投稿日:2023.5.2
歯列矯正は自律神経に影響を与える?
皆さんこんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科です😊
歯並びをよくするために矯正治療を受けたいけれど、
歯列矯正は自律神経失調症の原因になるかもしれないという不安から
なかなか治療に踏み出せないという方、多いのではないでしょうか。
そこで今回は、歯列矯正は自律神経失調症の原因になるのか、歯列矯正が身体に与える影響についてご紹介します。
自律神経失調症とは
自律神経失調症は交感神経と副交感神経が機能するバランスが崩れることによって
生じる症状の総称です。
主に呼吸や血液循環・消化吸収・排泄・体温調節などに異常をきたし、
検査しても異常が発見されない不定愁訴がみられることもあります。
自律神経失調症の主な症状とは
自律神経失調症の主な症状としてあげられるのは、
全身的症状としてだるい・眠れない・疲れがとれないといったことがあげられます。
器官的症状は、頭痛・動機・息切れ・めまい・のぼせ・立ちくらみ・下痢・便秘・冷えなどです。
精神的症状として、情緒不安定・イライラ・不安感・うつなどの症状が現れることもあります。
このほかにも食欲不振・胃痛・腰痛・肩こりなどの症状など多岐にわたるのが特徴です。
自律神経失調症の原因
自律神経失調症の原因は交感神経と副交感神経がバランスよく働けなくなることで起こるとされています。
自律神経失調症の原因について詳しくみていきましょう。
目次
生活リズムの乱れ
生活リズムの乱れはストレスやホルモンバランスの乱れにもつながるため、
自律神経失調症に悩んでいる方はご自身の生活を振り返り、生活リズムが不規則になっていないか確認する必要があります。
ホルモンバランス
ホルモンバランスの乱れも自律神経失調症の大きな原因となります。
特に女性ホルモンの分泌の増加・減少が自律神経失調症と関係が深いと考えられます。
それでは歯列矯正と自律神経失調症に相関関係があるのかみていきましょう。
治療中の不安定な噛み合わせが影響
歯並びをよくするために歯科矯正を受ける方がいらっしゃいますが、治療中、一時的に自律神経失調症と同じ症状が出ることがあります。
原因は治療するにあたって一時的な歯の噛み合わせの不安定さによるためです。
噛み合わせが原因の場合、治療が終了して噛み合わせが正常に戻れば症状は治ります。
ただし、場合によっては改善されずに症状が残ることもあるため注意が必要です。
噛み合わせ
歯科矯正により歯の噛み合わせが改善できます。
主に下記の症状が緩和できると考えられます。
- 自律神経失調症の改善(原因が歯並びの場合)
- 口腔環境の改善(歯の噛み合わせを改善により、口腔内の汚れ・プラークが落ちやすくなるため、虫歯になりにくくなる)
- 顎関節症になるリスクの軽減
- 筋肉が左右府対象につくことによる顔が歪むリスクの軽減
- 側頭筋の緊張による頭痛の改善
- 広頸筋のバランスの崩れからくる肩こりの改善
呼吸
歯科矯正により口呼吸を改善できます。
口呼吸は歯並びの悪化や虫歯・歯肉炎・アトピー性の鼻炎や皮膚炎・怠さなどの原因になります。
また、高齢になると誤嚥による肺炎にもつながるため注意が必要です。
口呼吸によって引き起こされる症状は成長しても治らないものが多いため、歯並びが気になる場合は早期の歯科矯正を受けるとよいと考えられます。
骨格のバランス
歯科矯正により骨格のバランスが整えられると下記の症状が改善されます。
- 上顎前突・反対咬合・八重歯・乱杭歯・開咬・顎変形症
口・顎周辺の骨格のバランスが悪いと顎関節症・発音障害・虫歯・歯槽膿漏などの原因になります。歯科矯正はこれらの症状の改善や予防に大変有効です。
自律神経失調症を悪化させないために
自律神経失調症の悪化を防ぐためにはどのような方法があるのかみていきましょう。
噛み合わせを悪化させる癖を直す
自律神経失調症の原因である無意識で行う癖を見直すことで、噛み合わせの悪化を予防することができます。
特に下記のような悪い姿勢は噛み合わせを悪くする原因となります。
- 食事のときよく噛まない、または左右どちらかの歯のみを使って噛む ・指をしゃぶる癖がある
- 片足に重心を乗せて立つ癖がある ・重いものを片方の手のみで毎回持つ癖がある
- 足を組んで座る癖がある ・頬杖を突く癖があるうつ伏せで寝る
このような癖がある人は普段から姿勢を意識し、バランスよく筋肉をつけましょう。
また、お子さんがいる方は指しゃぶりをしないよう親御さんが注意を払わなくてはなりません。
気分転換をする
自律神経失調症の原因として特に増えているのは現代人の多くが抱えているストレスです。
ストレスは気分転換して軽減することで症状の緩和ができる場合があります。
例えば、入浴が自律神経を整えるのに有効だと考えられ、浴槽浴により身体を温めリラックスすることで疲労回復や精神的な安定化を促進する可能性が少なくありません。
入浴の効果は、深部体温上昇や血管拡張により全身の代謝の促進で疲労回復や痛みの改善につながります。
また、入浴のほかにもアロマテラピー・スポーツ・レジャーなど自分に合った気分転換方法を見つけてストレスを解消してください。
趣味を持つことで気分転換し、ストレスを発散させて自律神経失調症の予防・改善に努めましょう。