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ブログ

投稿日:2023.12.12

受け口はマウスピースで治せるの?

こんにちは!

最近寒くなってきてマフラーを巻く季節になってきましたね~✨

暖かくして体調にはどうぞお気を付けくださいませ(*^-^*)

クリニックでも足元にヒーターを設置しておりますので

ごゆっくりお話しを行って頂けますのでご安心ください!

 

さて今回は、受け口はマウスピースで治せるのかについてお伝えいたします!

「受け口の見た目が気になる……。」
「受け口で食べ物が噛みきりにくい……。」
受け口は見た目だけでなく、機能的にもさまざまなデメリットがある歯並びです。
小さいころからコンプレックスを抱きやすく、早めに改善してあげることで口元の見た目
に自信を持つことができます。
そこで今回は、受け口はマウスピースで治せるのかについて詳しくご紹介します。

受け口はどんな状態?

上下で噛み合わせた時に、前歯は上の歯が下の歯より前に出る状態が正しいのですが、受
け口の場合、下の歯が前に出てしまいます。

受け口の3つの原因

1 遺伝
骨格は親からの先天的な遺伝によるものが多く、下顎が発達し過ぎている場合に受け口に
なります。
また、歯の大きさやあごの大きさは親からの遺伝によることもあり、歯並びが原因で受け
口になることがあります。

2 あごの発育
あごの発育は、食べ物をしっかり噛むことも関係してきます。
ファストフードや、やわらかい食べ物ばかり好んで食べていると、しっかりと噛むことが
少なく、十分にあごが発達しません。
あごの発育がアンバランスになると、下あごが前に出る受け口になってしまうことがあり
ます。

3 悪習癖
指しゃぶりや爪かみが小さいころから習慣化してしまうと、前歯が押されて受け口や出っ
歯になる可能性があります。
指しゃぶりは赤ちゃんのうちは、気持ちを安定させる目的があると考えられて無理にやめ
させる必要はないです。
ただし、3歳を過ぎて指しゃぶりが習慣になっていると歯並びに影響がある可能性がある
ため、止めるように促していきましょう。
いきなりやめさせようとすると負担になるため、少しずつやめるように伝えてあげてくだ
さいね。
また、あごを出すしぐさなどでも受け口になることがあります。
小さいころの悪習癖が受け口につながってしまうこともあるため、早めに改善するように
しましょう。

受け口を放置するするリスク

1 むし歯や歯周病のリスクが高まる

歯並びやかみ合わせが悪く、受け口になるケースもあります。
そうすると、歯ブラシの毛先が届きにくく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
また、汚れが残りやすくなってしまうため、口臭が発生しやすくなってしまいます。

2 見た目のコンプレックスを抱きやすい

思春期ごろになると、身体の発達だけでなく、下あごも成長します。
そのまま、受け口を放置してしまうと見た目が目立ってしまい、コンプレックスになって
しまうことも。
受け口は口を閉じていても横顔が特徴的なため、からかわれやすく気になることも少なく
ありません。
また、放置して悪化すると、歯並びを整えるだけでは改善せず、外科処置が必要な場合も
あります。

3 咀嚼機能が低下する
受け口のまま咀嚼するとかみ合わせがずれてしまい、あごに負担がかかってしまいます

そうすると、あごに痛みを感じるようになるなど、噛む機能が低下します。

4 顎関節症のリスクが高くなる
噛み合わせが悪くなるため、あごの負担がかかり続けると顎関節症になってしまう可能性
があります。
顎関節症は、初期の症状はあごから音が鳴るなどですが、症状が悪化すると口を開けると
痛い、口が開きにくいなどの症状になります。
また、あごの関節が変形してしまうと手術が必要な場合もあるので、早めに治療すること
が大切です。

5 発音が悪くなる
受け口になると発音が悪くなることが多く、特に「サ行」に影響が出ることがあります。

受け口の治療法とは

マウスピース矯正
歯の生え方に問題がある軽度の受け口の場合には、マウスピース矯正が適用になります。
マウスピース矯正は、患者さまのお口にぴったり合ったマウスピースを製作して段階的に
形の違うマウスピースに交換することで、少しずつ歯並びを動かす方法です。

