投稿日:2024/03/12

○年後もおいしく食べる-8020運動

みなさん、こんにちは。
東京八重州キュア矯正歯科です!

「むし歯や歯周病になったら入れ歯にする」「いつかは入れ歯の生活になる」という考え
を持っている方も少なくありません。
しかし、人生100年時代といわれている長寿の生活をより豊かなものにするためには、歯
が大切です。
入れ歯やインプラントなどの人工物で補うことはできても、見た目や機能が天然の歯に勝
ることはありません。
今回は、いつまでもおいしく食べるためにできる8020運動とは何か、8020運動を達成する
ためにできること、達成するメリットなどを解説します。

 

 

8020運動とは?

まずは、8020運動の目的や8020になった理由を解説します。

いつまでもおいしく食べるための運動?

8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動とは、「80歳になっても自分の歯を20本保とう」と
いう運動のことです。
平成元年に厚生労働省と歯科医師会が提唱したもので、愛知県で行われた疫学調査の結果
などを踏まえて開始されました。
8020運動がはじまる前は、「自分の歯で一生食べよう」ということを多くの歯科医院など
で発信していました。
しかし、いつまでもおいしく自分の歯で食べられるように、シニアになっても健康に過ご
せるように、明確なゴールとして具体的に数値化する流れになったのです。

どうして20本なの?

それでは、どうして20本の歯を残すことが掲げられたのでしょう。
そもそも、大人の歯(永久歯)は全部で28本あります。(※親知らずを省く)
もちろん、80歳以上になっても28本残っていることが望ましいです。
しかし、むし歯や歯周病などのお口のトラブルにより歯を失うことで、おいしく食事を摂
ることが困難になることも。
「自分の歯で何でも食べられる」のが20本と科学的にわかったため、いつまでもおいしく
食べるための歯の本数を20本と決めたのです。
50代以上の男女を調査した結果、どの年齢層でも残っている歯が19本以下の場合と20本以
上の場合では、後者の方が倍近くよく噛めるとわかっています。
(出典:厚生労働省e-ヘルスネット_8020運動とは より)

 

80歳で20本の歯を保つためにできる4つのこと

ここからは、80歳で20本の歯を保つためにできる4つのことを解説します。

 

食習慣の見直し

歯を失うリスクのあるむし歯を避けるためには、むし歯になりにくいお口の環境に整える
ことが大切です。
むし歯の原因は、「細菌」「糖」「歯質」「時間」が関係します。
食べものに含まれている糖は、むし歯の細菌の大好物です。
むし歯の細菌が糖を分解する際に、酸を生成します。
その酸に歯が長時間さらされることで、歯に穴が開きむし歯になるのです。
そのため、むし歯の原因となる「糖」と「時間」を食習慣で見直してみましょう。
甘いものばかりを好む方であれば、むし歯の細菌のエサとなる糖を多く摂取することにな
ります。
甘いものを食べないのはストレスになる方もいらっしゃいますので、量を減らすなど工夫
をしましょう。
また、甘いものを摂取したいときは、お菓子よりも果物の甘みを感じるのもおすすめです

さらに、だらだらとおやつを食べる「ダラダラ食べ」は、長時間にわたり歯を酸にさらす
リスクがありますので、時間を決めておやつや食事を摂りましょう。

歯磨きの習慣(セルフケア)

歯磨きは、毎食後にできるだけすみやかに行いましょう。
食事をすると、お口の中が酸性に傾くため歯が溶かされやすい状態です。
歯磨きをすることでお口の中をむし歯になりにくい環境に整えます。
また、歯に食べかすが付着して放置する時間が長いと、食べかすの中で細菌が増殖して「
歯垢」ができます。
歯垢の中には、むし歯はもちろん歯周病の細菌が存在し、トラブルを引き起こすリスクが
高まりますので、毎日の歯磨きでしっかり取り除きましょう。
特に、就寝中は唾液の分泌が低下する傾向にありますので、就寝前のセルフケアは念入り
に行うのが望ましいです。
歯ブラシだけの歯垢の清掃除去率は、約6割といわれております。
そのため、デンタルフロスや歯間ブラシなどを併用して歯垢の清掃除去率を8割以上にし
ましょう。

