投稿日:2023.3.31
歯並びが悪いと鼻づまりの原因になりますか?
皆様こんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科です😊
いつも当院のブログをお読みいただいてありがとうございます!
今の季節、花粉でお悩みの方も多いかと思います・・・💧
そこで今回は、この時期にちなんだお話をいたします🌷
鼻づまりと歯並び、実はこの2つには深い関係があることをご存知でしょうか?
今回はこの歯並びと鼻詰まりの関係や、どんな影響があるのか等をお話ししていきたいと
思います✨
鼻詰まりが歯並びに影響を与える
実際のところ、歯並びが鼻づまりに影響するというよりかは、鼻づまりが歯並びに影響す
ることが多い傾向にあります💦
これは、鼻がつまることで鼻呼吸が困難になり、口呼吸が習慣化してしまうことが原因で
す。この口呼吸ですが、成長期の場合には歯並びだけではなく、顎の大きさや顔貌にも影
響を与えてしまいます😢
では、口呼吸が歯並びに与える影響とは一体なんでしょうか?
どうして口呼吸で歯並びが悪くなる?
歯並びは、お口周りの筋肉のバランスが取れており、頬や唇などの外側からの力、舌によ
る内側のからの力が適切に加わることで均衡を保っています🌟
しかし、鼻づまりによって口呼吸が常態化してしまった場合、咀嚼筋や口輪筋、頬筋と舌
からの力のバランスが崩れしまい、歯並びが悪くなってしまうのです。
また、長期間にわたって口呼吸が続いた場合、歯並びが悪くなるのに加え、筋肉が十分に
機能しないことから、鼻の下が長く、下顎が後退気味になる「アデノイド顔貌」のリスク
にもなってしまいます。特に成長期のお子さまは、口呼吸による悪影響を受けやすいため
、早期の改善が必要です😲!
口呼吸によって起こる不正咬合
●出っ歯
先ほどもお話しした通り、歯並びは舌とお口周りの筋肉によって成り立っています。
舌は本来、上の前歯の後ろにある「スポット」と呼ばれる場所にあり、上顎に吸い付くよ
うに位置になければいけません。
しかし、口呼吸が行われていると、舌は上顎ではなく下顎にだらりと下がった状態になり
ます。これにより、舌が置かれていない上顎が狭まり、小さな顎に歯が並びきらず出っ歯
(上顎前突)となってしまうのです😢
●受け口
口呼吸により受け口になる仕組みとしては、前項の出っ歯と同様です。
舌が低い位置にあり、本来上の歯並びを広げるはずの力が下顎に対して作用すると、下の
歯並びが拡大してしまいます。その結果、上下の噛み合わせのバランスが取れなくなり、
下の歯が上の歯よりも前に出てしまう受け口(下顎前突)となります💦
●オープンバイト(開咬)
口呼吸で舌の位置が低くなるまでは、出っ歯や受け口と一緒ですが、舌を前歯に押し付け
ていると、前歯で噛めないオープンバイト(開咬)という不正咬合になってしまいます。
オープンバイトは奥歯で噛んだ時に前歯が開いてしまう歯並びで、上記のように舌で前歯
を押した結果、舌の力で前歯が前方に傾斜してしまうことから起こる不正咬合の一つです
。
口呼吸はどうやって治す?
ただの癖で口呼吸をしている場合には、歯科医院での指導やトレーニングによって改善す
ることがほとんどですが、アレルギー性鼻炎やアデノイドなどの鼻づまりに起因する口呼
吸は、歯科医院だけでは改善ができません!
そのため、このような鼻咽頭疾患が原因で口呼吸が起こっている場合、耳鼻咽喉科の受診
が必要になります。
まとめ
鼻づまりによる口呼吸は、歯並びや噛み合わせに加え、お子さまの場合顔貌の形成にも悪
影響を及ぼす因子です👪
口呼吸によって筋肉のバランスが崩れていると、成人の場合でも矯正治療中で歯の動きを
妨げてしまったり、治療後の後戻りを引き起こしたりすることがあるため、年齢に関わら
ず口呼吸や歯並びでお悩みのことがあれば、当院にご相談ください😊