投稿日:2025.8.19
口ゴボの治し方
みなさん、こんにちは。
東京八重洲キュア矯正歯科です。
東京八重洲キュア矯正歯科です。
「口元がふくらんで見える」「唇が前に出ている気がする 」そんなお顔の印象に、
お悩みを感じている方はいませんか?その口元の違和感は、口ゴボが原因かもしれ
ません。口元の盛り上がりや閉じにくさ、口を閉じた際に下顎のシワが気になる方
は、「口ゴボ(くちごぼ)」になっている可能性があります。この記事では、口ゴ
ボについて、原因や改善方法などをわかりやすく解説します。

目次 [hide]
- 0.1 口ゴボはなぜ起こる?2つの主な原因
- 0.2 口ゴボになりやすい癖や習慣
- 0.3 口ゴボの治療方法
- 0.3.1 表側矯正
- 0.3.2 メリット
- 0.3.3 デメリット
- 0.3.4 費用相場
- 0.3.5 こんな方におすすめ
- 0.3.6 裏側矯正(舌側矯正)
- 0.3.7 メリット
- 0.3.8 デメリット
- 0.3.9 費用相場
- 0.3.10 こんな方におすすめ
- 0.3.11 マウスピース型矯正
- 0.3.12 メリット
- 0.3.13 デメリット
- 0.3.14 費用相場
- 0.3.15 こんな方におすすめ
- 0.3.16 外科矯正
- 0.3.17 メリット
- 0.3.18 デメリット
- 0.3.19 費用相場
- 0.3.20 こんな方におすすめ
- 0.3.21 筋機能療法( MFT)
- 0.3.22 メリット
- 0.3.23 デメリット
- 0.3.24 費用相場
- 0.3.25 こんな方におすすめ
- 0.4 口ゴボの悪化を予防する方法
- 0.5 まとめ
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口ゴボはなぜ起こる?2つの主な原因
口ゴボになる主な原因は、大きく分けて2つあります。また、どちらか1つの原因
だけでなく、複数の要因が影響しているケースもあるため、原因を知るためには歯
科医院で精密な検査を受けることが重要です。
1)先天性の口ゴボ
遺伝による骨格や歯の大きさの影響で口ゴボが生まれつき発生することがあります。
例えば、上顎が下顎より大きかったり、下顎が小さい骨格を親から受け継ぐことで、
上下の顎のバランスが崩れ、前に出たような口元の印象になることがあります。
2)後天性の口ゴボ
日常の生活習慣や癖によって後から口ゴボが形成されることがあります。幼少期の
指しゃぶりの習慣や口呼吸、舌の癖などは、歯並びや顎の発達に影響を与えるため
注意が必要です。こうした癖をそのままにしていると、口ゴボだけでなく噛み合わ
せの乱れや顎のズレにもつながります。無意識のうちに習慣化している場合も多い
ため、気になる方は一度歯科医院を受診することをおすすめします。
口ゴボになりやすい癖や習慣
後天的な口ゴボは、普段の何気ない行動が引き金になっている場合があります。予
防や改善のために、どのような癖や習慣があるのかより詳しくご説明します。
口呼吸
口呼吸が習慣になると、口が開いた状態が続き、唇の圧力が弱まることで前歯が前
方に押し出されやすくなります。その結果、出っ歯や横顔のバランスの崩れにも影
響する可能性があります。また、アレルギー性鼻炎や鼻づまりなどが原因で鼻呼吸
が難しい場合には、まずその原因への対処が必要です。さらに、口呼吸は虫歯や歯
周病、風邪、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めるため、早めに対処することをお
すすめします。
舌の位置・舌で歯を押す癖
舌の正しい位置は、上顎の前歯の少し後ろにある「スポット」と呼ばれる場所です。
しかし、舌が常に下がっていたり、無意識に前歯を押す癖があると、前歯が前方に
広がりやすくなり、口ゴボの原因になることがあります。特に舌で前歯を押す動き
は、歯列の突出を引き起こすため注意が必要です。普段から舌の位置を意識し、余
計な圧力をかけないようにすることが、口元のバランスを保つために重要です。
広がりやすくなり、口ゴボの原因になることがあります。特に舌で前歯を押す動き
は、歯列の突出を引き起こすため注意が必要です。普段から舌の位置を意識し、余
