投稿日:2025.10.28
矯正で抜歯するとほうれい線が出やすくなる?表情筋との関係も解説
こんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科でございます。
本日は矯正で抜歯するとほうれい線が出やすくなる?表情筋との関係も解説させていただきます。
「抜歯矯正をすると、ほうれい線が出やすくなる」という話を、耳にしたことがある方もいると思います。実際、矯正相談に来られた方の中にも、ほうれい線が深くなりますか?と質問を受ける場面も少なくありません。
そこで今回は、矯正で抜歯をするとほうれい線が出やすくなるのかについて解説します。
また、ほうれい線が深くなる原因や表情筋との関係性などもあわせて紹介。これから歯列矯正を検討している方は、是非この記事を参考にしてください。
目次
そもそもほうれい線とは?

ほうれい線とは、鼻の横から口元にかけてできる「シワのような影」のことです。ほうれい
線が深くなるのは、下記のような原因が考えられます。
線が深くなるのは、下記のような原因が考えられます。
●加齢
●筋肉(主に表情筋)の衰え
●皮膚のたるみ など
上記の他にも紫外線や乾燥、生活習慣などが原因でほうれい線が深くなると考えられています。
特に現代はパソコンやスマートフォンの普及により、長時間うつむいた姿勢になることも少なくありません。
うつむいた姿勢は、首や肩のコリ。つまり、首や肩の筋肉を緊張させ、顔の皮膚を下方向に
引っ張ってしまい、肌がたるみほうれい線が色濃くでる可能性があります。
引っ張ってしまい、肌がたるみほうれい線が色濃くでる可能性があります。
そのため近年は、年配の方だけでなく若い方でもほうれい線が深くなりやすく、老け込んだ印象に見えることも少なくありません。
なぜ抜歯矯正でほうれい線が目立つことがあるのか?

抜歯矯正を行うと、必ずほうれい線が目立つわけではありません。
しかし、抜歯矯正でほうれい線が目立つ可能性があることも事実です。特に下記の状態は、ほうれい線が目立つ恐れがあります。
歯並びの変化と口元の後退

歯列矯正で抜歯の処置を行うことで歯並びが変化し、口元全体が後退することでほうれい線が深くなるケースがあります。
たとえば、上顎の前歯が前に出ている「出っ歯」と言われる状態や、上下の前歯が前に突き出ている「口ゴボ」の場合は、抜歯矯正後にほうれい線が目立つ可能性があります。
出っ歯や口ゴボは、皮膚が前方に引っ張られている状態。抜歯を行い、前に出ていた歯を後方に引っ込めることで、皮膚が余りたるんで見えることから、ほうれい線が目立つようになった と感じることがあります。…
また、出っ歯や口ゴボは口元にボリュームがある状態です。抜歯矯正で口元のボリューム感や顔のバランスが変わることで、老けた印象を感じやすい傾向です。
表情筋の使い方の変化

顔には30種類以上の筋肉が存在し、表情を作り出す筋肉のことを表情筋と言います。抜歯矯正で正しい噛み合わせになると、口周りの頬筋や口輪筋などの動きが変わります。
たとえば、出っ歯の場合は前歯が噛み合わず、奥歯でしか噛むことができません。
抜歯矯正後は、全体的に噛めるようになり、前歯の周りの筋肉もしっかりと動かせるようになるのです。
そのため矯正後は、今までと表情筋の動きが変わり、人によってはほうれい線が目立つと感じる傾向があります。
また、矯正治療で使用する装置にもよりますが、矯正中は歯が動く痛みや装置の厚みなどの影響で、咀嚼回数や会話などが減少する傾向があります。
その結果、表情筋が鍛えられず衰え、たるみができることで、ほうれい線が深くなったと感じやすいことも少なくありません。
ほうれい線が目立たないようにするために
抜歯矯正で、必ずほうれい線が出るわけではないとはいえ、ほうれい線が目立つのは避けたいですよね。
歯列矯正でほうれい線を目立たないようにするには、下記のことを意識しましょう。
●正しい診断と歯の移動設計(歯を引っ込めすぎない/必要以上に抜かない)

抜歯矯正でほうれい線や顔の変化を少なくするには、正しい診断と歯の移動設計が重要です。
たとえば、歯列矯正では歯のレントゲン写真だけでなく、頭部のX線写真などさまざまな
検査から、診断を行います。
診断が適切でない場合は治療が予定通りに進まず、治療期間の延長やほうれい線が目立つな
どのリスクが高まります。また、前に突き出ている歯を引っ込めすぎたり必要以上に歯を抜
いたりすると、ほうれい線が目立つ恐れがあります。
そのため、矯正治療の経験が豊富で技術がある歯科医院で治療を受けることが大切です。
たとえば、歯列矯正では歯のレントゲン写真だけでなく、頭部のX線写真などさまざまな
検査から、診断を行います。
診断が適切でない場合は治療が予定通りに進まず、治療期間の延長やほうれい線が目立つな
どのリスクが高まります。また、前に突き出ている歯を引っ込めすぎたり必要以上に歯を抜
いたりすると、ほうれい線が目立つ恐れがあります。
そのため、矯正治療の経験が豊富で技術がある歯科医院で治療を受けることが大切です。
●表情筋トレーニング

