投稿日:2023.9.15
受け口で顎が長い場合に矯正で治せる?
こんにちは!
本日はあいにくの雨ですね、、、
お足元にはお気を付けてお過ごしください☺
さて、今回は受け口の方に向けた記事となっております!
是非最後までご覧くださいませ!
受け口の方の症状も個人差が大きく
「歯並びによるもの」か「骨格的に問題」がある受け口かによって異なります。
骨格性の受け口の場合には、顎が長く見えることが多く、
歯並びだけで改善が難しい場合もあります。
ただし、受け口の程度によっては歯並びを顎のラインも変わるため、
矯正をすることによって改善できることもあります。
そこで今回は顎が長い場合に矯正で治せるのかについてご紹介します。
目次
矯正で顎の印象が変わる?
受け口の方は、歯列矯正によって受け口のかみ合わせが改善して、
正しいかみ合わせになると、前に出ていた顎が引っ込むため、
顎が短くなったような印象を受けることがあります。
また、受け口の方は下唇が出やすくなるため、
分厚く見えてしまう場合がありますが、矯正をすると
唇が薄く見え、顎のラインがすっきりして見えます。
そうすると、顎の長さが短くなったように感じます。
同様に、奥歯で噛んでも前歯が開いている開咬(かいこう)の方もかみ合わせが改善すると、
しっかり噛むことができるようになり、口元がすっきり見えます。
その結果、顎の長さが改善したと感じやすくなります。
そのほかには、通常より深くかみ合わせている過蓋咬合(かがいこうごう)の場合には
咬む力が強いケースが多く、エラの筋肉が鍛えられ、顔の輪郭が張っている方も見られます。
矯正でかみ合わせのバランスを整えることで、咬む力が適正になり、
発達し過ぎていた顎のエラが落ち着くことが期待できます。
矯正はかみ合わせの改善や口元が出ている「ゴボ口」は改善が見込めますが、
下顎の位置を変えることは難しいため、
下顎の骨が出ている部分が気になる方は矯正治療では治すことができません。
上顎に比べて、下顎の骨は薄いため、それほど大きく動かすことができません。
そのため、すべての方を矯正で治すことは難しいのですが、
日本人は比較的顎が小さく、下顎の過成長のケースはそれほど多くありません。
受け口のために、外科矯正が必要なケースはそれほど多くないため
一度カウンセリングでどのような治療が検討されるのか、
どの程度改善したいかを相談することをおすすめします。
ただし、どの程度受け口を改善したいのかによって、治療法も異なります。
受け口の方でも「歯並びが改善したい」方や
「顔のラインも含めて改善したい」方もいるでしょう。
また、受け口の症状によって、中程度位までの方は外科矯正の必要がなく、歯並びや噛み
合わせが改善すると見た目の印象が大きく変わります。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正の全体矯正は、歯並びやかみ合わせも改善が見込めます
が、見た目を重視した前歯のセラミック矯正場合、奥歯のかみ合わせの改善はしないため
顎のラインの変化は少ないでしょう。
前歯の審美性は改善しますが、顎の変化は少ないため、顎の形が気になっている受け口の
方は、治療前にどの程度改善を希望しているか担当の歯科医師とよく相談しましょう。
外科矯正とは
外科矯正は歯並びやかみ合わせの問題だけでなく、骨格的な原因が大きい場合に、一般的
な矯正に加えて、顎の骨を切除する手術も行って、顎の長さやかみ合わせのゆがみなどを
改善する治療法です。
・顎が曲がっている
・上顎が小さすぎる
・下顎が小さすぎる
などの原因があり、歯並びの矯正だけでは改善が難しい骨格的な問題がある場合に
適用が検討されます。
一般的なかみ合わせの改善だけでは顎のバランスの不具合を整えることは難しく、
かみ合わせのずれが歯並びの矯正治療だけでは改善が困難な場合には
顎の骨の外科手術をして顎の位置を移動する治療法です。
外科手術は、手術を行う前に「術前矯正」でかみ合わせのバランスを整えていきます。
その後、手術を行って、「術後矯正」で細かいかみ合わせのバランスを調整します。
そのため、治療期間に数年単位の期間を要することが多く、一般的な矯正治療より治療期
間が長くなることが多い治療法です。
手術の期間は全身麻酔になるため、入院が必要で1週間程度必要なケースが多くなります。
また、手術後数日間は顔が腫れたり、口が開きにくかったりする状態になります。
外科矯正を行っている施設は限られているため、矯正歯科で外科手術が必要を診断された
場合に、紹介状を書いてもらうとスムーズに外科矯正を行いやすくなります。
また、外科手術を含む外科矯正は、症状によっては
保険適用になる場合もありますので治療前に確認しましょう。
矯正では改善がしにくい顎の特徴
・上下の顎のバランスに問題がある場合
矯正をした際に、かみ合わせや歯並びの変化で顎のラインが変わったように見えるのは、
かみ合わせに伴い、顎の位置関係や口周りの筋肉が変わるためです。
上顎や下顎の大きさや形のバランスに問題があり、顎自体の大きさを変えたい場合には外
科手術が必要な場合があります。
・顎自体の大きさや長さを改善したい場合
上下のどちらかの顎の形、大きさが原因で顎にゆがみが出ている状態を「顎変形症」といいます。
たとえば、下顎が過成長して「受け口」になっているケースや上顎が過成長して
「出っ歯」になって入る場合などです。
このような顎変形症と診断されるようなケースでは、矯正だけでは治療が難しく、
外科手術も含めた治療が必要です。
部分矯正は顎のラインまで変わる?
矯正の方法はいくつかあり、
ワイヤー矯正の「表側矯正」「裏側矯正」「マウスピース矯正」があります。
かみ合わせが改善すると、どの矯正も顎のラインがすっきりする可能性がありますが
全体的な矯正をした場合になります。
前歯だけなど、見える部分をきれいにする部分矯正はどの矯正も対応していますが、
かみ合わせの改善を行うことができません。
そのため、前歯の改善は期待できても、歯並び全体を整える全体矯正に比べて、
口周りの変化は少なくなります。
顎の印象を変えたい方やかみ合わせを改善したい方は「全体矯正」をおすすめします。
顎の状態をどの程度変えたいですか?
歯並びや顎の状態は、個人差が大きく、症状も患者さまによって異なります。
また、どの程度改善をしたいかも患者さまによって異なるため、歯並びの改善だけで希望
している口周りの状態になることも。
実際にカウンセリングでお話させていただくと、口元の状態や矯正で改善が見込めるかな
ど相談することができます。
【まとめ】
受け口の方の症状はさまざまで、歯並びで改善できるケースも多いですが、骨格性の問題
がある顎変形症などは顎の手術も含めた外科矯正が検討されるケースもあります。
ただし、日本人の方で顎が大幅に出ていることは少なく、歯並びやかみ合わせを改善する
ことで口元がすっきりして、希望している口元になれる方が多いでしょう。
お口の状態は一人一人違うため、当院では丁寧なカウンセリングを行って患者さまのお悩
みやご希望を伺って、よりよい治療法をご提案いたします。
治療前に不安や疑問は解消するように努めておりますので、
気になることはどのようなことでもご相談ください。
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