投稿日:2021/09/18

部分矯正でも治るのか

こんにちは。

東京八重洲キュア矯正歯科です。

東京 歯医者 受付

歯列矯正には『全体矯正』と『部分矯正』という方法があることをご存じでしょうか?

一般的に矯正するというと、全体的に装置をつけて歯並びを整えるイメージがあると思います。

しかし部分矯正は装置を部分的に装着して行うもので、全体矯正に比べて治療期間や費用が抑えられるケースが多い矯正方法です。

そのため「部分矯正ができるならしたい」とご相談にいらっしゃる方も少なくありません。

今回は、部分矯正や適応できるケースなどについて詳しくお話していきますので、ご興味のある方はぜひ参考にしてください。

 

部分矯正とは

部分矯正とは、気になるところの一部分だけを歯列矯正することです。

見た目を重視する方に向いていて、前歯の歯のズレなど「部分的に見た目を改善したい」という場合に多く行われます。

ただし、大きく歯並びが乱れているようなケースや噛み合わせの改善も必要とするケースでは適応できません。

部分矯正のメリット・デメリット

部分矯正を行うメリット・デメリットは、次の通りです。
メリット
・全体矯正に比べて治療期間が短い
範囲が少なくなるため、治療期間も短くなる傾向があります。
・費用が抑えられる
装置をつける範囲が狭く、また歯を動かす期間も短いため、ほとんどのケースでは費用も抑えられます。
・気になる部分だけ治療できる
全体に装置をつけることなく、前歯のズレなど気になる部分だけの改善を図ることが可能です。
デメリット
・噛み合わせは整えられない
噛み合わせを整えるためには、全体の歯に装置をつける必要があります。

そのため、部分矯正では噛み合わせを整えることはできません。
・適応できるケースが限られている
部分的であれば、どのような歯並びでも整えられるわけでありません。

行うためには条件があり、それをクリアできない場合には適応外となります。

・後戻りしやすい
『後戻り』とは、動かした歯が元の位置に戻ってきてしまうことです。
部分的な矯正では歯並びしか整えられないため、噛み合わせのズレなどから後戻りしやすいとされています。
このように、部分矯正は期間や費用などの負担が少なくなる傾向が高いため、魅力を感じる患者様は少なくないでしょう。
しかし上記でお伝えした通り、メリットだけでなくデメリットもあります。

もし治療をする場合には、その点を十分に理解した上で始めることが大切です。

どんな歯並びでも部分矯正できる?

先ほどデメリットの1つとしてあげたように、部分矯正ができるケースは限られています。
具体的には、以下のような条件に当てはまる場合に適応となります。
・歯並びの乱れが軽度である
・軽度の出っ歯がある
・歯と歯の間に少し隙間があって気になる
・前歯1本だけがズレているのを治したい
・過去に矯正治療をしたが、後戻りしてしまった部分がある
上記のような場合には、部分的な矯正で改善が見込める可能性が高いでしょう。
いずれも、軽度であったり範囲が部分的であることがポイントです。

部分矯正が難しいと思われるケース

患者様のご希望や歯並びの状態により、適した治療方法は異なりますが、基本的に以下のような場合は適応外となります。

・骨格的な問題がある場合
著しい出っ歯や受け口など骨格的に問題がある場合には、部分矯正はもちろん矯正治療だけでの改善は難しくなります。
外科手術と組み合わせた『外科矯正』が必要となる可能性があるでしょう。

・歯並びの乱れが大きい場合
歯の並び方が大きくガタガタしているケースは、全体的に装置をつけて整えることになります。

・矯正治療をする範囲が広い場合
気になる部分が1~2本であれば部分的な矯正でも改善が見込めますが、何ヵ所もあるような場合は難しくなります。

・噛み合わせを整える必要がある場合

歯並びだけではなく、噛み合わせも乱れている方も適応外です。

見た目だけを整えても、そもそも噛むことができなければ歯の役目を果たせないからです。
歯の機能を回復させるためには、噛み合わせも整えなければなりません。

・抜歯が必要な場合
顎が小さいなどで歯を並べるスペースが足りない場合は、抜歯が必要となります。

抜歯した部分には歯1本分の隙間ができることになりますが、この隙間は部分的な矯正では埋めることができません。

そのため、抜歯するケースでは全体矯正を行う必要があります。

部分矯正の種類は?

部分矯正を行う際の治療方法は、基本的に全体矯正と同じです。

次の3つの種類から、患者様のご希望やお口の状態に合った方法を選択することになります。

①ワイヤー矯正
歯の表側にブラケットという装置を直接装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かしていきます。

歯科医師が力のかけ方の微調整などをしやすいというメリットもありますが、治療中の見た目が気になってしまう方が多いです。
以前は金属の装置を用いるのが一般的でしたが、現在ではセラミックやレジンなど歯の色に近く目立たないように配慮された装置を取り扱っている歯科医院もたくさんあります。
装置をつけていることはわかりますが、歯と同じような色味のため、金属製の装置のような見た目の違和感は少なくなるでしょう。

②裏側矯正(舌側矯正)
ワイヤー矯正の装置を「歯の裏側につけて行う矯正」というイメージをすると分かりやすいと思います。

装置が裏側にあり見えにくいため、表側矯正に抵抗がある方でも気になりにくい治療方法です。
ただし、装置が舌の動きを邪魔するため滑舌が悪くなるなどのデメリットもあります。
また表側矯正よりも歯科医師の技術や経験が求められるため、治療可能な医院が限られてしまいます。

通院できる範囲に裏側矯正を行っている医院があるかどうか、まずリサーチしてみましょう。

③マウスピース型矯正
取り外しが可能な透明のマウスピースを用いる方法です。マウスピースは、前歯だけの治療だからといって前歯だけに装着するわけではありません。

気になっている部分が一部だったとしても、全体的に装着することになります。
装置は食事や歯磨きの時には取り外す必要がありますが、それ以外の時間は基本的につけた状態を保っていただきます。

ご自分で手軽に外せてしまうため、歯科医師の指示を守って装着できるかどうかが非常に大切なポイントです。

きちんと自己管理ができず、決められた時間を守ってつけられない場合には、歯が予定通りに動かなくなってしまいます。

そのため、自己管理がとても重要な治療方法だといえるでしょう。

部分的に歯並びが気になるなら当院のカウンセリングをご利用ください

今回は、部分矯正や適応できるケースなどについてお話しました。
部分的に矯正治療をすることは、一見「期間が短く、費用も抑えられる」といったメリットばかりある印象を受けられるかもしれません。

しかし適応できるケースが限られたり、噛み合わせの改善ができないというデメリットもある治療方法です。
部分矯正をお考えの際には、今回お伝えしたデメリットも含めて十分検討することが大切だといえるでしょう。
東京八重洲キュア矯正歯科は、歯列矯正に特化している歯科医院です。『ワイヤー矯正』や
『マウスピース型矯正』はもちろん『裏側矯正(舌側矯正)』もご提供しています。
デジタルシステムや設備なども取り入れており、患者様のご負担をできるだけ減らしながら美しい口元を手に入れられるようにお手伝いすることが可能です。
また歯並びだけではなく「噛む」という歯の機能を回復させつつ、顔立ちや輪郭などまで配慮した治療を心がけておりますので、お悩みのある方はぜひ一度ご相談にいらしていただけたらと思います。

東京 矯正 歯並び

カウンセリングのご予約は随時承っておりますので、どうぞ気軽にお問い合わせください。

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