投稿日:2024/02/27

軟らかい物ばかりを食べて歯並びが悪くなるのは間違い?

皆さんこんにちは!✨

東京八重洲キュア矯正歯科です🦷

本日も当院のブログをご覧いただきありがとうございます💓

 

 

 

 

さて今回は【軟らかい物ばかりを食べて歯並びが悪くなるのは間違い?】についてお話しさせていただきます!

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歯並びを悪くする原因はたくさんありますが、その中の一つに軟らかい食べ物の取り過ぎがあります。

柔らかい食べ物は、硬く食べ噛みごたえのある食べ物に比べて、噛む回数が少なくなります。

噛む回数が少ないことが原因で歯並びが崩れたり、噛み合わせが悪くなると言われてきていました。

みなさんも、ハンバーガーやポテトなどのファーストフードや、プリンやシュークリームなどの洋菓子や菓子パンなどを食べる機会も多いのではないでしょうか?

しかし、歯並びを悪くする原因は軟らかい食べ物ではない。という研究データも出てきましたので、みなさんにご紹介したいと思います。

 

<歯並びが悪くなる原因>

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歯並びが悪くなる原因は、歯の大きさと顎の大きさが合っていないことにあります。

顎の大きさが土地だとすると、その上に立つ家が大き過ぎて限られた土地に収まり切らなかった場合です。

家は土地をはみ出して立ったり、斜めに立つことになります。

このような状態を叢生(そうせい)といい、歯並びはデコボコとしてしまいます。

逆に土地に対して家が小さい場合は、土地が残り過ぎてしまいます。

このような状態を歯でいうと、すきっ歯になります。

 

<軟らかい食べ物の習慣化で顎が小さくなった?>

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現在、一般的に言われているのが、現代人に歯並びが悪い子供が増えたのは軟食化によって小さい頃に顎の発育が成長し切らなかったことが原因というものです。

軟らかい食事を子供の頃からしていることで、噛む回数も減り顎の成長もならず、歯の大きさに対して顎骨が小さく歯並びが乱れると言われてきました。

 

しかし、最近の研究では顎の骨が小さくなったとは言い切れず、原因は他にあるという意見も多く報告されるようになったのです。

東京大学大学院海部准教授の研究チームが咀嚼の回数と顎の形態変化の関係性を研究した結果から分かりました。

江戸時代では約1465回の咀嚼回数に対して、現代は約620回と半分以下の咀嚼回数に減っています。

しかし、下顎の骨の幅に変化は見られていないのです。

つまり、食べ物は昔に比べて軟食化して咀嚼回数も減っているのに、顎の骨は変化していないことから、叢生の原因は食べ物ではないのでは?と言う意見が多くなっています。

 

<永久歯が大きくなっているのが原因>

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最近では、昭和生まれの人よりも平成生まれの人の永久歯の方が大きいとの報告もあるようです。

顎の大きさは変わっていなくても、歯の大きさが以前と比べて大きくなっているのであれば、

綺麗に歯が並び切らずに叢生になってしまうのも納得がいきますよね。

 

<永久歯が生えてこない子が増えているのも原因>

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2011年に日本小児歯科学会が発表した調査結果では、先天性欠如の割合が約10%あると報告されています。

先天性欠如(せんてんせいけつじょ)とは、生まれつきにして大人の歯がない人のことを言います。

本来であれば、乳歯との入れ替わりで永久歯が生えてくるのですが、変わりの永久歯がない場合、乳歯が抜けてしまったあとの歯はありません。

そのため、空いたスペースに隣の歯が倒れてきて、歯並びを乱す原因になったり噛み合わせを悪くする原因をつくることになります。

このような人が10中1人はいることになるので割合としてはとても多いです。

 

<軟らかい食べ物を食べ続けると起きる6つのリスク>

 

軟らかい食べ物が顎の骨を小さくする原因にならないとしても、軟食化が進むことにデメリットはないのでしょうか?

