投稿日:2024.5.24
受け口は痩せるとなぜさらに目立つのか?
皆さんこんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科です!
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
さて今回は【受け口は痩せるとなぜさらに目立つのか? 】についてお話しさせていただきます。
ダイエットをしたら受け口が目立つようになった・・。
昔より下顎が前に出てきた気がする・・。
受け口の方で顔の印象が変わったことに対して悩みを持つ方がたくさんいらっしゃいます。
今回は、痩せることでさらに受け口が目立つようになるのか?
なんで受け口になってしまうのかや受け口を治す治療法について詳しくご説明していきます。
「前より受け口が目立ってきた・・」と感じている方は、是非記事の内容を参考にして今後の解決にお役立て下さい。
目次
<受け口ってどんな状態?>
受け口とは下顎が上顎よりも前に出ている状態です。
正常な状態では、上の前歯が下の前歯を覆うように噛んでいますが、受け口では逆になり、下の前歯が上の前歯を覆った噛み合わせになっています。
正面・横顔と下顎が前突した顔立ちの印象を持たれることが多く、横顔は三日月型になりますので特に下顎が強調される容姿になります。
<なんで受け口になるの?>
そもそもなんで受け口になってしまう方がいるのでしょうか?
キレイな歯並びと噛み合わせでお顔が整っている方もいれば、受け口で歯並びが崩れている方もいますよね。
この違いはどこからくるのかご説明します。
【遺伝】
両親から受け継いだ遺伝的な問題で受け口になるケースです。
特に顎の骨が両親どちらかに似ていることが多くあります。
・上顎の骨が小さい
上顎の成長が発達しなかったために、上下の顎骨のバランスが崩れてしまい受け口になります。
・下顎が大きく成長し過ぎた
上顎は正常な大きさでも下顎が大きく成長してしまうと、これも上下顎のバランスが崩れて受け口になると言われています。
このように骨格性の問題で受け口になっている方は遺伝的な原因の可能性があります。
両親と自分の骨格を見比べてみると分かるでしょう。
【悪いクセ】
子供の時から悪いクセを持っていて習慣化された状態で乳歯から永久歯に生え変わり、大人になる頃には受け口になっていることがあります。
・下顎を前に出すクセ
子供の頃から下顎を前に出したり、前に出しながら食事をしたりなどのクセが染みついてしまうと下顎を突出させた状態が普通になってしまいます。
この状態が自然となると受け口になっていきます。
・舌で下の歯を押すクセ
舌を突出させるクセを持っている子供が多くいます。
このようなクセで下の前歯が徐々に押されて前方に傾斜し始めます。
上の前歯よりも下の前歯が前突すると受け口となります。
・指しゃぶりや爪を噛むクセ
子供の頃に多い指しゃぶりですが、卒業できないと前歯が傾いてきて出っ歯や受け口の原因になります。
<受け口は痩せるとさらに目立つの?!>
ダイエットなどで体重が減少してお顔の脂肪も減ると骨格の構造がよりはっきりとするようになります。
受け口は下顎が上顎よりも前方に出ているので、お顔の脂肪が減ると輪郭がよりはっきりと強調されることで受け口が一層目立つようになるでしょう。
<受け口を放置するとどうなる?>
【1.容姿のコンプレックス】
下顎が強調されることで顔立ちにコンプレックスを抱えている方は男女問わず多くいらっしゃいます。
受け口は口元の印象にも突出感が出るので、笑う時に口元を手で隠してしまったり、思いっきり笑顔を作れないなど消極的なコミニュケーションになってしまうことに悩んでいる方もいます。
【2.滑舌がよくない】
正しい発音がしにくい受け口では、相手側にも滑舌がよくないと思われることがあるので、会話がしにくかったり積極的なコミュニケーションを取りにくいなど、日常生活への支障となることがあります。
【3.食事がしにくい】
反対の噛み合わせのため、前歯で物を噛み切ることが難しいのが受け口です。
