投稿日:2024/03/19

チンキャップは大人の受け口も治せるの?

こんにちは!東京八重洲キュア矯正歯科でございます!
皆さんはチンキャップという矯正装置を知っていますか?
一般的におこなわれている歯科矯正には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正があり
ますが、その他にも様々な矯正装置があるんです。
その中に、受け口を治すために使うチンキャップという装置があります。
今回は「チンキャップで大人の受け口を治療することはできるのか?」「どのよう
な装置なのか?」「大人の受け口を治すための効果的な方法」について詳しくご説
明していきます。
受け口の矯正治療を検討されていた方にとっても有益な情報になるかと思いますの
で、ぜひ最後までご覧ください。

 

東京 八重洲 矯正

 

<チンキャップってなに?>

「チンキャップ」とは、顎に固定するチンキャップと頭に固定するヘッドキャップ
の2つをゴムバンドで繋げた、下あごの成長を抑制する矯正装置です。
ゴムバンド部分の調整をすると、チンキャップに力が加わって下あごがヘッドキャ
ップ側へぐっと引っ張られるので、下あごの成長が抑制される仕組みになっていま
す。

 

<チンキャップが有効な適応年齢はいくつまで?>

チンキャップには適応年齢があり、9〜15歳頃のお子様に有効とされています。
下あごの成長がもっとも進む、中学生ごろに使うのが効果的です。
下あごが前方に成長することを抑えるための装置なので、あごの成長が完了してい
る年齢で使用しても効果がありませんので、大人の受け口の矯正治療には適しては
いません。

 

<チンキャップのメリットとデメリットは何?>

【メリット】
・着脱が自由にできる。
・お子様一人でも自分で取り外しが可能。
・改善効果が大きい。

【デメリット】
・装置が目立つ。
・下あごの成長期間にチンキャップの使用をやめてしまうと後戻りしてしまう。
・長期間(数ヶ月〜1年ほど)に渡ってチンキャップの使用をしないといけない。
・1日に12時間ほどの装着時間が必要なので睡眠中にも付けてもらう必要がある

・装着時間が足りていないと効果が出ない。
・長期間、長時間の装着がお子様には負担やストレスになる。
・チンキャプの装着によって、顎関節に負担がかかり痛みが出るケースやヒフのか
ぶれなどの報告もされている。
・最近では、取り扱っていない歯科クリニックもある。

 

<大人の受け口の矯正治療法は?>

チンキャップが大人の受け口には適していないことがお分かり頂けたかと思います

それでは、大人の受け口はどのように治療したらよいのでしょう?
あごの成長が終わり、成人になってから受け口を治療するときの矯正治療方法は2
つあります。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正など一般的におこなわれている矯正治療と、この
方法にプラスして外科的な治療を含めておこなう矯正治療法です。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正は2〜3年程の治療期間がかかりますが、外科的
な治療が必要になった場合には、手術期間も増えるので更に矯正期間としては伸び
ます。
ですが、受け口の改善効果は高く得られる実感も大きいでしょう!
受け口の原因によって効果的な治療法が異なりますので、自分の状態がわからない
方は矯正医に相談してみましょう。

 

<歯が原因の受け口を治療する方法は?>

受け口の原因が歯の並びや歯の傾きにある場合には、歯並びを整えるための矯正治
療をすることで受け口を改善させることができます。

【ワイヤー矯正】

歯にブラケットと呼ばれる装置をつけてワイヤーを固定させます。
ワイヤー矯正は自分で固定を外したりすることはできませんので、毎月の来院ごと
に矯正医に調整をしてもらいます。
矯正はゆっくりと歯を動かしますが、矯正装置をつけてから半日後くらいに少しづ
つ痛みが出てきます。
頬の粘膜にブラケットがあたって口内炎などもできやすくなりますが、1週間もす
れば慣れてきますのでご安心下さい。
歯を動かした時の痛みを感じやすい方には、痛み止めを処方することもできますし
、口内炎用の塗り薬やブラケットがあたって痛いときには保護カバーをお渡しする
こともできます。

【マウスピース矯正】
自分専用の歯型に合わせたマウスピースを装着して少しずつ歯を動かしていきます

歯が動くときに痛みを感じたり、最初はマウスピースに違和感を感じることが多い
ですが、ワイヤー矯正同様に慣れてくるので安心して下さい。
自分で取り外しができるので、基本的には飲食時には外してもらうことになります

1日20時間以上の装着が推奨されているので、矯正医の指示に従ってマウスピー
スをはめて頂きます。

【ハイブリッド矯正】
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2つの方法を合わせて矯正治療を進めていきま
す。
最初にワイヤー矯正で大きな歯並びのズレや傾きを治して、大部分が改善されたら
最終的な調整をマウスピースでおこなっていきます。
ハイブリッド矯正をすることで、ワイヤー矯正のブラケットの違和感や見た目を気
にする期間を短縮することができます。

 

<骨格が原因の受け口を治療する方法は?>

受け口になる原因があごの骨(骨格)に問題があるケースでは、外科手術が効果的
です。
下あごの成長が大きくなりすぎたり、逆に上あごの成長が小さく上下でアンバラン
スになってしまった結果、受け口になることもあります。

このように、あごの骨に原因がある場合には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正な
ど歯並びを整える矯正治療をしてもあまり効果がありません。
受け口の治療を最大限発揮させるには、あごの骨を切る外科的な治療を含めた矯正
治療がもっとも改善効果があります。

【下顎骨切り術(セットバック法)】

真ん中から数えて4番目の歯を左右とも下の歯のみ抜き、(上の歯は抜きません)
抜いた歯の部分のあごの骨を縦に切ります。
前方と後方のあごの骨との間にできた隙間を閉じるように、前歯部分のあごの骨を
後ろにグッと引いて、後方のあごの骨とプレートで固定します。
全身麻酔をしておこないますので、手術中の痛みはまったくありません。
入院の必要もなく、処置はお口の中からするので、傷口が目立つ・・なんて心配も
いりません。
骨格性の受け口で悩まれている方だけでなく、歯列矯正のみでは満足いく結果が得
られなかったり、Eラインをキレイに整えたい方にも向いている治療方法です。
手術時間は2時間ほどでダウンタイムも2週間ほどと言われています。

【下顎枝矢状分割術】

左右の下あごの骨を奥歯の後ろから下方へ斜めに切って、外側と内側の2枚に分割し
ます。
外側の骨を後方に下げて、内側の下あごの骨とプレートで固定します。
2週間ほどの入院が必要になり、この期間中はあごを動かすことができないので、
食事は流動食になり会話など生活に支障が出てきます。
治療期間が必要な手術になるので、時間の確保をしてもらうことになります。
この方法は、分割させた骨を自由に移動させやすいので、受け口の治療だけでなく
たくさんの顎変形症にも効果がある治療方法です。

 

【下顎枝垂直骨切術】

下顎枝矢状分割術と方法は同じですが、下あごの移動量が多いケースや顎関節症、
下あごの神経が浅いところに位置している方に適した方法です。
骨をプレートで固定はしないので、顎関節の負担は少ないですが、術後はゴムで1
ヶ月ほど顎間固定をして噛み合わせを安定させる期間になります。

チンキャップには適応年齢があることがお分かり頂けたかと思います。

また、大人になってからの受け口の治療方法も様々で、歯列矯正で治るのか外科治
療も必要になるのかは、原因によって治療方法が異なることも解説しました。

 

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