 

むし歯や歯周病を歯科医院で予防する(プロケア)

むし歯や歯周病は、治すのではなく予防するのが大切です。
むし歯や歯周病を早期に発見、予防するためにも、国家資格を持った歯科医師や歯科衛生
士に定期的に確認してもらいましょう。
むし歯や歯周病は、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。
そのため、セルフチェックだけでは発見できないこともあるのです。
知らないうちに症状が進行して、痛みが出たころには歯を抜かないといけないこともあり
ます。
定期検診は歯や歯ぐきの状態にもよりますが、3~4ヶ月に1回のペースで受けるのがおす

すめですよ。

歯並びを整える

じつは、歯を残すことと歯並びは深く関係しています。
歯並びが悪いと、歯に食べかすが詰まりやすく清掃がしにくい傾向にあり、むし歯や歯周
病のリスクが高まります。
また、悪い歯並びは噛み合わせが乱れていることが多く、一部の歯に大きな負担がかかっ
てしまい折れたり、割れたりするリスクもあります。
そして、噛み合わせが乱れていれば、満足に食事を摂ることも難しいですよね。
このようなリスクを避けて、おいしい食事を摂るためにも悪い歯並びは矯正治療で改善し
ましょう。
当院では、「表側矯正」「裏側矯正」「マウスピース型矯正」とライフスタイルにより装
置の種類を選択することが可能です。
よい歯並びは見た目だけではなく、歯を健康に保つことができますので、一度無料カウン
セリングにお越しください。

8020を達成するメリット

最後に、8020を達成するメリットを見てみましょう。

食事がおいしい

何年経ってもご自分の歯で食事ができます。
やわらかいものから硬いものまで何でも食べることができ、さまざまな食事を楽しめます
ね。
また、「噛む」刺激が顎に伝わり、満足感がアップするといわれています。
「噛むことは生きること」といっても過言ではないほど、自分の歯でしっかり噛めること
は大切なことなのです。

自分に自身が持てる

歯が20本以上ある方は、お口元にコンプレックスを抱えることも少なく自分に自身が持て
ます。
早期に歯を多く失って入れ歯を装着した場合、「恥ずかしい」と感じる方も少なくありま
せん。
お口元にコンプレックスを抱えると、人との関わりを避けるようになる方もいらっしゃり
、会話や笑顔が減る原因にも。
いつまでも美しい笑顔で自信を持って過ごすためにも、歯を多く残すことは大切ですね。

噛み合わせが整う

歯を1本失っただけでも、上下の噛み合わせのバランスは乱れます。
左右で噛む力も変化するため、噛み癖ができてしまうことも。
たとえば、右ばかりで噛むようになると、右の顎が疲労したり、右の顎の筋肉が発達して
エラが張ったりするリスクがあります。
歯を多く残すことはもちろん、噛み合わせも大切にしたい方は矯正治療で整えておきまし

ょう。

全身の健康を保つ

歯の本数が減りやわらかいものしか食べられなくなると、栄養に偏りがでる可能性があり
ます。
歯が19本以下の方は、満足にご自分の歯で何でも食べることができないばかりか、全身の
健康にも悪影響を及ぼすリスクがあるのです。
また、歯の本数が減り上下の噛み合わせが安定しなくなると、しっかり噛みしめることが
できません。
その結果、重い荷物を持つときや立ち上がるときなど、上下の歯を噛みしめられないため
、グッと全身に力を入れにくくなるのです。
歯の本数が減ると、身体のバランスが崩れる原因にもなり、腰痛や肩こり、めまいなどさ
まざまな身体の不調につながる恐れがあります。

 

その他ご不明な点がございましたら、いつでもご相談にお越しくださいませ。

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