投稿日：2025.5.2
矯正歯科と美容歯科の違いは？
皆様、こんにちは。
大久保ビルディング6階にある【東京八重洲キュア矯正歯科】です。
「お口元をきれいにしたい！」と悩まれている方も少なくありません。
しかし、矯正歯科がよいのか美容歯科がよいのか迷うことでしょう。
そこで今回は、矯正歯科と美容歯科の違いや効果、どちらが向いているかなどを解説しま
す。
目次
矯正歯科とは？
矯正歯科とは、歯並びと噛み合わせを整えることを目的とした治療です。
歯に装置を装着してじっくり天然歯を動かして歯並びを整えます。
基本的には、自由診療のため保険は適用されません。
歯並びが悪くてお悩みの方は矯正歯科を視野にいれるとよいでしょう。
以下のような歯並びの方は矯正歯科で美しいお口元がめざせます。
1.【上顎前突】
上の歯が唇側に大きく傾斜したり、上の顎が大きすぎたりして、上下の
歯の間に4mm以上の隙間ができるような歯並びです。
一般的には出っ歯と呼ばれて見た目にコンプレックスを抱える方も少なくありません。
2.【下顎前突】
下の歯が唇側に傾斜したり、下の顎が大きすぎたりして上下の噛み合わ
せが反対になった歯並びのことを指します。
一般的には受け口と呼ばれ、会話や食事にも支障がでることがあります。
3．【叢生】
歯と歯が重なり合ったり、歯が捻じれたりしてガタガタに並んだ歯並びのこ
とを指します。
中心から数えて3番目の犬歯という歯が唇側に出ている「八重歯」も叢生のうちのひとつ
です。
4．【過蓋咬合】
上下の噛み合わせが深すぎる歯並びのことです。
下の前歯が上の前歯に覆われて3分の2以上隠れてしまうと過蓋咬合と分類されます。
このような歯並びは美容歯科では改善が難しいため矯正歯科が向いています。
5.【空隙歯列】
歯と歯の間に隙間が空いた状態を空隙歯列と呼びます。
すべての歯と歯の間に隙間が空いている場合だけではなく、中心の前歯だけに隙間ができ
る「正中離開」という歯並びも矯正治療で改善が可能です。
美容歯科とは？
美容歯科とは、天然歯を削りセラミックの被せ物を装着することで歯並びを整える方法で
す。
目的は見た目の改善で審美的な治療となるため保険が適用されません。
矯正歯科と混同される方も少なくありませんが、美容歯科の方は短期間で白い歯をめざす
ことも可能です。
矯正歯科と美容歯科の違い
矯正歯科と美容歯科の違いをここからはみていきましょう。
治療の方法
治療の方法で大きく異なるのは、天然歯か修復物かどちらで歯並びを整えることになるか
です。
矯正歯科の場合は、歯並びを整えるために天然歯（ご自分の歯）を矯正装置により動かし
ます。
一方、美容歯科では天然歯を専用の器具で削りセラミックの被せ物を装着することで歯の
向きや大きさを整える治療方法です。
治療の流れや期間
次に詳しい治療の流れや期間をみてみましょう。
矯正歯科
矯正歯科では、歯並びや骨格のお悩みを徹底的に把握して治療計画を立てる必要がありま
す。
そのため、当院では矯正治療を進める前に患者様とカウンセリングを行います。
カウンセリングではお悩みやライフスタイル、全身疾患の有無などさまざまなことをおう
かがいいたします。
他にも、矯正治療のある程度の期間や使用する装置の説明なども行いますので事前に疑問
点を解決できるのもポイントです。
その後、精密検査を行い歯並びや骨格などを考慮して治療計画を立案します。
提案にご同意してもらえましたら、装置を使用して歯並びや噛み合わせを整えます。
歯を動かす期間は装置の種類にもよりますが2～3年くらいが目安です。
歯並びが整ったら安定させるために保定装置を装着いただく期間（歯を動かした期間に加
えて半年が目安）があります。
美容歯科
美容歯科では、歯並びの状態に応じてセラミックの被せ物にする歯の本数や色、形などを
決定します。
治療を受ける歯科医院によって取り扱うセラミックの種類や方針は異なりますので、じっ
くり治療の方針を考えましょう。
治療に進むと、天然歯を削りセラミックの被せ物を製作する型取りを行います。