メリット
・型取りの負担が少ない
従来の粘土のような型取りをすることがなく、スキャンをするだけでマウスピースを製作
することができ、1度に最後までのマウスピースを製作ができます。
また、スキャンした情報を元にシュミュレーションをするため、歯並びの予想の動きを見
ることができ、未来の歯並びを見てモチベーションを上げることにもつながります。

・取り外しができる
マウスピースは取り外しができるため食事や歯磨きが今まで通りできるため、ストレスが
ありません。
ただし、マウスピース矯正は20~22時間の装着が必要のため、「少しくらい……。」と外

している時間が長くなってしまうと、治療計画通りに進まない可能性があります。
また、マウスピースが合わなくなってしまうこともあるため、作りなおしが必要になって
しまうことも。そのため、食事や歯磨き以外はきちんと装着する必要があり、自己管理が必要です。

デメリット
・歯並びによっては対応ができない
受け口の中でも骨格に問題のある骨格性の受け口の場合には、対応が難しい場合がありま
す。
骨格の問題のある受け口の場合には、程度によりますが、ワイヤー矯正でも対応が難しく
、外科手術が必要なケースもあります。
歯並びの原因による受け口の場合には、対応ができることが多いため、マウスピース矯正
を希望している方は1度カウンセリングにご相談ください。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、歯の表面に「ブラケット」という装置をつけてワイヤーを通して、適
切な力をかけて少しずつ歯を動かす方法です。
ワイヤー矯正の中でもいくつか種類がありますので、ご紹介します。

・表側矯正
表側矯正は、歯の表側にブラケットをつける方法です。
従来は、金属のブラケットを使用することが多く、見た目が目立ってしまいましたが、白
や透明のブラケットも選択できるようになり、矯正中の見た目も改善されるようになって
きました。
また、表側矯正は多くの症例に対応しています。

・裏側矯正
裏側矯正は、歯の裏側にブラケットをつける方法です。
歯の裏側に矯正装置を着けるため、矯正中の見た目がほとんど分かりにくい特徴がありま
す。
ただし、歯の裏側に装置を着けるため、歯科医師の技術力が必要な分、表側矯正に比べて
費用が高い傾向になります。
また、裏側に装置が着いているため、慣れるまで舌の動きがコントロールしにくく、滑舌
の影響が出る場合があります。

・ハーフリンガル矯正
上あごは見えやすいため、裏側に装置を着けて、下あごは見えにくいため、表側に装置を
着ける方法です。
笑った時に装置が見えにくく、舌に制限がないため、裏側矯正に比べて話にくくなること
もありません。
また、上下を裏側矯正にするより、費用を抑えられるメリットもあります。

・インプラント矯正
ねじのような小さなインプラントを歯ぐきに入れて、その部分を支点にして歯を少しずつ
動かす方法です。

従来のワイヤー矯正は、奥歯を支点にするため、奥歯より後ろに歯を動かすことができま
せんでした。
しかし、インプラント矯正の場合には、支点の位置を自由に決めることができるため、奥
歯より後ろに歯を動かすことが可能です。
また、ガタガタの歯並びを柔軟に動かすことができます。

外科矯正
あごの骨を切除して歯並びを動かす方法を外科矯正といいます。
手術ができる歯科医院が限られており、全身麻酔で手術をするため、入院が必要になりま
す。
また、手術前に術前矯正をしてその後に術後矯正をするため、期間が長くなりやすい特徴
があります。

 

【まとめ】

受け口は見た目のコンプレックスはもちろん、機能的にも問題が多い歯並びのため、早い
うちに治療をすることをおすすめします。
また、生活習慣が原因で歯並びが悪くなっている場合、早期に改善する必要があります。
当院では受け口の症例も数多く行っていますので、お気軽にお問合せください。

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