歯並びだけでなく他の視点からのリスクも見てみましょう。

 

【1】容姿の衰えが進む

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顔には表情筋と言って色々な筋肉があります。

もちろん噛む時に使う筋肉もあります。

私たちは、咀嚼をするときに細かく顔の筋肉を使って食事をしています。

それでは噛む回数が落ちるとどうなるでしょう?

表情筋が衰えれば年齢に関係なく顔の肉もたるみ、顔にしまりがなく、二重顎やほうれい線も出てきて老けた印象になります。

筋力があることで肌のハリがあり若々しく見えるのです。

 

【2】むし歯と歯周病のリスクが増える

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菓子パンや麺類など軟らかい食べ物はベッタリとしている物が多いため、歯にくっつきやすいです。

すぐに歯磨きができる環境であれば良いですが、そうでない場合は、細菌の繁殖に繋がり同時にむし歯になるリスクも高めてしまいます。

 

【3】口臭につながる

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噛むことによって唾が出てきて口の中が潤います。

しかし、軟らかい食べ物では噛む回数が減りますので、唾が出る量も硬い食べ物に比べると減ります。

このような状態になると口の中に細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因をつくることになります。

また唾の量が減れば、むし歯と歯周病のリスクも同時に上げることになります。

 

【4】糖尿病のリスクを上げる

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ご飯やうどん、カレーライスのように軟らかい食事は高GIで糖質が高いものになります。

あまりよく噛まずに飲み込むため、早食い、大食いになりがちです。

このような状態が続くと、将来的には糖尿病を招く原因になります。

 

【5】肥満になり太りやすい体になる

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軟らかい食べ物は早食い、大食いになり、また高GIの物が多いことから満腹になるまで時間がかかります。

それにより太りやすい体へとなってしまいます。

また大人の方であれば、メタボリックシンドロームの心配も出てくるでしょう。

 

【6】顎関節症を起こしやすくなる

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噛む筋肉が鍛えられないと顎の周りの筋肉の痛みや、顎の関節の痛みにつながるケースがあります。

顎関節症は、頭痛や肩こり背中の痛みから腰痛へと全身への影響とつながっていきます。

 

<よく噛むことで得られる7つのメリット>

 

【1】肥満の防止

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よく噛むことで満腹中枢が刺激されて、食べ過ぎを防いでくれる効果があります。

食べ始めて20分くらいで満腹中枢が作用してきますので、よく噛んでゆっくりと食事をするのがおすすめです。

 

【2】美味しく味わえる

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よく噛んで食べると味の細胞が刺激されて、素材本来の味がよく分かるようになります。

 

【3】言葉の発音がはっきりする

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口周りの筋肉が鍛えられることによって滑舌がよくなり、言葉がはっきりと発音できるようになります。

また表情筋も鍛えられますので表情も豊かに表現できるようになるでしょう。

 

【4】脳が発達する

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噛むことで脳の血流が良くなり脳細胞が刺激され活発に動くようになります。

子供は学力の向上につながり、高齢者は認知症の予防効果が期待できます。

 

【5】むし歯や歯周病のリスクを下げてくれる

たくさん噛むことで唾もたくさん出てきます。

唾にはお口の中を洗い流す自浄作用、酸を中和する緩衝作用、細菌と戦う抗菌作用、酸に溶かされた歯を修復する再石灰化作用などの働きがありますので、歯の健康を助けてくれます。

 

【6】がんの予防につながる

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唾には様々な酵素が含まれています。

この中には、発がん物質の発がん作用を消してくれる働きがあります。

 

【7】胃腸の働きを助けてくれる

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よく噛むと、たくさんの唾が出て、唾に含まれる酵素の働きによって胃腸の消化を助けてくれます。

 

 

色々な研究がありどれが良い!とは一概には言い切れません。

しかし、食事は私たち全員が毎日欠かさずする大切な習慣です。

この習慣を良くするか悪くするかは私たち次第です。

軟らかい食事、硬い食事に偏らずバランスをみて美味しく楽しく食事を楽しめるのがベストではないでしょうか。

この記事が少しでも食生活の参考になりましたら嬉しいです。

 

当院無料カウンセリングを随時行っておりますので歯科矯正に少しでもご興味がありましたらお気軽にご相談ください😃

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