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投稿日:2024.8.31

受け口の原因となる低位舌ってなに?

 

受け口の原因は、遺伝的な要因だけでなく、日ごろの生活習慣が関係している場合があり
ます。
日常的に歯並びが悪くなるくせをしている場合には、早めに改善する必要があります。
また、受け口などの歯並びの不正はさまざまなデメリットがあります。
そこで今回は、受け口の原因になる低位舌についてご紹介します。

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低位舌って何?

安静にしている時の舌の正しい位置は、上の顎のポコっと出ている部分です。
一方、低位舌はこの位置より低い位置についている状態をいいます。
舌にも筋力があるため正しい位置に舌がついていないと、滑舌に影響が出る場合もありま
す。
低位舌は、前歯を押してしまったり、前歯の間に挟まっていたりすることで歯並びに悪影
響を及ぼすこともあります。

低位舌になる原因とは

・長期的な口呼吸
通常は、鼻で呼吸をする鼻呼吸が正しいのですが、口をぽかんとあけて呼吸をする口呼吸
になる場合があります。
口呼吸は、出っ歯や受け口などのかみ合わせのバランスが崩れている場合に起きやすく、
さらに歯並びの不正につながることもあります。
話しをせず、安静にしている状態では、唇が軽く閉じている状態がよいとされています。
この状態の場合、頬や唇から適切な圧がかかっているため、歯並びのバランスを保ってい
ます。
しかし、口呼吸の場合には、口を開けたまま呼吸をするため、この圧がかからずにさらに
歯並びが悪くなりやすいです。

・舌の筋力不足
しっかり噛むことで口周りの筋力や舌の筋力が使われます。
しかし、やわからかい食べ物ばかり食べる習慣があると、あまり噛まなくてもよいため、
口周りや舌の筋力が低下してしまいます。
そうすると、低位舌になることがあります。

・舌のくせ
小さなお子さんに多いくせですが、舌を前に出すくせや歯と歯の間から舌を出すくせは、
正しい位置に舌がつきません。
そうすると、舌が下がって低位舌になりやすいです。

・アレルギー
口呼吸と関係しているのですが、アレルギー鼻炎は鼻で呼吸がしにくい場合があります。
そうすると、口呼吸になりやすく、低位舌につながります。

 

受け口とは

受け口は、通常は上の歯が下の歯を覆っている状態ですが、かみ合わせが反対で下の歯が
上の歯を覆っている状態です。
かみ合わせが反対になっているため、反対咬合といわれることもあります。

受け口の原因

受け口の原因は、遺伝的な要因と生活習慣が関係している場合があります。
歯の大きさや顎の大きさなどのアンバランスさが原因で受け口になっている場合には遺伝
的な要因が考えられます。
低舌位や口呼吸、唇を噛むくせも何気ないくせですが、継続して続けていると受け口の原
因になる場合があります。
これらのくせを続けていると、さらに歯並びが悪化する可能性があるため、早めに改善し
ましょう。

受け口のデメリット

・咀嚼しにくくなる
受け口は前歯がきちんと噛んでいないため、食事をする時に咀嚼しにくくなります。
前歯で噛み切りにくいだけでなく、咀嚼がしにくいため、唾液の分泌も減少してしまいま
す。
唾液はしっかり噛むことで分泌が促進されます。
そして、唾液には汚れを洗い流したり、歯の石灰化を促進したりするなど多くの働きがあ
ります。
唾液が少なくなってしまうと、細菌が増えやすく、口臭の原因やむし歯や歯周病のリスク
が高くなります。

・顎や歯に負担がかかる

かみ合わせのバランスが悪いまま噛み続けていると、一部の歯に強く当たったり、顎の骨
に負担がかかったりします。
そのまま放置していると、口が開きにくい、顎から音がするなどの症状が出てくる場合が
あります。
症状が悪化すると、口が開きにくい、食事をする時に顎が痛いなど日常生活に支障が出て
くる場合も。
歯や顎の負担軽減のためにも早めに改善した方がよい歯並びです。

・発音に影響が出ることがある

受け口は、前歯がきちんと噛み合わせていないため、空気が漏れやすい特徴があります。
そうすると、「サ行」や「タ行」が発音しにくくなり、滑舌に悪影響が出ることがありま
す。
話しをしている時に聞き返されてしまうこともあり、話すことがおっくうになるケースも
あります。

