投稿日:2025.7.25
歯列矯正がたらこ唇改善に効く!?
こんにちは。東京八重洲キュア矯正歯科です。
ぽってりとした唇、いわゆる「たらこ唇」にお悩みの方はいらっしゃいませんか。
歯列矯正で歯並びを整えることで、唇の形が変わることがあります。
たらこ唇になっている原因が歯並びにある場合は、歯列矯正で改善できる可能性があるでしょう。
ただし、歯列矯正の目的は、歯列を整えることであって、唇の形や厚みを調整するものではありません。
ここでは、歯列矯正でたらこ唇が改善されるケースについてお話しします。
目次 [hide]
たらこ唇が歯列矯正で改善できる理由
たらこ唇は、通常よりも唇の厚みがある唇のことをいいます。
多くの場合、たらこ唇になるのは、遺伝や顔の構造が影響しています。
このように、歯並びに関係がない場合は、歯列矯正を行ってもたらこ唇は改善されることはありません。
ただし、歯並びや顎の位置が原因で、唇が厚くなっている場合は、歯列矯正を行うことで間接的に改善されることがあります。
たらこ唇になりやすい歯並び
次のような歯並びの場合、歯や顎が突出することで、唇が分厚く見えることがあります。
・上顎前突
上顎がや上の前歯が前方に突出している歯並びで、「出っ歯」とよばれます。
この歯並びでは、唇が前に押し出されるようになるため、唇が厚く見えるのです。
前歯が傾斜して出っ歯になっている場合は、矯正治療での改善が期待できます。
骨格的に上顎全体が前に出ている場合は、外科矯正が必要になる場合があります。
・上下顎前突
上下の顎が前方に突出している歯並びで、お口全体がゴボッと前に出ているように見えることから、「口ゴボ」とよぶこともあります。
この歯並びでは、上下ともに唇が分厚く見えます。
歯が傾斜して前方に出ている場合は、歯列矯正で改善することが可能です。
ただし、重度の場合や骨格に問題がある場合は、外科矯正をご提案します。
・過蓋咬合(かがいこうごう)
上顎が下顎よりも発達した場合や、下顎が発達しなかった場合などに、かみ合わせが深くなる歯並びです。
上の前歯が下の前歯に覆いかぶさってるような状態となり、奥歯でかみ合わせたときに、下の歯が見えにくいのが特徴です。
この歯並びでは、上の唇にボリュームがあるように見えます。
たらこ唇になりやすい歯並びを矯正する方法
たらこ唇の原因が不正咬合にある場合は、次の方法で改善できる可能性があります。
ワイヤー矯正(表側矯正)
歯の表面にブラケットとよばれる小さな四角の装置を取り付けて、ブラケットの溝にワイヤーを通します。
ワイヤーに力を加えることで、少しずつ歯を動かす矯正方法です。
矯正治療の中でもオーソドックスな方法で、ほとんどの歯並びに対応できます。
ワイヤーの曲げ方を変えることで、1本1本の歯の動かし方を細かく調整することができる上に、装置が固定されているため常に矯正力をかけ続けることが可能となり、重度の不正咬合にも対応できる場合があります。
ただし、歯の表面に装置を取り付けるため、お口を開けたときに装置が目立ちやすく、治療中の見た目が気になる方には、治療中の見た目がデメリットとなるでしょう。
また、唇の裏側や粘膜と装置が擦れて、傷ができることもあります。
食事の際に食べものが装置にはさまったり、歯磨きがしにくかったりという点にも注意が必要です。
装置を表につけることで口元がさらに前に出てしまい、たらこ唇が強調されてしまうケースがあります。
裏側矯正(舌側矯正)
表側と同じように、ブラケットとワイヤーを使う矯正治療です。
表側と異なる点は、装置を歯の裏側(舌側)に取り付けることです。
裏側に取り付けるので、お口を開けたときに装置が目立ちにくく、粘膜や唇を傷つけることもありません。
また、裏側矯正(舌側矯正)は、突出した歯を引き込む動きを得意としているため、上顎前突や上下額前突、過蓋咬合といったたらこ唇になりやすい歯並びの治療に向いています。
