投稿日:2021/11/23

MFTって?

 

こんにちは。

 

東京八重洲キュア矯正歯科です。

 

今日は筋機能療法(MFT)についてお話します。

MFTとは

歯並びや噛み合わせ、顎の骨格というのは、お口の周囲の筋肉がいかに機能するかで変わってきます。つまり、口の周りの筋肉がきちんと機能しなければ不正咬合(歯並びや噛み合わせの悪い状態)を引き起こし、お顔の形にまで影響を及ぼしてくる可能性があります。

矯正治療で歯並びを整えることはできますが、筋肉がきちんと機能していないままだと、また歯並びが崩れてしまうことになりかねません。口の周囲の筋肉を正常に機能させる訓練である「筋機能療法」は、矯正治療を成功させるために欠かせない大事なステップの一つなのです。

具体的には、食べる(咀嚼)、飲む(嚥下)、発音、呼吸、舌の位置、口唇の位置などの改善を目的とした各種トレーニングを行うことです。

 

MFTの目的

筋機能療法の目的は、口の周りの筋肉のバランスを整え、健全な歯並びや嚙み合わせ、骨格を作り、それを維持していくことです。

お口の周りの筋肉は、具体的には笑った時などに使う口輪筋、頬筋、食べ物を飲み込むときに使う上咽頭収縮筋、舌筋などです。

筋機能療法を行う事で矯正治療がスムーズに進むようになることのほか、横顔がきれいになる効果も期待できます。また、矯正治療が終わった後に起こりがちな後戻りの防止にもなります。

 

歯並びが悪くなる癖や習慣

指しゃぶり

指しゃぶりは、指で上下の咬み合わせを悪くする状態になるほか、上の前歯を裏から押し続けることになるため、開咬や上顎前突を引き起こしやすくなります。

舌癖

常に舌で前歯を押し出したり、食べ物を飲み込むときに舌を出したりする癖を舌癖と言います。舌癖は前歯の歯並びに悪影響を及ぼします。

口呼吸

慢性的な鼻炎などで鼻がつまり口呼吸が習慣化すると、常に口が開いた状態になり、顔面の筋肉や骨格、咬み合わせに悪影響を及ぼします。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりが習慣化すると、歯や顎に過度な負担がかかり、歯並びの乱れや顎関節症を引き起こすことがあります。

片噛み

食べ物を噛む歯が片方に偏っていると、顔の歪みや変形を引き起こすことがあります。

爪噛み・唇噛み

爪や唇を咬む癖は、歯や歯ぐきに大きな負担になります。不自然な顎の動きが習慣化して、顎関節に悪影響を及ぼします。

頬杖

頬杖は、人間の身体の中でももっとも重い頭部を顎で支える行為。重みが一点に集中することで、顎が変形してしまうことがあります。

うつ伏せ寝

うつ伏せや横向きの状態で寝ていると、顎の骨に負担がかかります。長時間の睡眠となるとその影響は少なくありません。

早食い・丸のみ

よく噛むことは、顎の正常な発達に大きな役割を果たします。しかし、やわらかい食品が多くなったことで、よく噛む習慣は薄れつつあります。顎の成長のためにもよく噛むことが重要です。

 

トレーニングの方法

筋機能療法には様々なトレーニングの種類がありますが、今回はお家でできる簡単なトレーニング法をご紹介します。

 

舌の形を変える

舌を平らにしたり、とがらせたりします。

唇をなぞる

口を開けて、舌の先でゆっくりと上唇をなぞります。

ガラガラうがいをする

上を向いて口を大きく開け、ガラガラうがいをして止めます。

あいうべ体操

「あ」あーと口を大きく開けましょう 「い」いーと口を横に大きく広げましょう 「う」うーと口を出来るだけすぼめましょう 「べ」べーと舌をアッカンベーと大きく下に伸ばしましょう。

 

簡単にできる訓練なので、気になる方はぜひ試してみてください。

 

歯並びが気になる方、嚙み合わせが気になる方、矯正治療をしていたけど後戻りしてしまった方など

当院無料カウンセリングを設けておりますので是非一度お越しください!