・見た目が気になりやすい

受け口は見た目が特徴的なため、審美的に気になることも多い歯並びです。
小さい頃にからかわれたりして、口元にコンプレックスを抱いてしまうことも少なくあり

ません。
笑う時に口元を隠してしまったり、話すことに消極的になってしまったりすることもあり
ます。
受け口は、永久歯が生え揃う成長段階の方が、顎のアンバランスさを整えながら、正しい
位置に歯並びが生えてくるように誘導することができるためお子さんの負担も軽減します

低位舌と受け口の関係

舌が正しい位置にある場合には、上顎にも適切な力がかかり、顎の発達も促されます。
しかし、舌が下がっている低位舌の場合には、このバランスが崩れてしまい、上下の顎の
アンバランスさに影響を及ぼすことがあります。
舌が前歯を押したり下顎に力がかかったりすることで、下顎の成長を促して受け口になり
やすくなる可能性があります。
また、低位舌は前歯に力がかかりやすくなるため、受け口だけでなく、ほかの歯並びの不
正につながってしまうケースもあります。

低位舌を改善するには

低位舌は舌の筋力不足が関係している場合があるため、口周りに筋力や舌の筋力を整える
ことが正しい舌の位置を維持することにつながります。
そのためには、口腔筋機能療法をおすすめします。

・口腔筋機能療法
スポットポジション
安静にしている時や食べ物を飲み込む時に舌の位置を確認しましょう。
スポットポジションは、上顎の少し出ている部分です。
慣れるまでその位置についているか意識して生活しましょう。

ポッピング
スポットポジションについているか確認して、舌の裏側にある筋の部分の「舌小帯」を伸
ばすことを意識しましょう。
上顎につけながら、密着するように吸い上げます。
この状態を数秒維持してから、ポンっと音が鳴るようにはじきます。
この動作を10回程度繰り返しましょう。

受け口を改善するためには

ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットというパーツをつけてワイヤーを通し、適切な力
をかけて歯を動かす方法です。
歴史のある方法で、多くの歯並びに対応しています。

 

・表側矯正
表側矯正は、歯の表側に矯正装置をつける方法です。
金属の装置が主流だったため、装置の見た目が気になるデメリットがありましたが、白や
透明の審美ブラケットや審美ワイヤーを選択できるようになりました。
そのため、矯正中の見た目が改善されつつあります。

・裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正は歯の裏側に装置をつける方法です。
矯正中の装置がほとんど見えないため、矯正中の装置の見た目が気になっている方におす
すめの方法です。
また、内側から引き込む力をかけることができるため、出っ歯や受け口の歯並びを動かし
やすい特徴があります。
ただし、歯の裏側に装置をつけるため、歯科医師の技術力が必要です。
裏側矯正(舌側矯正)をできる歯科医師が限られているため、希望している場合には対応し
ている歯医者を探しましょう。

マウスピース矯正
患者さまのお口に合ったマウスピースを作製して、段階的に形の違うマウスピースに交換
することで歯並びを整える方法です。
透明のマウスピースを使用するため、矯正装置の見た目が分かりにくい特徴があります。
また、取り外しができるため、食事や歯磨きを今まで通り行うことが可能です。
ただし、取り外しができる分自己管理が必要な矯正方法で、食事や歯磨き以外の時間は就
寝中も装着が必要です。

外科矯正
骨格性の受け口の場合には、顎の骨のバランスを整える外科矯正が必要な場合があります

顎の骨を切除して、バランスを整えます。
その後矯正治療で歯並びやかみ合わせのバランスを整えます。

東京 八重洲 矯正
【まとめ】

舌の位置は、歯並びに影響を及ぼします。
また、滑舌が悪くなることもあるため、正しい位置に舌を置くようにしましょう。
舌がつきにくい場合には、舌の筋力を鍛える方法もありますので、試してみてくださいね

歯並びが悪くなってしまった場合には、矯正治療が必要です。
当院では、患者さまの歯並びとご希望を考慮した上で矯正方法をご提案いたします。

東京八重洲キュア矯正歯科矯正歯科の無料カウンセリングのご予約はこちら↓

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