噛み切るために奥歯を使ったり、食事中にポロポロと食べこぼしをしてしまうなど食事に支障が出たりします。
【4.口の中が乾きやすい】
受け口の方は口が閉じにくいため口呼吸してしまうことがあるので、口内炎ができやすくなったり、歯肉炎になってしまうことがあります。
【5.むし歯や歯周病になるリスクが高まる】
口呼吸によって口の中の唾液が蒸発してしまうと、唾液の力にある口の中の汚れを流してくれたり歯を強くしてくれたりなどの効果が弱くなってしまって、むし歯のリスクを高めることに繋がってしまいます。
【6.消化器官への負担がかかる】
噛み合わせのせいで食材をしっかり噛み砕き小さくできないとその役割と消化器官が背負うことになり、負担をかけてしまうこともあります。
【7.奥歯に過剰な負担がかかる】
前歯で食材を噛みちぎったりすることができないと奥歯がその役割を背負うことになります。
奥歯には食べ物をすりつぶしたり細かく小さくする役割があるため、仕事が多くなれば奥歯のすり減りなどの影響も考えられます。
【8.顎関節への負担が大きくなる】
正常な噛み合わせでない受け口は、噛み合せのバランスがとれないため顎の痛みや頭痛・肩こり・腰痛など全身的な痛みにまで影響が及ぶことがあります。
<受け口の治療方法ってなにがある?>
受け口を治療する場合にはどのような治療方法があるのでしょうか?
それぞれの方法について説明していきます。
【ワイヤー矯正】
・表側矯正
歯の表面にブラケットと呼ばれる米粒大ほどの矯正装置を接着させてワイヤーを通して歯の移動を行う方法です。
1ヶ月に1回ワイヤーを新しく交換して徐々に移動を進めていきます。
昔に比べて矯正装置は目立たなくなりました、やはりシルバーカラーのワイヤーが目立つことになります。
・裏側矯正
表側矯正と同じように矯正装置を接着させますが、歯の裏側につけるので目立つことなく矯正を進めることができます。
ただし舌触りが悪いというデメリットがございます。
・部分矯正
矯正治療で歯並び全体を治すのではなく、ガタつきのある部分だけを矯正するのが部分矯正です。
歯並びを整える必要のある部分にだけ矯正装置を付けて歯並びを整えるので、装置が目立ちにくく矯正期間も短いことがメリットです。
【マウスピース矯正】
透明な歯型のマウスピースをはめて歯並びを整えていく方法です。
ワイヤー矯正と違い装置が目立たないので人に気づかれずに矯正を進めることもでき、審美性にも優れているメリットがあります。
ですが、歯並びの状態によってワイヤー矯正の方が短期間で治療が終わる場合もあるので、治療期間を短くしたい場合は検討する必要があります。
【ハイブリッド矯正】
ワイヤー矯正とマウスピースのメリットを合わせた矯正方法です。
最初の期間ではワイヤーを矯正で歯並びのガタつきを整え、ある程度歯並びが揃ったところでマウスピース矯正に変えてキレイな歯並びへと調整していきます。
矯正装置が目立つワイヤー矯正の期間を短縮することができるメリットがあります。
【外科矯正】
矯正治療のみで受け口を治すことができない場合に必要になるのが外科矯正治療です。
歯並びを整える矯正治療と顎の骨を削る外科治療を行う方法で入院もすることになるので、治療期間としては一番長くなります。
ですが、受け口から正常な歯並びと噛み合わせが治った時の変化と容姿の印象度も大きく変わっているので、満足度も高い治療方法です。
病名が付けば保険適応で治療が受けられるので、費用面でも負担が軽減されるメリットもあります。
今回は、痩せると受け口が目立つ理由や受け口を放置しておくデメリット、治療方法についてお話しました。
受け口で歯並びや顔の印象が気になる方はどのような方法で治療ができるのか参考にして頂き、
治療費や治療期間についてはカウンセリングでご相談してみると詳しく知ることができますのでぜひご検討下さい。
当院の無料カウンセリング予約はこちらから→https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=4491&_gaid=1770588889.1637737917