投稿日:2024.5.21
歯茎の色は遺伝的な要因はあるの?
目次
こんにちは。
東京八重洲キュア矯正歯科です!
いつも当院のブログをご覧いただき、ありがとうございます!!
今回は【歯茎の色は遺伝的な要因はあるの?】についてお話しさせていただきます!
ホワイトニングで歯を白くしても歯茎が黒ずんでいると、不健康に見えてしまいます。
歯茎の色は見た目の印象を大きく左右するため、健康的な歯茎の色を手に入れたいと考える方も珍しくありません。
歯茎が黒ずむ原因はさまざまです。
そこで本記事では、歯茎の色には遺伝的な要因はあるのか、歯茎が黒ずむ原因などについて解説します。
健康な歯茎ってどんな状態?
まず健康な歯茎の状態を理解しておきましょう。
歯茎の健康チェックはご自身でもできます。以下の項目を参考にぜひ確認してみてください。
・歯茎が薄いピンク色をしている
・歯と歯の間の歯茎が三角形になっている
・スティップリングがある
・歯と歯茎の境目に歯垢や歯石が付着していない
・歯磨きの際に出血が生じない
健康的な歯茎は、薄いピンク色をしており、清潔感があり若々しいイメージを与えます。
歯と歯の間の歯茎は、シャープな三角形で引き締まっているのが特徴です。
そして健康的な歯茎の表面には「スティップリング」と呼ばれるオレンジの表面のようなつぶつぶが見られます。
これは、歯茎と歯を支える骨の繊維が表面まで到達しているものです。歯周病などにより歯茎に炎症が生じていると、スティップリングは消失します。
また、歯と歯茎の境目に歯石や歯垢が付着していると、周囲の歯茎に炎症が生じる原因となります。
このような状態は歯磨きをする際に出血することがほとんどです。
これらの特徴に注意を払い、丁寧なケアとチェックで健康な歯茎を保ちましょう。
もし、歯茎の健康に不安がある場合は、早めに歯科医師に相談することが大切です。
歯茎の色は遺伝的な要因が関係している?
歯茎の色は遺伝と関係しているのか気になる方もいるでしょう。
歯茎の色は、肌の色と同じように遺伝することがあります。
肌の色がメラニン色素の量によって決まるように、歯茎の色も左右されます。
そのため、人によっては濃い色の歯茎を持つことがあります。
ただし、歯茎の色は遺伝だけではありません。
次の項目で詳しく解説しますが、喫煙や歯科治療によって色が変化することがあります。
また、歯茎の色は健康状態を反映するものであり、歯周病によって変化することも。
生活習慣の影響も受けやすいので、歯茎の色の変化に気づいたときは、歯科医師に相談し原因を突き止めることが重要です。
歯茎が黒ずむ原因
歯茎が黒ずむ原因は、詰め物や歯周病の有無、生活習慣によって変化することがあります。
ここでは歯茎が黒ずむ原因を5つ紹介します。
銀歯による影響
虫歯治療で用いられる銀歯は、歯茎の色を変化させることがあります。
銀歯は唾液によって金属イオンが溶け出して、周囲の歯茎に色素沈着を引き起こしてしまうのです。
また、外見上は白い被せ物であっても、その土台(コア)部分に金属を使用している場合は、歯茎に黒ずみを生じさせてしまうことがあります。
これを「メタルタトゥー」と呼び、永続的に色素を残してしまいます。
メタルタトゥーは健康へのリスクは低いとされていますが、前歯の歯茎に色の変化が生じるため、見た目が気になる方も多いです。
歯周病による歯茎の炎症
歯周病は、歯垢の蓄積によって引き起こされる歯茎の炎症です。
歯周病が悪化すると歯茎の血流が悪くなり、歯茎の色が変わることがあります。
また、歯周病による炎症によって歯茎の腫れや痛み、出血などを伴うことも。
放置すると歯を支える骨が溶けて、最終的には歯が抜け落ちてしまう可能性もあるため、早めに治療を受けることが重要です。
口呼吸や飲食物などによる外部からの刺激
口呼吸は鼻呼吸と比べてお口の中が乾燥しやすく、外部からの刺激が直接歯茎に影響を与え、黒ずみの原因になることがあります。
また、辛いものや酸性の飲食物を継続して摂取すると、歯茎に刺激を与え炎症や色素沈着を引き起こす可能性もあります。
喫煙による血行不良
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があり、歯茎の血流が悪くなります。
血行が悪くなると歯茎に十分な酸素や栄養素が届かず、炎症や歯周病の悪化、色素沈着を引き起こしてしまうのです。
また、タバコを吸うことによって排出される一酸化炭素は、歯茎が酸素不足に陥り、歯茎の色の変化や歯周病の悪化につながります。
タバコの煙はビタミンCを破壊する作用もあります。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、歯茎の健康を維持するための栄養素です。
ビタミンCが不足すると歯茎が弱くなり、歯茎の黒ずみが発生しやすくなります。
また、副流煙も注意が必要です。
たとえば、親がベランダでタバコを吸っている場合であっても、副流煙の影響を受けて子供の歯茎が変色する可能性があります。
紫外線による影響
紫外線に長時間さらされると肌が日焼けして黒くなるのと同様に、歯茎のメラニン色素が活性化し、黒ずむことがあります。
特に、唇をしっかり閉じられない場合、長時間日光にさらされると紫外線が直接歯茎に当たり影響を受けやすくなります。
歯茎の色をピンク色にするには?
