投稿日:2023.4.11
受け口が頭痛を引き起こすことがある?
皆さんこんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科です😊
頭痛は気圧の変化やホルモンバランスの乱れ、ストレスなど様々なことが原因で起こる症
状ですが、その中に受け口をはじめとする不正咬合が原因で生じることがあるのをご存知
でしょうか?
発症の原因が不明であることも多い頭痛ですが、今回は受け口に関する頭痛について解説
させていただきます。
受け口とは
受け口とは、下の歯が上の歯よりも前に出ている歯並びのことを言います。下顎前突、ま
たは反対咬合とも呼ばれ、出っ歯に並ぶ不正咬合の一つです。
受け口はの原因には遺伝や口呼吸、下顎の偏位な度があり、舌の大きさや呼吸方法などか
ら欧米よりもアジア人に発症しやすいとされています。
受け口は頭痛を引き起こす?
日本にも多い受け口ですが、実はこれが頭痛の原因となることも珍しいことではありませ
ん😲!
受け口は、その歯並びからほとんどの場合噛み合わせに異常生じています。例えば、奥歯
でしっかりと噛めてない、本来噛み合うはずの歯と接触していないなど、このように噛み
合わせに異常があることで起こるのが「筋肉の過緊張」です。
通常であれば力を入れないで食べられるものも、噛み合わせに異常がある方は過度に力を
入れて噛む必要があります。これにより、顎周りの筋肉が緊張した状態になり、顎の筋肉
に繋がる首や肩の筋肉まで緊張を起こし、やがては頭痛に繋がるのです😢
受け口の方に起こる、全ての頭痛が噛み合わせからくるものではありませんが、その可能
性はゼロではありません。
頭痛以外にこんな症状も
頭痛以外にも、受け口の噛み合わせの悪さにより以下の症状が現れることがあります。
●顎関節症
顎関節症は、顎関節に過度な力が加わることによって起きる、顎関節の異常です。多くは
受け口のような悪い噛み合わせに加え、ストレスや歯ぎしり、片側だけでものを食べる習
慣が積み重なることで発症します。
顎関節症は、「口が開けにくい」「顎を動かすときにカクッと音がする」などの症状があ
り、痛みが強いときには日常生活にも支障をきたすこともある疾患です。
●肩こり
顎の筋肉は、肩や首の筋肉と繋がっています。先ほどもご説明した通り、顎周りの筋肉が
過緊張を起こすと、それに関連して肩や首の筋肉にも強い負荷と緊張が生じ、肩こりや首
の違和感が症状として現れるのです💦
デスクワークなどの肩こりは日々のストレッチ等で改善することができますが、受け口の
ように噛み合わせが悪いことから起こっている場合には、噛み合わせを正さない限り大き
な改善は望めません😢
●耳のつまり
飛行機や高層ビルのエレベーターなどで高度に上昇したとき、耳が詰まった経験はありま
せんか?この症状は、喉にある耳管咽頭口と呼ばれるものが、耳の内圧を調整するために
開閉を行うことで生じる症状です。
これを調整している三叉神経は、噛みしめる際の筋肉を収縮させている神経です。うまく
噛めずに食いしばりの癖がついてしまうと、これと連動して調整する必要がなくても耳の
つまりが起こってしまうこともあり得ます。
🌟まとめ🌟
受け口をはじめとする歯並びや噛み合わせが悪いことで、頭痛だけでなく全身の不調に繋
がることは珍しいことではありません。
今回お話した全ての症状が、歯並びによって起こっているということでは決してありませ
ん。しかし、万が一受け口などの不正咬合が原因で体の不調が起こっている場合には、噛
み合わせを正常にする矯正治療が必要になります。
受け口で歯並びが気になる方、噛み合わせが悪く頭痛や肩こりの症状がある方は、見た目
だけではなく噛み合わせを考えた矯正治療を提供する、当院までお気軽にご相談ください
😊