セラミックの被せ物が完成するまでは、仮の歯を装着することがほとんどです。
最終的なセラミックの被せ物が完成したら、接着剤を用いて装着し治療は終了です。
治療期間は1ヵ月くらいが目安です。
矯正歯科のメリット
矯正歯科のメリットは以下が挙げられます。
天然歯できれいな口元をめざせる
天然歯を並べるためきれいなお口元をめざせます。
セラミックの被せ物も審美的には優れていますが、どんなに美しい被せ物であっても天然
歯には劣ります。
健康な歯を削る必要がない
健康な歯を削ることなく、歯並びを整えられるのが矯正治療です。
一方美容歯科では、セラミックの被せ物を装着して歯並びを整えるため健康な天然歯を大
きく削る必要があります。
矯正治療でも歯のスペースを作り出すために抜歯をすることはありますので、しっかり歯
科医師と相談しましょう。
噛み合わせを整えられる
矯正歯科では、歯並びの見た目はもちろん噛み合わせを整えることも目的としています。
骨格的な問題を解決できる
歯並びの悪い原因が骨格的な問題であれば、矯正歯科にご相談ください。
当院では提携している医療機関で上下の骨を削る外科手術を受けていただくことが可能で
す。
矯正歯科のデメリット
矯正歯科のデメリットは、以下が挙げられます。
治療に時間がかかる
治療は装置にもよりますが、2～3年くらいが目安です。
じっくり時間をかけて歯を動かすため治療期間はセラミックの被せ物の治療よりも長くな
るでしょう。
費用が高額
保険は適用されないため、費用は高額です。
表側矯正：1,070,000円 (税込1,177,000円)
裏側矯正（舌側矯正）：1,270,000円 (税込1,397,000円)
マウスピース型矯正：900,000円 (税込990,000円)
歯の色は変えられない
矯正治療では歯の色は改善することはできません。
装置が目立つことがある
表側矯正は装置が歯の表面にくるため目立つことがあります。
見た目が目立つ場合は、裏側矯正（舌側矯正）やマウスピース型矯正を選択することがで
きます。
美容歯科のメリット
次に美容歯科のメリットをみていきましょう。
短期間で治療が終えられる
セラミックの被せ物で歯並びを整える場合は、矯正装置を用いる治療よりも治療期間は短
い傾向があります。
一般的には1ヵ月程度で治療は終えられます。
白い歯をめざせる
セラミックの被せ物にする際には、希望の色にすることができるため白い歯をめざせます
。
美容歯科のデメリット
美容歯科のデメリットは、以下が挙げられます。
健康な歯を削る必要がある
健康な歯を削る必要があるため本当に美容歯科で治療を進めるのかよく考えましょう。
歯は一度削ると元の健康な歯には二度と戻ることはありません。
さらには、削られた歯はむし歯になるリスクも高まります。
神経を取る場合がある
歯並びの乱れが大きい場合は、健康な歯を大きく削る必要があるため治療を進めるとしみ
て痛みが出ることがあります。
そのため、歯の痛みを取り除くには神経を抜く治療をするケースがあり、将来的に歯が脆
くなったり、歯が折れたりするリスクが高まります。
矯正歯科が向いている人
矯正治療が向いている人は、
・じっくり歯並びを整える時間がとれる方
・噛み合わせが悪い方
・歯を削りたくない方
・長期間にわたり通院が可能な方
です。
美容歯科が向いている人
美容歯科が向いている人は、
・歯を白くしたい人
・短期間でお口元をきれいにしたい人
です。
まとめ
歯並びが悪いときに「矯正歯科」と「美容歯科」という2種類の治療があることがわかり
ましたね。
どちらにもメリットとデメリットがあり、治療の進め方にも違いがあります。
健康な歯を1本でも多く残し、見た目はもちろん噛み合わせをじっくり整えたい方は矯正
歯科にご相談にお越しください。
矯正歯科では、患者様の歯並びやライフスタイルに合わせた治療計画や矯正装置をご提案
いたします。当院の無料カウンセリングのご予約はこちら↓
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