投稿日:2025.3.14
すきっ歯になる原因は?放置するリスクや治し方をご紹介
目次
こんにちは。東京八重洲キュア矯正歯科です。
歯と歯の間にすき間がある「すきっ歯」は、見た目だけでなく、お口の中の健康にも影響をおよぼすことがあります。
特に、前歯にできたすきっ歯は目立ちやすいため、気にされている方も多くいらっしゃるでしょう。
それでは、すきっ歯はなぜできるのでしょうか?
また、そのまま放置しているとどのようなリスクがあるのでしょうか?
今回は、すきっ歯になる原因やリスク、治療方法について紹介します。
すきっ歯になる原因は遺伝や生活習慣などさまざま
すきっ歯になる原因は、遺伝的要因や生活習慣・クセなどさまざまなものがあります。
また、成長や加齢による影響もあり、子どもから大人まで誰にでも起こりうるものですが、早めの対策や治療で改善が可能です。
まずは、すきっ歯とはどのようなお口のことをいうのかを説明します。
すきっ歯とは
歯並びの乱れや顎のズレが原因で、上下の歯のかみ合わせが正常でない状態のことを「不正咬合」といいます。
不正咬合の中でも、歯と歯の間にすきまがある状態のことを「空隙歯列」といい、一般的には「すきっ歯」とよんでいます。
12歳~20歳の前歯の不正咬合のうち、すきっ歯は12.4%となっており、決して少なくない歯並びといえるでしょう。
参照:厚生労働省e-ヘルスネット「不正咬合の種類と実態」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-06-001.html
小さなお子さんの乳歯の場合、一時的に歯列に隙間ができる場合がありますが、これは永久歯がキレイに生えてくるために必要なスペースです。
治療が必要かどうかはまだ判断できないので、経過観察で様子をみるケースがほとんどです。
すきっ歯になる5つの原因
すきっ歯になる原因はさまざまですが、おもに以下のような5つの原因が考えられます。
1.遺伝的な要因
歯の大きさや顎の骨の大きさは、遺伝の影響を受けやすいといわれています。
顎が大きく歯が小さい場合は、歯と歯の間にすき間ができやすくなります。
反対に、顎が小さく歯が大きい場合は歯が重なり、歯並びがガタガタになる「叢生(そうせい)」といわれる不正咬合になることがあります。
2.乳歯が早くに抜けてしまう
一般的に、乳歯は決められた時期に自然に抜けて永久歯と生え替わります。
けれども、むし歯やケガなどで本来のタイミングよりも早く抜けてしまうこともあるでしょう。
乳歯は、永久歯が正しい位置に生えてくるための「ガイド」 の役割を持っています。
そのため、乳歯が早く抜けてしまうと永久歯が適切な位置に生えず、すきっ歯になることがあるのです。
また、永久歯が生えるまで歯がない状態が続くと、隣の歯が移動して歯並びが乱れるケースもあります。
3.舌癖(舌を押し出すクセ)
無意識のうちに舌で前歯を押すクセを「舌癖(ぜつへき)」といいます。
このクセがあると、歯が少しずつ前に押し出され、すきっ歯を引き起こすことがあります。
舌のクセは無意識のうちに長期間繰り返されるため、少しずつ歯が押し出され、継続的な圧力が歯並びを変えてしまい、その結果、すき間が広がることになるのです。
また、歯列矯正を行っても、舌癖が残っているとすきっ歯が再発することもあるので注意が必要です。
4.歯周病の影響
歯周病が進行すると、歯を支える骨である「歯槽骨」が溶け、歯が動きやすくなることで、すきっ歯が生じることがあります。
特に、大人になってから前歯のすき間が広がるケースでは、歯周病が原因の可能性が高い傾向にあります。
また、歯周病が進行すると歯ぐきが下がり、歯と歯の間のすき間が目立つようになることも原因の一つです。
5.過剰歯の影響
本来の歯の本数よりも多く生えてくる歯を過剰歯(かじょうし)といいます。
特に 上の前歯の間に発生する過剰歯 は、すきっ歯(正中離開)の原因になることがあります。
過剰歯が前歯の間に生えることで、前歯が左右に押し広げられ、すき間ができるからです。
