投稿日:2025.11.18
顎間ゴムは食事中に外すべき?正しい使い方と外すタイミングを歯科医が解説
こんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科でございます。
本日は、顎間ゴムは食事中に外すべき?正しい使い方と外すタイミングを歯科医が解説させていただきます。

「矯正のゴムをしたまま食事はできますか?」というご質問をいただくことがあります。
結論からお伝えすると、食事の際はゴムを外していただきます。
顎間ゴムは「食事と歯みがきの時以外」に使用するのが正しい方法です。
このゴムかけは、噛み合わせのバランスを調整したり、ワイヤーだけでは足りない細かい部分の調整をしたりする時に必要な大切なものです。
正しい使い方を知って、スムーズな矯正治療を行いましょう。
そこで今回は、装置を守りながら矯正治療の効果をより高めるための、ゴムかけのルールとコツを詳しく解説します。
そこで今回は、装置を守りながら矯正治療の効果をより高めるための、ゴムかけのルールとコツを詳しく解説します。
目次
顎間ゴム(ゴムかけ)とは?目的と役割

顎間ゴムは、上下の歯の噛み合わせやあごの位置を整えるために使う大切な補助装置です。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正の途中で、上下の歯にゴムで矯正力をかけることで、より理想的な噛み合わせに近づけていきます。
そして、ゴムの形やかけ方、本数、位置は一人ひとり違います。
これは、歯の動きやあごの位置を細かく調整するために、担当の 歯科医師が丁寧に設計しているためです。
また、ゴムは患者様自身に装着していただきますが、装着時間が治療効果に大きく影響します。
「少し外しても大丈夫」と思っていると、動いた歯が元に戻ってしまったり、治療が長引いたりすることもあります。
そのため、歯科医師の指示通りに使うことが、治療計画通りに治療を進めるための近道です。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正の途中で、上下の歯にゴムで矯正力をかけることで、より理想的な噛み合わせに近づけていきます。
そして、ゴムの形やかけ方、本数、位置は一人ひとり違います。
これは、歯の動きやあごの位置を細かく調整するために、担当の 歯科医師が丁寧に設計しているためです。
また、ゴムは患者様自身に装着していただきますが、装着時間が治療効果に大きく影響します。
「少し外しても大丈夫」と思っていると、動いた歯が元に戻ってしまったり、治療が長引いたりすることもあります。
そのため、歯科医師の指示通りに使うことが、治療計画通りに治療を進めるための近道です。
結論 食事と歯みがきの時は外します

顎間ゴムは、食事中と歯みがきのときには必ず外しましょう。
ゴムをつけたまま食べてしまうと、次のようなトラブルが起こる可能性があります。
ゴムをつけたまま食べてしまうと、次のようなトラブルが起こる可能性があります。
・ゴムが切れたり、誤って飲み込んでしまったりする可能性がある
・ワイヤーやフックが変形したり、外れたりする場合がある
・食べかすが残りやすく、虫歯や歯ぐきの炎症につながる
一方で、水を飲む程度の水分補給は装着したままで問題ありません。
ただし、熱い飲み物はゴムが変形する原因になるため控えましょう。
また、ジュースやコーヒーなど糖分や色の濃い飲み物は、ゴムや装置の着色・汚れを招くため控えるのが安心です。
一方で、水を飲む程度の水分補給は装着したままで問題ありません。
ただし、熱い飲み物はゴムが変形する原因になるため控えましょう。
また、ジュースやコーヒーなど糖分や色の濃い飲み物は、ゴムや装置の着色・汚れを招くため控えるのが安心です。
装着時間の目安と リカバリー の考え方

顎間ゴムは、1 日 20 時間以上の装着が推奨されています。
ゴムを外すのは「食事、歯みがき、やむを得ない短時間」のみにしましょう。
長く外してしまうと、歯が元の位置に戻る「後戻り」が起こ る可能性があり、治療期間が延びてしまう原因になります。
もしうっかり装着を忘れた日があっても、自己判断で長時間つけ続けるのは避けましょう。
外していた時間が長い場合は、必ず歯科医師の指示を確認し、適切なリカバリー方法を相談してください。
正しい外し方・戻し方ステップ
外すとき

