投稿日:2024.6.18
矯正で顎の梅干しジワとさようならする方法
皆さんこんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます!
さて今回は【矯正で顎の梅干しジワとさようならする方法】についてお話しさせていただきます。
みなさんは唇に力を入れた時に、下顎にデコボコしたシワが出ますか?
この顎のシワは、梅干しに似ていることから「梅干しジワ」と呼ばれていて、下顎の筋肉の収縮によって現れる現象です。
唇に力を入れた時にシワができるのは問題ではないのですが、自然に唇を閉じているだけで梅干しジワが出てしまう方もいて、歯並びや噛み合わせが原因で起きている可能性が高いです。
今回は、梅干しジワに悩んでいる方に向けて役立つ内容になっています。
「梅干しジワの原因」「梅干しジワになる歯並び」「梅干しジワを治すための方法」などについて詳しくご説明していきます。
ぜひ最後までご覧頂きお役立て下さい。
目次
<梅干しジワってどんなもの?>
梅干しジワとは、唇を閉じた時に下顎に出るデコボコとしたシワのことで、
顎にある「オトガイ筋」という筋肉が緊張することで現れます。
通常は唇に力を入れた時や口をすぼめたりした時などに出るだけで、常に梅干しジワがあるわけではありません。
<なんで梅干しジワが出ちゃうの?>
梅干しジワが出ている人の原因は「オトガイ筋」の緊張にあります。
表情筋の一つにオトガイ筋という筋肉が顎にあるのですが、歯並びなどが原因で無理して唇を閉じようとしないと唇が閉じない場合、
オトガイ筋が緊張してしまって常に梅干しジワができているという状態になります。
<梅干しジワは歯並びが原因になっている?!>
梅干しジワの原因はオトガイ筋の緊張であることはお話しました。
外科手術の後遺症やストレスなどによる痙攣で筋肉の緊張が起きて、梅干しジワになることもあるようですが、割合としては少数です。
主な原因としてあげられるのは、ガタガタした歯並びや良くない噛み合わせが問題となっているケースです。
歯並びが原因にある場合で多いのが、普通に唇を閉じただけでは不十分で完全に閉じ切ることができないため、力をかけて閉じないといけない時です。
顎先に過度に力がかかるのでオトガイ筋が緊張して梅干しジワができてしまいます。
このように、唇が閉じにくい状態で完全に閉じることができないことを「口唇閉鎖不全(こうしんへいさふぜん)」と言います。
その他にも、下顎が正常な位置よりも後退している場合、骨格が原因で唇が閉じにくくなることもあります。
このように唇が閉じきれない状態で口がポカンと空いてしまい口呼吸になっている方も多く、影響が心配されます。
<梅干しジワになりやすい歯並びってあるの?>
唇が閉じにくくなる歯並びにはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、口唇閉鎖不全を起こしやすい歯並びについてご説明していきます。
【出っ歯(上顎前突)】
上の前歯が前突している状態の歯並びのことを言います。
通常よりも下唇を上に引き上げないと唇を閉じることができないので、オトガイ筋に過度な力がかかってしまい梅干しジワができてしまいます。
【受け口(下顎前突)】
下顎が上顎よりも前に出ている場合や顎の位置は正常でも下の歯が上の歯よりも傾斜し過ぎて前に出ている状態を言います。
下唇を閉じようとすると前突した下の歯が邪魔になってしまいます。
頑張って閉じようとするとオトガイ筋に力が入ってしまい梅干しジワができてしまいます。
【口ゴボ(上下顎前突)】
上下の前歯が前突している状態で、横から見ると特に突出感のある印象の顔立ちになります。
上下の歯が前に出ているので唇が閉じにくく、自然と力を入れてしまうことが多く梅干しジワができやすい歯並びです。
【開口(オープンバイト)】
奥歯で噛んだときに上下の前歯が噛み合わずに隙間ができてしまう状態です。
上下の前歯が前方に傾斜していることが多いため、唇が閉じにくい傾向があり、オトガイ筋に力が入ってしまうことで梅干しジワができてしまいます。
<梅干しジワを改善するためにはどうしたらいいの?>
梅干しジワの原因は歯並びや顎の骨となる骨格に問題があるので、セルフマッサージなどのケアで改善させるのは難しいでしょう。
マッサージをすることでオトガイ筋の緊張を一時的に緩和させることはできますが、唇を閉じようとすればまた元の状態に戻ってしまいます。
根本的な解決策としては矯正治療をするのが効果的です!
