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ブログ

投稿日:2024.8.9

受け口になるのは上顎と関係があるの?

みなさん、こんにちは。
東京八重洲キュア矯正歯科です。

受け口といえば下顎が前に突出しているため、下顎に問題がある気がしますよね。
確かに、下顎の成長の問題や下顎の歯並びの問題によって引き起こされますが、実は上顎
が原因で起こる受け口もあります。
歯並びや骨格は遺伝する可能性も考えられますが、幼少期からの行動で予防できることも
あります。
受け口になると見た目だけではなく、口腔内や全身へのデメリットが多いので予防や治療
を行いましょう。

1番重要なのは受け口の原因やデメリットを理解することです。
原因がわかれば予防にも繋がり、デメリットを理解していれば治療へと行動を移す原動力
になります。
軽度な場合はご自身が受け口だと気付かず生活している方もいるかと思いますので、これ
を機に受け口について理解していただけたらと思います。
是非参考にしてみてください。

 

八重洲 矯正 歯医者

受け口の原因

 

受け口とは本来の噛み合わせとは反対で、下顎が上顎よりも前に突出している状態で「反
対咬合」とも呼ばれています。
受け口には2種類の原因が存在します。

1)歯槽性反対咬合
歯並びに問題がある受け口です。
歯が生える位置がズレると、上下顎の噛み合わせもズレてしまい受け口になることがあり
ます。

2)骨格性反対咬合
骨格に問題がある受け口です。
歯並びに問題はないですが、上下顎の骨格のバランスが悪いことで受け口になってしまい

ます。
これらは遺伝の可能性もゼロではありませんが、幼少期からの癖や習慣により、顎が正し
く成長しなかったことでも受け口を引き起こすことがあります。
正しい成長を促してあげると受け口の予防に繋がるので、お子様がいる方はお子様の日常
生活の行動をチェックしてみて下さい。

上顎に原因がある受け口とは

 

受け口の印象は下顎に問題があると思われますが、上顎が原因で受け口になってしまうケ
ースもあります。
これは上記で説明した歯槽性反対咬合や骨格性反対咬合に該当します。
どちらの種類の受け口かにより、治療方法が異なりますので、まずは受け口の種類を確認
しましょう。

|歯槽性反対咬合

上顎前歯の位置異常
上顎の前歯が本来生えてくる位置より内側に生えてきた場合、下顎の前歯の方が前に出て
しまうと噛み合わせが反対になってしまい、受け口を引き起こしてしまいます。
この場合、上顎の歯の位置異常だけなので歯並びを整えると改善されます。
しかし根本的な原因は顎のスペース不足かもしれません。
永久歯は乳歯の2倍近くの大きさです。
そのため乳歯列の際に歯と歯の間に十分な隙間がない状態だと、生え変わり時に永久歯が
本来の歯列弓から乱れるように生えてきます。
十分なスペースが確保できていれば受け口だけではなく、歯並びが悪くなることを予防で
きます。
後から矯正治療をすれば改善しますが、お子様の負担や金銭面の負担も大きくなるので、
幼少期に顎をしっかり成長させて永久歯が生え揃うスペースを確保することが重要です。

 

|骨格性反対咬合

上顎の成長不足
上顎の歯が下顎の歯を覆っている状態が本来の顎のバランスですが、上顎の成長不足によ
り下顎より小さいと受け口を引き起こします。

現代人は柔らかい食べ物を好み噛む回数が少なく、顎の発達が促されないので顎が小さく
歯並びが悪い方が多くなってきています。
顎の成長が終わってからだと症状によっては手術の必要があるので、顎の成長段階で対処
すれば防ぐことができます。

 

受け口を防ぐ方法

 

受け口を防ぐには顎を正しく発達させることがポイントです。
上顎と下顎の成長はタイミングが異なり、まず上顎から成長していきます。
5歳ごろから成長し始め、10歳頃にはほとんど完成している状態です。
下顎は思春期の身長が伸びるタイミングでピークに発達するので、上顎がきちんと成長し
なければ下顎の成長にも影響を及ぼします。
しかし顎骨の成長を阻害する行動は日常生活にあり、習慣的に行っている癖や食生活によ
って差が生まれます。
そのためお子様の成長を見守り続けているだけでは、手遅れになってしまうことが多いの
で、顎骨の発達を促すように指導することが必要です。
以下のことに気を付ければ予防に繋がり、また、今後の健康のためにもなります。
一度生活習慣を見つめ直して、該当する点があれば改善していきましょう。