・まずは手を清潔に洗うか、アルコールで消毒します。
・鏡の前で片側ずつゆっくり外すようにしましょう。
勢いよく外すと、フックが曲がることがあります。
勢いよく外すと、フックが曲がることがあります。
・外したゴムは清潔なケースに保管してください。
ティッシュに包むと、そのまま捨ててしまうことが非常に多いので注意しましょう。※
ティッシュに包むと、そのまま捨ててしまうことが非常に多いので注意しましょう。※
食事後~戻すとき

・歯みがきやうがいをして、お口の中をきれいにします。
・鏡を見ながら正しい位置に装着し、指示された本数を守りましょう。
・ゴムが伸びたり、古くなったりしている場合は新しいものに交換します。
片方が切れた場合も同じ力をかけるために両方ゴムを変えましょう。
片方が切れた場合も同じ力をかけるために両方ゴムを変えましょう。
外出時や学校、職場では、次のような携帯キットを持っておくと安心です。
・予備のゴム
・ミラー
・ピンセット
・携帯用ケース
これらを常備しておくと、外したまま忘れるリスクを軽減して、スムーズに再装着できます。
痛み・違和感が出たときの対処

顎間ゴムをつけ始めた直後は、慣れるまで軽い痛みや引っ張られるような違和感を覚えることがあります。
多くの場合、数日で慣れることが一般的です。
痛みが強い場合は、就寝前に再装着すると慣れやすいこともあります。
痛みが続くときは、市販の鎮痛薬を抑える場合もありますが、服用前に必ず主治医へ相談してください。
次のような場合は、早めの受診がおすすめです。
多くの場合、数日で慣れることが一般的です。
痛みが強い場合は、就寝前に再装着すると慣れやすいこともあります。
痛みが続くときは、市販の鎮痛薬を抑える場合もありますが、服用前に必ず主治医へ相談してください。
次のような場合は、早めの受診がおすすめです。
・強い痛みが継続して続く
・フックやワイヤーが変形している
・口内炎や頬の内側の傷が悪化している
また、外す習慣がついてしまうと、再装着のたびに痛みを繰り返す原因につながります。
ゴムを毎日きちんと続けることが、矯正力に慣れて、痛みを軽減するいちばんのコツです。
・フックやワイヤーが変形している
・口内炎や頬の内側の傷が悪化している
また、外す習慣がついてしまうと、再装着のたびに痛みを繰り返す原因につながります。
ゴムを毎日きちんと続けることが、矯正力に慣れて、痛みを軽減するいちばんのコツです。
よくある Q&A(FAQ)

