投稿日:2024/06/04

出っ歯が起こす弊害とは?

出っ歯の見た目が気になり矯正治療をするか迷っている方も多いかと思いま
す。
見た目の他に出っ歯にはどのような弊害があるのでしょう?
今回は出っ歯であることで起こる悪影響についてお話します。
出っ歯を治すことでのメリットや治療方法についても解説していきますので
、出っ歯で矯正治療を考えている方はぜひ最後までご覧下さい。

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<出っ歯ってどんな状態?>

出っ歯は上顎前突(じょうがくぜんとつ)やオーバージェットとも呼ばれて
います。
上の歯は下の歯を覆うように前に出ていますが、下の歯より前に3ミリ以上
歯が出ているようであれば出っ歯になります。
出っ歯の度合いは個人差があり、5ミリ前に出ている人もいれば10ミリ出
ている人もいて、どのくらい突出しているかでより出っ歯の印象が強くなり
ます。

 

<出っ歯で起こる悪影響10個!>

出っ歯を放置しておくとどのような悪影響があるのでしょうか?
出っ歯は健康にも影響を与えるのでそのままにしておくにはリスクがありま
す。
どのような影響が及ぶのかご説明していきます。

【1.出っ歯が強調された顔立ち】

出っ歯の人は正面・横顔と顔立ちに前突感あります。
前歯が強調された顔立ちが悩みで気にしている人も多いです。

【2.コンプレックス】

前歯が飛び出た見た目の印象に悩んでいる人がほとんどです。
矯正治療をする理由としても顔の印象を変えたいという希望がトップにあげ
られます。

 

【3.ガミースマイルになる】

前歯が飛び出ていることで上唇がめくれてしまい、笑った時に歯ぐきが広範
囲に見えてしまいます。
このような状態をガミースマイルと言いますが、美しいとされる笑顔からは
遠い印象です。
笑うことをためらってしまったり、口元を手で隠して話したり、コミュニケ
ーションが消極的になるなどの心理的な影響も出てきます。

【4.唇や口の中が乾く】

出っ歯では上下の唇が閉じにくい傾向があるので、口の中が乾きやすくなり
ます。
口呼吸になっている人も多く、この場合には更にお口や唇の乾燥が進んでし
まいます。

【5.荒れやすい】

口が閉じにくい出っ歯は口の中が乾燥しやすいため、その影響で唇や口の中
も荒れやすくなります。
唇が常に乾燥していて皮がむけていたり、口角炎ができやすい人もいます。

【6.歯肉炎になりやすい】

口の閉じにくさに口呼吸も合わさると、唾液が蒸発してしまって口の中の乾
燥化が更に進み歯ぐきが荒れやすくなります。
歯ぐきが赤く腫れていたり、歯磨きのときに出血しやすいなど歯肉炎に見ら
れる症状が出てくることもあります。

【7.前歯で物を噛みにくい】

前歯は上下の歯で物を噛みちぎる役割がありますが、出っ歯の度合いがひど
いと上下の歯が噛み合いません。
噛みちぎるという作業ができないので、麺類やスルメ、噛みごたえのある食
材は特に食べにくさを感じることでしょう。

【8.胃腸に負担がかかる】

前歯を使って食べ物を噛みちぎることができないと、奥歯で小さくすり潰す
ことになります。

飲み込みやすい大きさにするために食事に時間がかかったり、奥歯への役割
分担が増えることになるので負荷もかかるようになります。
また、十分に噛み潰すことができないと胃や腸の消化器官にも負担をかける
ことにつながります。

 

【9.着色が付きやすい】

唇が閉じにくく前歯がむき出しの状態だと乾燥して茶渋汚れなどが付きやす
くなります。
特に上の前歯は目立つ位置にありますので、茶渋汚れも同時に目立つことに
なります。

【10.むし歯や歯周病のリスクが高まる】

出っ歯で口が閉じにくくなると唾液が蒸発してしまって口の中が乾燥状態に
なります。
唾液にはむし歯を防いだり、むし歯になる前に溶け出した歯の表面を治す効
果や細菌の増殖を抑える働きがありますが、乾燥した状態では唾液からのメ
リットが得られません。
そのため、正常な歯並びの人に比べてむし歯や歯周病にかかりやすくなりま
す。