1)よく噛む
「噛む」ということは顎に刺激が加わり、顎の成長に繋がります。
顎骨は遺伝性があるので、よく噛むことを習慣付けると顎が正常に発達し、バランスよく
成長する可能性が高くなります。

上顎は10歳ごろには80%成長しているので、幼少期から歯ごたえのある物や噛む回数を積
極的に増やすことが有効です。
上顎が正しく成長すれば下顎も後から正常に成長するので、まずは上顎の成長を促すため
に、離乳食期から工夫が必要です。
離乳食を始めたての時期は唇や舌を上手く使えないことは当たり前ですが、離乳中期ごろ
になると上唇が閉じれる(捕食)ようになってきます。
この時期になるとスプーンをお口の中へ入れる与え方ではなく、下唇にスプーンをのせて

上唇が閉じたらスプーンを引き抜きます。
口の中へ無理矢理スプーンを入れて、上顎にすりつけるように斜め上に引き抜かないよう
に注意しましょう。

離乳食完了期になると上顎の前歯部が揃い、「噛む」ことができるようになっています。
前歯を使って噛むことはお口周りの筋肉の発達や、自分の一口がわかるようになるので、
つかみ食べを積極的に取り入れることが重要です。
また、よく噛むことは顎の発達だけではなく、このようなことにも影響を与えるので良い
事ばかりです。

・唾液の分泌が良くなるので虫歯や歯周病予防になる
・脳の働きが活発になり記憶力や集中力、反射神経などが良くなり、頭の回転が速くなる
・食べすぎを防ぎ肥満防止になる
・お口周りの筋肉が動くのでお顔のたるみやほうれい腺予防になる

 

2)悪習癖の改善
幼少期から無意識に行っていることがお口の発達に悪影響な習慣があります。
このような習慣が付かないように気をつけることや早期に改善することで、今後の顔貌が
変わってきます。
将来お子様が悩まないためにも、以下の習慣がある場合は早めの改善が必要です。

 

口呼吸

赤ちゃんの時は母乳や哺乳瓶でミルクを吸うため、全員が鼻で呼吸をしていました。
しかし鼻炎や扁桃炎など鼻呼吸が難しい場合や、お口周りの筋肉の低下で口がポカンと開
いてしまうと口呼吸になりやすいです。
鼻呼吸をすることで鼻に空気が入り、顔が前方へと成長するので鼻が高く顎のバランスが
とれた綺麗なお顔になります。
しかし一時的な口呼吸ではなく継続して行っていると、常に口が開いているため顎が下が
り顔が縦に成長します。
口呼吸は顎の発達以外にも、口腔内環境が悪くなり全身の健康にも悪影響です。
以下のことが症状として現れる可能性があるので、口呼吸にならないように気をつけてく
ださい。

・口腔内が乾燥し虫歯や歯周病になりやすくなる
・口臭がきつくなる
・風邪が引きやすくなる
・歯並びが悪くなる
・口腔周囲筋が衰えてたるみやシワができやすい
・猫背になりやすい
・身体のバランスが乱れる

低位舌

意外と知られていないことが舌の位置です。
本来リラックス時は上顎についていることが正解ですが、舌の筋肉の低下により舌が下顎
へと下がってしまうことを「低位舌」と呼びます。

口呼吸や長期間のおしゃぶりや指しゃぶり、舌の筋肉の低下などが原因です。
低位舌になっているとお食事や唾液を飲み込む際も下顎の前歯の裏側を押してしまうので
、上顎の成長が促されず、反対に下顎の成長を促すので受け口の形成に大きく関わります

顎の正しい発達を促し、綺麗な歯並びにするには上記の予防もとても重要ですが、小児矯
正で顎を広げる治療もあります。
どちらにしても顎の成長を促すには、成長段階である10歳ごろまでが大事です。
大人になってからだと外科手術での治療になる可能性があるので、お子様の顎のバランス
が気になられる場合はいつでもお問合せください。

東京八重洲キュア矯正歯科の無料カウンセリングのご予約はこちら↓

https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=4491&_gaid=999349918.1686039961

 

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