歯茎の色は遺伝によって決まっているため、本来の色よりも薄くすることはできません。
しかし、以下のような方法で本来の色を取り戻すことが可能です。
丁寧なセルフケア
毎日丁寧なセルフケアを行うことで、歯茎の健康を維持できます。
歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に約45°の角度に保ちながら小刻みに動かしましょう。
強く磨くと歯茎を傷つけてしまうため、マッサージをするような感覚で磨くのがポイントです。
血行が促進されると歯茎の色が明るく見えるようになります。
ただ、歯磨きでは落とし切れない汚れも付着するので定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けることをおすすめします。
詰め物や被せ物の変更
詰め物や被せ物、土台に金属を使用している場合は、セラミックなどの非金属製の素材に変更すると、黒ずみの進行を防げます。
また、セラミックは天然歯の色に近づけることができ、金属アレルギーのリスクも避けられます。
現在金属の詰め物や被せ物を使用しており、歯茎の黒ずみが気になる場合は、歯科医師に相談してみましょう。
歯周病治療
歯周病によって歯茎の炎症が起きている場合は、歯周病治療を受けることが重要です。
歯周病治療では、歯磨きでは落としきれない歯茎の中の歯垢や歯石を取り除く処置が行われます。
炎症を引き起こす細菌の数を減少させ、歯茎の健康を回復させます。
歯周病は再発しやすいため、治療を受けた後も定期的な歯科検診とプロによるクリーニングを継続して受け、自宅での口腔ケアも怠らないことが重要です。
ガムピーリング
ガムピーリングとは、黒ずんだ歯茎に「フェノール」と呼ばれる薬剤を塗布して、メラニン色素を含む組織を剥離させることで改善する治療方法です。
1~2週間程度で改善が期待できます。
ただし、歯茎の表面を一層剥がすような形で行われるため、治療直後は歯茎がヒリヒリとしたり、一時的に白っぽくなったりすることがあります。
また、ガムピーリングはメラニン色素の沈着による黒ずみには効果がありますが、メタルタトゥーなど金属による変色には効果がありません。
歯茎の変色の原因が何であるかを正確に診断してから、適切な治療方法を選択することが重要です。
(※当院では行っておりません)
レーザー治療
黒ずんだ歯茎をレーザーを用いて焼くことで取り除く治療方法です。
必要な部分のみをターゲットにすることができるため、周囲の健康な歯茎へのダメージを最小限に抑えられます。
レーザーの種類によっては、メタルタトゥーにも効果が期待できます。
しかし、沈着の深さによって異なるため、事前に歯科医師と相談し、適切な診断を受けることが重要です。
(※当院では行っておりません)
まとめ
歯茎の色は遺伝的要因に加え、生活習慣や外部からの刺激によって変色することがあります。
歯茎の黒ずみは自力では治せません。
歯茎の黒ずみを取り除く際は、まずは原因を特定することが重要です。
毎日のケアと定期的に検診を受けて、健康的な歯茎を目指しましょう。
当院では歯科矯正の無料カウンセリングを随時行っております。
歯並びが気になる方は是非一度お越しください✨
カウンセリングの予約はこちらから→https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=4491&_gaid=1770588889.1637737917