ワイヤー矯正やマウスピース矯正などで歯並びや歯の傾斜を正常な位置に治してキレイに整えてあげれば、無理なく自然と唇を閉じることができ梅干しジワも改善されます。
しかし、歯並びだけに原因があるのではなく顎の骨などの骨格自体に原因がある場合には、矯正治療だけで歯並びを整えることは難しいです。
そのようなケースでは、顎の骨を切る外科的な治療も検討する必要が出てきます。
自分の状態についてアドバイスを貰うために矯正医に相談してみるのも良いでしょう!
<梅干しジワを治す矯正治療の方法>
歯並びが原因で梅干しジワができているので、特別な治療法ではなくガタガタした歯並びを治す時と同じ矯正治療で梅干しジワも改善できます。
部分的な矯正治療ではなく、全体的に歯並びを治すことになった場合は治療期間として2〜3年程は必要になるでしょう。
【1.表側矯正】
表側矯正は最も多く取り入れられている治療方法で、どのような歯並びにも対応ができるというメリットがあります。
歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を付け、そこにワイヤーを引っ掛けて歯の移動を行っていきます。
昔に比べるとブラケットもワイヤーも目立たない材料やデザインに変わってきましたが、やはり歯の表側という人目がつく位置に装置が装着されるので人に気づかれずに矯正を進めることは難しいです。
矯正装置が目立つのが気になる・・。という方には不向きかもしれません。
【2.裏側矯正】
表側矯正とは逆側になる、歯の裏側にブラケットとワイヤーをかけて歯の移動を進める方法です。
一番のメリットとしては矯正装置が人目につかないので審美的にも優れていることです。
装置を気にせずに矯正が進められるのは見た目を気にする方にとって嬉しいですよね!
しかし、デメリットとしては舌触りが悪く慣れるまで滑舌にも影響が出ることです。
また、技術が必要な裏側矯正は行っていないクリニックも多いので対応している矯正医を探さなければいけません。
他の治療に比べて治療費用も高くなる傾向があるので経済事情と相談して決めましょう。
【3.ハーフリンガル矯正】
表側矯正と裏側矯正のメリットを合わせた治療方法です。
矯正装置が目立つ上の歯は裏側矯正を行い、装置があまり目立たない下の歯は表側矯正で歯並びを整えていきます。
目立ちにくくしながら経済的な負担も減らせる方法なので、人目が気になる方は検討されるのも良いでしょう。
【4.マウスピース矯正】
マウスピース矯正は透明なアライナーを装着することで歯を動かし歯並びを整えていく方法です。
矯正治療の方法の中では一番目立つことなく違和感も少なく始められる治療法になります。
見た目を気にする方ではマウスピース矯正が一番おすすめです!
しかし、マウスピース矯正は食事の際はアライナーを取り外し、1日20時間以上の装着時間が必要になるのでルールを守り自分で管理するのが大切になります!
1日の装着時間が短いともちろん歯は動きませんし、アライナーを取り外して紛失してしまった場合などは作り直しになるので治療期間や追加費用もかかることになります。
しっかりと自己管理できる方であれば問題ないでしょう!
今回は梅干しジワの原因や矯正治療で治す方法についてお話しました。
原因が歯にあれば矯正治療のみで治すことができますので、シワが気になる・・。と言う方は、まずは無料カウンセリングでお話を聞いてみることから始めるのはいかがでしょう。
カウンセリング予約はこちらから→https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=4491&_gaid=1770588889.1637737917