計な圧力をかけないようにすることが、口元のバランスを保つために重要です。
幼少期の癖
幼少期の指しゃぶりや唇を噛む癖、頬杖、悪い姿勢などは、成長途中の顎や歯並び
に影響を与え、口元の突出を招くことがあります。特に指しゃぶりを3歳以降も続
けると、歯列がV字型に変形しやすくなり、歯並びの乱れにつながるリスクが高ま
ります。無理にやめさせるのではなく、安心につながる環境づくりをすることで、
自然な改善を促すことが大切です。
柔らかいものばかり食べている
柔らかい食べ物ばかりを食べていると、噛む回数が減り、顎の発達が不十分になる
傾向があります。特に上顎の成長は10歳前後でほぼ完了するため、幼少期から
「よく噛む」習慣をつけることが大切です。顎の発育が不十分だと歯が並ぶスペー
スが足りず、歯並びが崩れやすくなります。噛むことは、集中力や姿勢の安定にも
関係します。食事中は一口30回を意識し、必要に応じてキシリトールガムやPOs-
Ca配合のガムなども取り入れましょう。
口ゴボの治療方法
表側矯正

歯の表面にブラケットとワイヤーを装着する、もっとも一般的な矯正方法です。軽
度から重度までさまざまな歯並びに対応でき、治療精度が高いことが特徴です。装
置は固定式で、1カ月に1回の通院で歯の動きを調整します。治療期間は全体矯正
でおよそ2〜3年程度かかるのが一般的です。
度から重度までさまざまな歯並びに対応でき、治療精度が高いことが特徴です。装
置は固定式で、1カ月に1回の通院で歯の動きを調整します。治療期間は全体矯正
でおよそ2〜3年程度かかるのが一般的です。
メリット
●軽度〜重度の歯並びまで幅広く適応可能
●歯の動きを精密にコントロールできる
●表側に 置があるため調整がしやすい装
●治療効果や安全性への信頼性が高い
デメリット
●ワイヤーやブラケットが目立ちやすい
●装置の周囲に食べ物が詰まりやすい
●接客業や見た目を気にする仕事などで心理的負担になることもある
費用相場
表側矯正の費用は、全 矯正で約体 100万円程度が目安です。選ぶブラケットの種類に
よって価格は異なり、目立ちにくい白やセラミックの装置を選ぶと金額は少し高く
なることがあります。裏側矯正よりは比較的費用を抑えられます。
こんな方におすすめ
●歯並び全体をしっかり整えたいと考えている方
●複雑な症状を改善したい方
●見た目よりも費用を抑えたい方
裏側矯正(舌側矯正)
ブラケットとワイヤーを歯の裏側(舌側)に装着する矯正方法です。外側からはほ
とんど見えないため、矯正中でも自然な口元を維持したい方に人気の治療法です。
表側矯正と同 に固定式で、治療期間は平均で約様 3年、月1回の通院が必要です。治
療精度も高く、多くの歯並びに対応可能です。ただし、装置が舌に近いため、慣れ
るまで発音のしづらさを感じることがあります。
メリット
●矯正装置が見えにくく審美性に優れている
●表側矯正と同 に幅 い症例に 可能様 広 対応
●表側矯正よりも のリスクが低い虫歯
デメリット
●一時的に発音がしづらくなる場合がある
●セルフケアに手間がかかる
●技術的に難易度が高いため、対応できる医院が限られる
費用相場
裏側矯正の相場はおよそ130万〜170万円程度です。装置の装着や調整に高い技術
が必要なため、表側矯正よりも費用が高くなる傾向があります。
こんな方におすすめ
●装置が目立たない治療を希望する方
●高い治療効果に加えて見た目の良さもこだわりたい方
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを歯に装着し、2週
間ごとに新しいマウスピースに交換して歯を少しずつ動かす矯正方法です。取り外
し可能で目立ちにくく、食事や歯磨きも普段通りに行える点が特徴です。ただし、
毎日20時間以上の装着が必要で、患者様ご自身での管理が求められます。
メリット
●透明で見た目が目立たない
●食事や歯磨きのストレスが少ない
●ワイヤー矯正よりも違和感や痛みが比較的軽い
デメリット
●装着時間を守らないと治療が進まない
●自分で交換や管理が必要
●複雑な歯並びや骨格の問題には対応が難しい場合がある
費用相場
マウスピース型矯正の相場は、全体矯正では80〜120万円が一般的です。
こんな方におすすめ