表情筋が衰え、たるみが出るとほうれい線が目立ちやすいでしょう。そのため、矯正中に表
情筋トレーニングを取り入れるのがおすすめ。
たとえば、歯に沿って大きくゆっくりと舌を回す動きは、たるみを改善しリフトアップ効果
も期待できます。
も期待できます。
その他にも、鼻の横にある頬骨を親指で軽く上に押す、頬骨マッサージもほうれい線ケアに効果的です。
●唇・口元の保湿・ケア
肌や唇などが乾燥すると、ほうれい線が濃くなり、老けた印象に見える傾向があります。た
とえば、保湿剤を使い肌の乾燥を防ぎましょう。
その他にも、紫外線は肌にダメージを与え、たるみの原因になることがあります。外出する
際には日焼け止めを塗ったり日傘をさしたり、紫外線から肌を守りましょう。
このように口内からのアプローチだけでなく、美容面から肌の潤いを守る日々のケアを取り
入れることが大切です。
抜歯は悪者ではない?矯正の目的とトータルバランス
近年では、抜歯矯正が悪者扱いされることも少なくありません。また、そういった情報から
「絶対に歯を抜かずに矯正して、美しい歯並びにしたい!」と望む方もいます。
「絶対に歯を抜かずに矯正して、美しい歯並びにしたい!」と望む方もいます。
しかし、非抜歯にこだわりすぎるのは危険だと考えます。なぜなら、抜歯をしないと理想的な歯並びにできないケースもあるからです。
また、抜歯矯正は見た目の美しさ以外に、下記のような目的と顔のトータルバランスを考慮する必要があります。
●抜歯はスペース確保・咬合安定・健康のための選択肢の一つ
抜歯は歯が並ぶためのスペースを確保するだけでなく、噛み合わせの安定にも影響を及ぼします。
たとえば、抜歯を行うことで、歯を動かし上下の噛み合わせを正しい位置にできます。
その結果、部分的な歯の負担を減らし、全体的に噛むバランスが均等になると、歯の寿命が延びることにも繋がるのです。
その結果、部分的な歯の負担を減らし、全体的に噛むバランスが均等になると、歯の寿命が延びることにも繋がるのです。
●「見た目」だけでなく「噛む・話す・呼吸」までを見据えた治療計画
矯正は、見た目だけでなく「噛む・話す・呼吸」といった機能を改善する治療法でもありま
す。食べ物がしっかりと噛める、ハッキリと発音できる、唇を閉じて鼻呼吸ができるなど、
今までより、生活の質が向上する治療プログラムを提案することが歯科医師に求められてい
ます。
そういった歯の機能までを見据えた治療計画のひとつとして、抜歯を必要とする場合がある
のです。
●医師と仕上がりの希望を共有することが重要

理想的な口元のイメージを担当医と共有することは、重要です。担当医と患者様との間で最
終的な歯並びのイメージに差があると、矯正治療は成功しません。
また、理想的な歯並びを実現するには、抜歯が必要なケースと非抜歯で対応できるケースが
あります。そのため、事前に最終的な仕上がりのイメージをしっかりと担当医に伝えましょ
う。
また、理想的な歯並びを実現するには、抜歯が必要なケースと非抜歯で対応できるケースが
あります。そのため、事前に最終的な仕上がりのイメージをしっかりと担当医に伝えましょ
う。
実際にあった患者様のご質問と回答
ここでは、実際に患者様からのご質問に回答します。
Q.抜歯矯正後、ほうれい線が気になりました…
A.抜歯矯正後、一時的にほうれい線が気になることがあります。特にもともとの歯並びが
出っ歯や口ゴボなどの場合は、矯正後に肌がたるんでほうれい線が気になるケースも少なく
ありません。
また、矯正中に会話や咀嚼回数が少なくなることで、表情筋が衰えてほうれい線が目立つよ
うになったと感じる方もいます。そのため、日頃から表情筋を動かすエクササイズや口周辺
を動かすことを意識すると良いでしょう。
なお、東京八重洲キュア矯正歯科では口元の印象や横顔の美しさなども含めて、総合的に診
断し、治療プログラムを提案いたします。
出っ歯や口ゴボなどの場合は、矯正後に肌がたるんでほうれい線が気になるケースも少なく
ありません。
また、矯正中に会話や咀嚼回数が少なくなることで、表情筋が衰えてほうれい線が目立つよ
うになったと感じる方もいます。そのため、日頃から表情筋を動かすエクササイズや口周辺
を動かすことを意識すると良いでしょう。
なお、東京八重洲キュア矯正歯科では口元の印象や横顔の美しさなども含めて、総合的に診
断し、治療プログラムを提案いたします。
まとめ■

抜歯矯正が原因で、ほうれい線が目立つ可能性はあります。しかし、適切な診断や治療を受
けることで、ほうれい線が深くなることを防げるケースがほとんどです。
東京八重洲キュア矯正歯科では、事前にカウンセリングをしっかりと行い、口元の見た目だけでなく、咀嚼や会話などの機能面とのバランスを考慮した治療プランを提案いたします。
矯正前は、治療に対して不安になることも多いと思います。遠慮せず、いつでも担当医やスタッフにご相談ください。
けることで、ほうれい線が深くなることを防げるケースがほとんどです。
東京八重洲キュア矯正歯科では、事前にカウンセリングをしっかりと行い、口元の見た目だけでなく、咀嚼や会話などの機能面とのバランスを考慮した治療プランを提案いたします。
矯正前は、治療に対して不安になることも多いと思います。遠慮せず、いつでも担当医やスタッフにご相談ください。
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