な原因が歯並びの場合、歯列矯正で歯を正しい位置に並べると口が閉じや
すくなるので口ゴボが改善します。
出っ歯だと唇も分厚く見えてしまうので、改善することでと口元の盛り上がりと唇の厚み
も変化します。
長期間の治療や矯正装置にデメリットを感じやすいですが、見た目の変化や治療後のメリ
ットは大きいでしょう。
歯列矯正には3つの種類があり、ライフスタイルによってご自身に合った矯正方法を選択
できます。
・表側矯正
ワイヤーを表側に装着する矯正方法で、様々な症例に対応できることがメリットです。
矯正装置が目立つことがデメリットに感じられますが、最近では白色の装置があるので、
金額は少し高くなりますが、できるだけ目立ちにくくすることは可能です。
固定式のため毎月1回ワイヤーを交換・調整のために通院する必要があり、矯正期間の平
均は全体矯正で約2~3年かかります。
費用の相場は約100万円と高額ですが、裏側矯正(舌側矯正)と比較すると安価ではあります
。
・裏側矯正(舌側矯正)
表側矯正とは反対で、歯の裏側にワイヤーを装着する矯正方法です。
固定式が良いけど、矯正装置が目立たないほうが良い方におすすめの方法です。
目立たないですが、歯の裏側に矯正装置があるので滑舌が悪くなってしまいます。
慣れると発音のしにくさは改善できますが、職業上接客や会話が多い場合は注意が必要で
す。
通院頻度は表側矯正と同様に月1ですが、治療期間は平均が約3年、そしてより専門的な技
術が必要な矯正方法なので相場費用が130~170万円になります。
・マウスピース型矯正
最近治療数が増加しているマウスピース型矯正は、歯全体に透明なマウスピースを被せて
約2週間に1度のペースで新しいマウスピースを装着して歯を動かす方法です。
1枚で歯が0.25㎜ずつ動くようにコンピューターが計算して作製しているので、歯に負担が
かかりすぎないため、矯正中の痛みを抑えることができます。
装置が目立ちにくいこと、取り外し式なのでお食事や歯磨きの際は外していつも通りでき
るところはメリットです。
しかし毎日20時間以上のマウスピース装着の義務や、新しいマウスピースの交換はご自身
で行う必要があります。
ご自身で管理の自信がない方は、歯が計画的に動かず治療期間が長引いてしまうので、お
すすめはできません。
そして一般歯科医院で行っている格安マウスピース型矯正は、前歯のみや比較的軽度な歯
並びに対応しているところが多いです。
マウスピース型矯正で全体矯正を希望される方は矯正歯科医院へ相談に行きましょう。
2)外科矯正
歯並びと骨格に問題がある場合の口ゴボは、歯列矯正だけでは口ゴボの改善とまではいか
ないことがあります。
歯列矯正と顎の骨を切る外科手術を組み合わせることで、劇的な変化が期待できます。
費用が高額になってしまうことが多いですが、コンプレックスを持ったまま生きるより、
治療して自分を好きでいれる自分になれた方が、楽しい人生を送れるでしょう。
最近では美容整形が身近な存在になってきているので、すぐに美容整形を考える方もいる
かもしれません。
美容整形では歯並びや噛み合わせを改善することはできず、一時的な自己満足にしかすぎ
ません。
審美性の向上、身体の健康のことを考えると、
歯列矯正が一番効果的で重要です。
口ゴボか歯並びでお悩みの方は是非1度カウンセリングを受けてみませんか?
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