また、過剰歯が埋まったままだと、永久歯の生える位置をずらしてしまい、すきっ歯を引き起こすこともあります。
すきっ歯をそのままにしていると起こるリスク
すきっ歯をそのままにしておくと、次のようなリスクが生じる可能性があります。
1.むし歯や歯周病のリスクが高まる
歯と歯の間にすき間があると、食べかすが詰まりやすくなり、むし歯のリスクが高くなります。
また、歯のすき間にたまった汚れが原因で歯ぐきに炎症が起こると、歯周病の原因になります。
2.発音が不明瞭になる
言葉を発音するときは、舌や唇、歯が連携して空気の流れを調整しています。
しかし、前歯にすき間があると、発音の際に息が漏れてしまい、歯の間から空気が抜けることで「サ行」や「タ行」の音が不明瞭になることがあります。
3.見た目の問題
すきっ歯は口元の印象に大きく影響し、見た目のコンプレックスにつながりやすいといえるでしょう。
特に、前歯にすき間があると、笑ったときに目立ちやすく、気にする方も多くいらっしゃいます。
4.かみ合わせの問題
すきっ歯があると、歯のかみ合わせが乱れ、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
かみ合わせが乱れると、顎の動きにズレが生じて顎の関節に負担がかかり、顎関節症を発症する原因につながることもあるのです。
東京八重洲キュア矯正歯科のすきっ歯の矯正治療法
すきっ歯を改善する矯正治療法はいくつかあります。
原因や程度に応じて適切な治療を選ぶことが大切です。
当院では、マウスピース型矯正やワイヤー矯正などですきっ歯の改善をめざします。
1.マウスピース型矯正
マウスピース型矯正装置を使用して、歯並びを徐々に整える治療法です。
透明な素材で作られているため、装着していても他人に気づかれにくく、審美性に優れています。
また、食事や歯磨きの際にはご自身で取り外せるため、お口の中を清潔に保ちやすいのが特徴です。
すきっ歯の原因が前歯のみの場合は、治療期間や費用を抑えられる部分矯正で治療できる可能性もあります。
2.表側矯正
歯の表面にブラケットとワイヤーを装着し、歯並びを整える一般的な矯正治療です。
表側矯正は長年の実績があり、すきっ歯だけではなく、複雑な不正咬合の改善も可能です。
近年では、ブラケットやワイヤーの素材が改良され、目立ちにくいものを選択することができるため、装着時の見た目のストレス軽減にもつながります。
他の矯正装置と比べて、比較的費用を抑えられる治療法です。
3.裏側矯正(舌側矯正)
歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを装着し、歯並びを矯正する治療法です。
装置が外から見えないため、矯正中の見た目を気にされる方におすすめで、人前に出る機会が多い方にとっても大きなメリットといえるでしょう。
かみ合わせの改善ではなく、前歯のみの1本から数本の歯を整える場合は、部分矯正が適用できるケースがあります。
裏側矯正の部分矯正では、歯全体に装置を付けず、「必要最小限の装置」で治療を行います。
動かす歯の本数が少ないため、全体的な矯正と比べて治療期間の短縮が可能です。
また、治療範囲が限定されるため、費用の負担も軽減されます。
「気になるすきっ歯を治したい……」東京八重洲キュア矯正歯科までご相談ください
すきっ歯は、見た目だけでなくお口の健康にも影響を与える可能性があります。
渋谷駅から徒歩3分の「渋谷矯正歯科」では、原因に応じた適切な治療法をご提案いたします。
「すきっ歯が気になる」「前歯をキレイに整えたい」という方は、お気軽に当院までご相談ください。
無料のカウンセリングはこちらから→https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=4491&_gaid=1994741045.1630053885
※マウスピース型矯正装置型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。