投稿日:2024.11.26
すきっ歯(空隙歯列)は矯正で治せるの?
皆様、こんにちは。
大久保ビルディング6階にある「東京八重州キュア矯正歯科」です。
「歯と歯の間に隙間があるのが気になる……」とすきっ歯(空隙歯列)でお悩みではあり
ませんか?
すきっ歯は悪い歯並び(不正咬合)のうちのひとつで、矯正治療で治すことができます。
今回は、すきっ歯の特徴や原因、矯正治療で治すメリット、矯正治療の方法を徹底解説し
ます。
目次
すきっ歯とは?
すきっ歯とは、すべての歯と歯の間に隙間が数mmある状態をいいます。
専門的にすきっ歯は空隙歯列と呼び、悪い歯並びのひとつとして分類します。
すきっ歯になると見た目が目立つため口元に自信が持てなくなる方も少なくありません。
また、すべての歯ではなく上の中心の前歯の間だけに隙間ができる「正中離開(せいちゅ
うりかい)」も空隙歯列の中のうちのひとつです。
一部の歯と歯の間に隙間ができている場合も、まずは矯正歯科に相談にお越しください。
すきっ歯の原因
すきっ歯になる原因は、以下が挙げられますので詳しくみてみましょう。
遺伝
歯と歯の間に隙間があく原因のひとつは、遺伝です。
両親がすきっ歯であれば、お子様も2割くらいの確率ですきっ歯になる可能があります。
すきっ歯になる理由としては、
・顎が大きすぎる
・歯が小さすぎる
などが挙げられ、歯や顎の大きさや形が遺伝することで結果的にすきっ歯になることが考
えられます。
歯の本数が少ない
歯と歯の間に隙間があるということは歯の本数が少なくてすべての歯が隣り合って並んで
いないことが理由として考えられます。
親知らずを省いて永久歯は28本あるのが一般的ですが、先天性欠如歯といって生まれつき
永久歯の本数が少ない方も中にはいらっしゃいます。
先天性欠如歯は、中心の前歯から数えて2番目や5番目に多いため、なかなか乳歯から永久
歯に生え変わらない方は一度歯科医院でレントゲンを撮影して診断してもらうとよいでし
ょう。
先天性欠如歯がある場合は、すきっ歯にならないように生えてこない永久歯の部分にある
乳歯を生涯大切に使う選択もできますので、早めに発見することが大切です。
過剰歯がある
歯の本数が少ないだけではなく、歯の本数が生まれつき多い「過剰歯」がある方は注意し
ましょう。
過剰歯が中心の前歯の間にある場合は、歯と歯を押してしまい正中離開になる原因となる
のです。
過剰歯は生えずに顎の骨の中に埋まっていることもありますので、中心の前歯に隙間があ
る方はレントゲンを撮り過剰歯がないか確認してもらいましょう。
治療では過剰歯を抜歯して進めさせていただきます。
歯が小さい
歯が平均よりも小さい場合は、すきっ歯になるリスクがあります。
たとえば、乳歯は永久歯より小さいためお子様のうちは、顎が成長するにつれて隙間が空
く場合もあります。
このようなすきっ歯であれば、永久歯に生え変わるまで様子を見てもよいことが多いです
。
反対に、お子様のころからぴっちり歯が並んでいると永久歯に生え変わったときに歯が大
きくなるためガタガタと重なりあうリスクがあるとわかります。
また、永久歯の大きさも個人差があるため歯が小さい方はすきっ歯になる傾向があります
よ。
上唇小帯が短い
上唇小帯とは、上の唇を指で持ち上げたときにある中心の前歯から歯ぐきに伸びる粘膜の
ヒダのことです。
この上唇小帯が短すぎたり、太すぎたりすると中心の前歯の間に隙間ができる傾向があり
ます。
お子様のうちに発見された場合で、正中離開のリスクがある方は上唇小帯をメスで切開す
る治療を行うこともあります。
歯周病
歯周病は細菌感染症のひとつで、進行すると歯ぐきの腫れや出血だけではなく顎の骨を溶
かす恐れのある病気です。
歯周病が進行して顎の骨が減ったことで歯並びが乱れてしまうこともあります。
歯ぎしり
歯ぎしりも歯や顎の骨にダメージを与えて減ってしまうリスクがあり、すきっ歯の原因と
なることがあります。
歯の早期喪失
乳歯や永久歯を早期に失うと、歯の本数が少なくなるためすきっ歯になります。
むし歯や歯周病などの病気がある方は、放置することなく早めに治療をして大切な歯を多
く残していきましょう。
口腔悪習癖
歯並びがよかったのに徐々に乱れてきた方は、歯並びを悪くする癖(口腔悪習癖)が原因
かもしれません。
指しゃぶりや爪噛み、唇を噛む、舌で前歯を押す癖がある方は、早めに改善しましょう。
すきっ歯は矯正治療で治せる?