●見た目やライフスタイルに配慮した矯正を希望する方
●食事やケアを今まで通り行いたい方
●自己管理がしっかりできる方
●軽度〜中程度の歯並びを改善したい方
外科矯正
外科矯正は、顎の骨格に異常がある場合に行われる治療法で、歯列矯正に加えて顎
の骨を切る手術を組み合わせることで、噛み合わせだけでなく顔の輪郭や横顔のバ
ランスも改善できる治療方法です。顎の骨を切って位置を調整するため、上下の顎
のズレが大きい場合や重度の口ゴボに適応されます。歯の位置だけでなく骨格ごと
バランスを整えることで、見た目にも大きな変化が期待できます。
メリット
●骨格レベルでの根本的な改善が可能
●顔全体のバランスが整い横顔の印象も大きく変わる
●噛み合わせや発音の機能も改善される
デメリット
●入院やダウンタイムが必要
●健康保険の適用には条件がある(顎変形症と診断された場合など)
●術後は食事制限など生活への影響もある
費用相場
自費診療の場合、手術と矯正を合わせて100〜300万円程度です。ただし、顎変形
症と診断され、所定の施設で治療を受ける場合は健康保険が適用されることもあり
ます。(その場合は総額の3割のご負担になるため、30〜60万円程度です。)詳
しくは矯正歯科での精密検査と診断を受けることが必要です。
こんな方におすすめ
●骨格レベルで口ゴボを改善したい方
●歯列矯正だけでは効果が見込めないと診断された方
●横顔やフェイスラインを大きく変えたい方
筋機能療法( MFT)
舌・唇・頬などの口腔周囲筋の正しい使い方を身につけるトレーニング法です。舌
の正しい位置(スポット)や、口を閉じる力、飲み込み方の癖などを改善し、歯並
びや噛み合わせの悪化を防ぐ目的で行われます。特に矯正治療と併せて取り入れる
ことで、後戻り防止が高まります。
メリット
●舌や口周りの筋肉の使い方を改善できる
●矯正治療の補助・後戻り予防として有効
●痛みや副作用がなく子どもでも取り組みやすい
デメリット
●継続的なトレーニングが必要
●効果には個人差がある
●単独では歯並びの大きな改善は難しい
費用相場
MFTの費用は3,000円〜1万円程度です。矯正治療の費用に含まれている場合も
あります。
こんな方におすすめ
●舌の位置や飲み込み方に癖があると指摘された方
●歯並びの悪化や矯正後の後戻りを防ぎたい方
●指しゃぶりや舌癖があるお子様
口ゴボの悪化を予防する方法
①鼻呼吸を心がける
鼻呼吸を習慣化することで、口周りの筋肉が自然と鍛えられ、唇を閉じる力も向上
します。
②食事に硬い食材を取り入れる
硬い食材やしっかり噛む必要のある食事を取り入れることで、顎や筋肉の成長が促
進され、歯並びの安定に役立ちます。
③歯並びを悪化させる癖や習慣を治す
指しゃぶりや唇を噛む癖などは無意識に行われがちなため、まずは自覚することが
大切です。子どもの場合は早期に改善を図ることで、将来の口ゴボのリスクを減ら
すことができます。必要であれば歯科医の指導を受けると安心です。
大切です。子どもの場合は早期に改善を図ることで、将来の口ゴボのリスクを減ら
すことができます。必要であれば歯科医の指導を受けると安心です。
④正しい舌の位置を意識する
舌先を上顎の前歯の裏側にある「スポット」と呼ばれる位置に置くように意識しま
す。この習慣により、舌が前歯を押し出す力を抑え、歯並びや口元のバランスを保
ちやすくなります。

まとめ
最近は美容整形が身近になり、見た目の悩みに対してすぐ整形を選ぶ方も少なくあ
りません。しかし、口ゴボの原因は骨格や歯並び、噛み合わせなどの機能的な要素
が関係しているため、美容整形だけでは根本的な改善にはつながりません。一時的
に満足できても、噛みづらさや口元の閉じにくさといった問題は残ってしまいます。
矯正治療に加えて、日常生活の癖や習慣を見直すことも大切です。口ゴボが気にな
る方や矯正治療をご検討の方は、東京八重洲キュア矯正歯科でのカウンセリングを
→https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=4491&_gaid=999349918.1686039961
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