 

<出っ歯を進行させないためにできることは?>

これ以上出っ歯を進行させないためには、何かできるでしょうか?
こちらでは出っ歯の進行を抑制するための方法を説明します。
逆に項目に当てはまる人は、出っ歯の原因になっているのでチェックしてみ
ましょう!
もし当てはまるものがあれば改善することをおすすめします。

【親知らずがある】
親知らずが横向きになっていると、生えようとする親知らずの力で前の歯が
押されてきて、前歯にしわ寄せがきてしまいます。
後ろの歯から押させた前歯は行き場をなくして、唇側に傾斜してしまい出っ
歯になります。
歯並びの悪化につながる親知らずがある方は抜歯を検討しましょう。

 

【舌癖(ぜつへき)】
舌のよくないクセのことを言います。
幼少期時代からやっている子も多く、ほとんどが無意識です。
舌を前に伸ばすクセがあり、押された力で前歯は次第に唇側に倒れてきて出
っ歯になります。
下の前歯も同様で舌で押すくせがある人は下の前歯が唇側に倒れてきます。
歯並びは唇側と舌側からの圧力バランスが保たれることでキレイに並んでい
ますが、舌癖がある人は舌で前歯を押す力が強いのでバランスが崩れて出っ
歯になってしまいます。
タイマーをかけて時間毎にチェックをしたり、目のつく位置に張り紙をして
無意識で行っていることへ気づくきっかけの回数を増やしましょう!

【咬唇癖(こうしんへき)】
唇と噛むクセのことを言います。
特に出っ歯になりやすいのは下唇を噛むくせがある人です。
噛む仕草をするときには前歯が突出するので、その動きが習慣化されると出
っ歯になりやすくなります。
また、上唇を噛むくせがある人は反対に受け口になります。
無意識でやっている場合には、タイマーをセットして気づくタイミングを増
やして防ぎましょう。
女性であればお気に入りのリップを塗るなどして審美的な理由から抑えるこ
ともできます。

【弄指癖(ろうしへき)】
指を噛むクセのことを言います。
赤ちゃんの指しゃぶりが歯並びが崩れる原因になるのは知られていますが、
大人になってもくせが抜けずに指や爪・鉛筆を噛んでしまう方がいます。
このような行為が頻繁に繰り返されると、上の前歯は唇側へ、下の歯は舌側
へ傾きやすくなり出っ歯ができあがります。
どのタイミングでくせが出ているのか把握することが改善の近道です。
仕事に集中した時や家事をしている時、何かイライラした時にくせが出るよ
うであればそのタイミングに意識しておくことができます。

ネイルをしてボロボロになる心理的な意識で防止したり、鉛筆に香水を付け
て噛んでしまった時に香りで気づくなどきっかけを与えることもできます。
クセがあっても工夫次第で改善することはできます。
すでに出っ歯になっている人でも、これ以上出っ歯を悪化させないためにも
自分でできることから始めてみましょう!

 

<出っ歯を矯正治療で治す方法は?>

根本的に出っ歯を治すには矯正治療が必要になります。
治療方法はワイヤー矯正とマウスピース矯正が一般的に行われています。
治療期間や費用についてはどのくらい歯並びが乱れているのかで変わってき
ますので、個々で差が出ます。
歯はキレイに並んでいて前歯の傾斜だけ気になるようでしたら治療期間も短
くてすみますが、出っ歯に加えて歯並びも凸凹としているようなら全体的な
矯正治療が必要になるので、治療期間も費用もかかってきます。
治療方法や期間・費用については個人差があるので、まずはカウンセリング
で自分の現状を知ることです!
矯正医に悩みや希望する治療方法についても話すことができます。
根本的な原因を改善する矯正治療では、たくさんのメリットが得られます!
出っ歯のコンプレックス解消やキレイな歯並び、容姿の印象までもガラッと
変えることができるメリットは大きいでしょう。
出っ歯で長年悩んできた方は、矯正治療も視野に入れて一度検討してみては
いかがでしょうか。

 

最後までご覧頂きありがとうございます。

ご不明な点がございましたらお気軽にカウンセリングへご来院ください。

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