投稿日：2023.5.16

歯科矯正によって老け顔になってしまうのはどうして？

矯正治療をすると老け顔になるって本当？

皆さんこんにちは！
東京八重洲キュア矯正歯科です😊
「矯正治療をしたら顔が老けるのでは？」と思っている方も多くいらっしゃいますが、結論から言うと印象や口元の変化によって顔の雰囲気が変わることはあるものの、矯正治療を受けること実際に皮膚が大きく弛んだりするといったことはありません。

では、なぜ矯正治療で顔が老けると言われているのでしょうか？

 

矯正治療後に老けて見える理由

 

口元が下がったため

 

矯正治療で特に印象が変わりやすいのが、抜歯を伴う症例です。
抜歯矯正は歯がきれいに並びやすくなるだけではなく、横から見た時に口元が後退し、Eラインがきれいに見えるといったメリットがあります✨
しかし、下がる量が多いと口元が引っ込みすぎてしまい、老けた印象を与えることがあるのです。そのため、抜歯推奨の方は特に問題はありませんが、抜歯非推奨の歯並びの方が無理に抜歯をして口元を下げる治療をするのはおすすめできません！

顔がほっそりとしたため

 

不正咬合の方は噛み合わせに問題があることがほとんどですが、噛み合わせのバランスが崩れることでエラが張ってしまうことがあります💦
これは、うまく噛めずに過度な力が入ってしまったり、歯ぎしりや食いしばりをしたりすることで、こめかみの近くにある咬筋が発達してしまうことが原因です。矯正治療によりうまく噛めるようになるとエラの張りがなくなり、治療前よりもフェイスラインがシャープになりやすいため、大人びた印象になることもあるようです。
また、矯正治療前に親知らずの抜歯で顔の輪郭がほっそりとし、顔の印象が変わることも珍しくありません。

ほうれい線は濃くなる？

 

「歯科矯正によってほうれい線が濃くなる」というエビデンスや症例は、今のところありません！
矯正治療中は歯並びを含め口周りも気になってしまうことから、ほうれい線の変化に敏感になってしまうこともありますが、矯正治療のせいでほうれい線が濃くなることはないためどうぞご安心ください💖

また、反対に矯正治療をすることでほうれい線が目立ちにくくなるというケースも存在します。ほうれい線は肌の乾燥や加齢だけではなく、表情筋の衰えによっても目立つ溝です。矯正治療によって顔の表情が豊かになり、口周りの筋肉が整うことでハリのある表情になり、ほうれい線が目立ちにくくなるのです😊

鼻の下の長さ（人中）は長くなる？

 

矯正治療を始める前に不安点としてよく挙げられるのが、矯正治療によって鼻と唇の間である人中が伸びるのではないか？ということです。矯正によって人中が長くなることはありませんが、上の前歯が前に出ている所謂出っ歯の方には少し変化が起こります。

これはなぜかと言うと、今まで前歯によって傾斜していた唇が、治療をすることで口元が下がり、唇の角度が小さくなって本来の角度に戻るためです。例えば70度だったものが40度の角度になったとき、実際の長さは変わっていなくても正面から見ると少し長く見えますよね。同じように、矯正治療によって重度の出っ歯を治すと、人中の見え方に変化が起こることがあるのです。

 

🌟まとめ🌟

 

矯正治療によって顔の印象が変わったり、パーツの見え方が変化することはありますが、皮膚が弛んだりして老けるということはありません！しかし、顔立ちや骨格を考えずに治療計画を立てると、老けた印象を与える口元になってしまうことも事実です。

当院では歯並びだけでなく、治療後の口元に考慮した矯正プランを提案しています✨矯正治療に関する疑問や不安がありましたら、お気軽にカウンセリングでお聞かせください♪