裏側矯正(舌側矯正)の注意点は、慣れるまでは舌が装置に触れて、舌に口内炎ができる恐れがあります。
また、滑舌が一時的に悪くなることがありますが、しらばくすると慣れて問題なく発音できる方がほとんとです。
ハーフリンガル矯正
目立ちやすい上の歯は裏側(舌側)に、目立ちにくい下の歯には表側に装置を付ける方法です。
目立ちにくくて、発音への影響が少ない方法で、表側矯正と裏側矯正(舌側矯正)のデメリットの解消が期待できます。
また、上下ともに裏側(舌側)に取り付けるよりも、費用面での負担も抑えられます。
マウスピース型矯正「インビザライン」
マウスピース型矯正装置をお口に装着して、歯を動かします。
マウスピース型矯正装置は透明で、お口に装着していても、至近距離で注意して見なければ装着していることに気付かれることはほとんどありません。
ご自身で取り外しが可能で、食事や歯磨きの際は取り外すのが基本です。
食事制限もなく、日常生活への影響が少ない方法として注目されています。
また、マウスピース型矯正装置は歯全体を覆うように設計されていて、矯正力が分散されるため、ワイヤーを使った矯正治療より痛みが少ないとされています。
ただし、マウスピース型矯正装置の装着時間が短い場合や、スケジュール通りに次の段階のマウスピース型矯正装置に交換しないと、予定通りに治療が進まない恐れがあるため、患者
さんご自身でしっかりと管理していただくことが大切です。
マウスピース型矯正装置の洗浄・保管についても、適切に行っていただく必要があります。
たらこ唇になりやすい歯並びをそのままにしているとどうなる?
たらこ唇になりやすい歯並びをそのままにしていると、お口そして全身の健康に悪い影響をおよぼす恐れがあります。
歯並びの乱れは見た目だけの問題ではありませんので、できるだけ早めの治療がおすすめです。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
歯列に問題があると、歯ブラシが行き届かず、磨き残しが多くなる傾向にあります。
磨き残しは歯垢となり、虫歯や歯周病の直接的な原因になるため、注意が必要です。
また、上顎前突の歯並びでは、お口をしっかりと閉じることが難しいため、お口の中が乾燥して唾液の分泌量が低下してしまいます。
唾液にはお口の中の汚れを洗い流したり、細菌の動きを弱めたりする働きがあるため、唾液が少なくなるということは、虫歯や歯周病のリスクを高めることになるのです。
歯並びがさらに悪くなる
歯並びが悪くなった原因によっては、そのままにしているとさらに悪化する恐れがあります。
・頬杖
・舌で歯を押すクセ
・うつぶせ寝
・爪を噛む
といったクセは、歯並びにも影響をおよぼすためできるだけ早く改善しましょう。
このようなクセがあると、矯正治療を行っても、また歯並びが元の状態に戻る恐れもあります。
また、歯並びが悪くなるとかみ合わせもズレる可能性が高くなります。
かみ合わせのズレは、歯だけでなく顎にも負担となり、頭痛や肩こりといった全身の不調の原因となることもあるのです。
たらこ唇が気になる方は「東京八重洲キュア矯正歯科」にご相談ください
たらこ唇になっている原因が歯並びにある場合は、矯正治療によって改善できる可能性があります。
ただし、矯正治療はあくまでも歯並びの治療であって、唇を薄くする治療ではありません。
唇の印象がどこまで変わるかについては、個人差があります。
渋谷矯正歯科では、お一人おひとりのお悩みをしっかりとおうかがいし、適切な治療をご提案します。
それぞれの治療のメリット・デメリットもわかりやすくご説明しますのでどのようなことでもご相談ください。
「東京八重洲キュア矯正歯科」は、東京駅八重洲北口から徒歩2分の好アクセス!
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。