すきっ歯は矯正治療で治せます。
当院では歯並びや骨格の状態を把握して、患者様にぴったりの治療計画をご提案させてい
ただきます。
すきっ歯を矯正治療で改善するメリット
すきっ歯は放置せずに矯正治療で改善することが大切です。
ここからは、矯正治療をするメリットをみていきましょう。
コンプレックスが改善される
すきっ歯は歯と歯の間に隙間ができている状態のため、見た目で歯並びが悪いとわかりや
すくコンプレックスを抱える方も多いでしょう。
歯並びを整えることで、口元に自信が持てることから性格が明るくなったと感じられる方
もいらっしゃいます。
しっかり噛める
矯正治療は審美的な面だけではなく「噛む」という機能を回復することもできます。
上下の噛み合わせが適切になり、前歯でしっかり食べものを噛みちぎったり、奥歯で食べ
ものをすりつぶしたりするのが容易になるでしょう。
滑舌がよくなる
歯と歯の間の隙間がなくなることで、口の中から空気が漏れ出しにくくなり滑舌がよくな
ります。
すきっ歯の方は、「サ行」「ラ行」「タ行」など舌を強く上顎に当てて発生する音が不明
瞭になりやすい傾向があります。
何度も話しを聞き返された経験がある方は、もしかすると悪い歯並びが原因かもしれませ
ん。
むし歯や歯周病の予防につながる
歯並びが整うと、歯と歯の間に食べかすが詰まりにくく、歯磨きがしやすくなるためお口
の中を清潔に保ちやすいです。
お口を清潔に保てると、むし歯や歯周病の病気はもちろん、口臭予防にもつながりますね
。
全身バランスが整う
すきっ歯を改善すると噛み合わせも整えることができます。
噛み合わせが整っているとグッと力を入れたときに、すべての歯に力が分散されて身体に
も力が入りやすくなります。
反対に、噛み合わせが乱れていると身体に力が入りにくく普段使わない筋肉や関節を酷使
してしまい、身体の不調が現れることもあるのです。
矯正治療で噛み合わせを整えることは、お口も身体も健康に保つことにつながります。
すきっ歯の矯正治療の方法
すきっ歯の矯正治療は、以下が挙げられます。
表側矯正
歯の表面にブラケットやワイヤーを貼り付けて歯並びを整えるポピュラーな方法です。
当院ではできるだけ目立ちにくいように白や透明のブラケットをご用意しております。
裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側にブラケットやワイヤーを貼り付けるため目立ちにく
いのが特徴です。
当院では裏側矯正を得意としており、歯とワイヤーの摩擦力がほとんどないセルフライゲ
ーションシステムのブラケットを採用しています。
これにより、違和感が少なく治療期間も通常の裏側矯正よりも短期間で終えられることが
可能です。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、取り外し式の透明の歯型のトレーを用いた治療方法です。
ご自分で歯に装着することで歯並びを整えるため自己管理が必要です。
目立ちにくい装置をお探しの方はお気軽にお声かけください。
外科手術
歯並びに問題がある場合は歯列矯正だけで改善できますが、骨格に問題がある場合は顎の
骨を削る外科手術を先に行っていただくケースがあります。
提携している医療機関で治療を受けていただけますので、まずは矯正歯科にご相談くださ
い。
すきっ歯は矯正治療で治せます!
今回は、すきっ歯の特徴や原因、治療方法を解説いたしました。
すきっ歯は悪い歯並びのひとつで矯正により改善ができるため、お一人で悩まずに矯正歯
科に相談しましょう。
カウンセリング時には、おおまかな治療計画や期間、費用などをお伝えすることも可能で
す。
お仕事帰りや部活帰りの方も通院しやすいよう平日は20時30まで診療を行っていますので
、ご都合のよい日にご予約ください。
当院の無料カウンセリングのご予約はこちら↓