Q 外食のときはどうすればいいですか?
A 人前で外しづらいときは、化粧室などで静かに着脱しましょう。
食事が終わったら、できるだけ早く再装着するのが理想です。
長時間のつけ忘れは避けてください。
食事が終わったら、できるだけ早く再装着するのが理想です。
長時間のつけ忘れは避けてください。
Q:スポーツや楽器演奏のときは?
A 激しい運動や管楽器の演奏など、口に強い力がかかる場面では安全のため一時的に外
すことがあります。判断に迷う場合は、担当医に相談しましょう。
すことがあります。判断に迷う場合は、担当医に相談しましょう。
Q:飲み物は何だったら大丈夫?
A 水はそのまま飲んでも問題ありません。
ただし、ジュースやコーヒー、紅茶など糖分や色の濃い飲み物は着色や劣化の原因になり
ます。
熱い飲み物も変形につながるため避けましょう。
ただし、ジュースやコーヒー、紅茶など糖分や色の濃い飲み物は着色や劣化の原因になり
ます。
熱い飲み物も変形につながるため避けましょう。
Q:誤って飲み込んでしまったら?
A 多くの場合、自然に体外へ排出されます。
まれなケースではありますが、もし喉の違和感や呼吸のしづらさを感じたら、すぐに病院
を受診しましょう。
落ち着いたら医院にも連絡してください。
まれなケースではありますが、もし喉の違和感や呼吸のしづらさを感じたら、すぐに病院
を受診しましょう。
落ち着いたら医院にも連絡してください。
Q:どのくらいの時間つければいい?
A 1 日 20 時間以上が目安です。
ただし、歯並びの状況や治療内容によって異なるため、主治医の指示を優先しましょう。
ただし、歯並びの状況や治療内容によって異なるため、主治医の指示を優先しましょう。
Q:ゴムが切れた・なくした場合はどうしたら良いの?
A 予備のゴムを使って交換し、使用時間をメモしておくと安心です。
頻繁に切れる場合は、装置の確認が必要です。
また、交換する時は左右交換しましょう。
時間が経過しているゴムと新しく変えたゴムでは、力のかかり方が均等にならない場合
があります。
頻繁に切れる場合は、装置の確認が必要です。
また、交換する時は左右交換しましょう。
時間が経過しているゴムと新しく変えたゴムでは、力のかかり方が均等にならない場合
があります。
Q:子どもが忘れてしまうときは?
A:タイマーやチェックシールを使って「見える化」するのがおすすめです。
家族で確認する習慣をつけることで、装着が長続きしやすくなります。
家族で確認する習慣をつけることで、装着が長続きしやすくなります。
Q:寝るときもつけたままで大丈夫?
A はい、寝ている間も装着します。
むしろ、就寝中は歯が安定して動きやすい時間帯です。
寝ている間に外してしまうと、治療が長引く可能性があります。
むしろ、就寝中は歯が安定して動きやすい時間帯です。
寝ている間に外してしまうと、治療が長引く可能性があります。
Q:ゴムを交換するタイミングは?
A 1 日 1 回以上、できれば毎食後に新しいものへ交換するのが理想です。
ゴムは時間とともに伸びて力が弱くなるため、新しいものに取り替えることで安定した矯
正力を保てます。
ゴムは時間とともに伸びて力が弱くなるため、新しいものに取り替えることで安定した矯
正力を保てます。
治療をスムーズに進めるための 継続のコツ

・ルーティン化 毎日同じタイミングで着脱
・見える化 装着チェック表を活用
・予備の分散 通学・通勤バッグにも常備
・週 1 点検 残数・ゴムの伸び・位置の確認
小さな積み重ねが、スムーズな治療につながります。
小さな積み重ねが、スムーズな治療につながります。
医院からのお願いとご案内
・「食事と歯みがきの時は外す」が基本ルールです。
・ゴムの種類やかけ方は治療計画によって異なります。
不安や痛みがある場合は、自己判断せず早めにご相談ください。
不安や痛みがある場合は、自己判断せず早めにご相談ください。
・当院では、無料・有料カウンセリングを行っています。
Web 予約・電話予約からお気軽にお問い合わせください。
Web 予約・電話予約からお気軽にお問い合わせください。
まとめ

・1 日 20 時間以上の装着が理想で、効果を左右します
・清潔な保管と確実な再装着で矯正治療の進行をサポート
・顎間ゴムは食事と歯みがきのときは外すのが基本
毎日の少しの意識と継続が、美しい噛み合わせと治療期間の短縮につながります。
装置を大切に扱い、確実にきれいな歯並びのゴールを目指しましょう。
当院では数多くの矯正治療を行っておりますので、歯並びのお悩みはお気軽にご相談ください。
毎日の少しの意識と継続が、美しい噛み合わせと治療期間の短縮につながります。
装置を大切に扱い、確実にきれいな歯並びのゴールを目指しましょう。
当院では数多くの矯正治療を行っておりますので、歯並びのお悩みはお気軽にご相談ください。
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