投稿日:2024.1.23
歯科矯正をするとよだれが出るのはどうして?
みなさん、こんにちは。
東京八重洲キュア矯正歯科です。
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皆さん安心してお越しくださいね(^^)/
「歯列矯正をはじめたら、よだれが出るようになった。」とお悩みの方はいませんか。
じつは、矯正治療中はこのような状態になることがあります。
しかし、よだれが出ることは悪いことではありませんので、安心してくださいね。
今回は、歯科矯正をするとよだれが出る理由を解説します。
目次
歯科矯正をするとよだれが出る理由
歯科矯正をするとよだれが出るのが気になる方も多いかと思います。
しかし、よだれが出るのは悪いことではありません。
そして、歯科矯正を終えたらよだれが口から出ることは自然と治まるでしょう。
まずは、どうして歯科矯正をするとよだれが出るのかを解説します。
口が開いているから
歯科矯正をはじめてからよだれが出るようになったと感じる方もいれば、歯科矯正をはじ
める前からよだれが出ている方もいるでしょう。
考えられる理由として挙げられるのは、お口を開いた状態である「口呼吸」をしている可
能性があります。
歯並びが悪くなる理由のひとつは、口呼吸です。
通常は鼻で呼吸をするのですが、お口をポカンと開けてしまうことで徐々に歯並びが乱れ
て、前歯は唇側に傾斜したり、動いたりする傾向があります。
その結果、出っ歯や受け口などの歯並びで悩むことも。
そして、歯並びが悪くなった後はさらに唇が閉じにくくなるため、口呼吸が続いてよだれ
が出る頻度が高くなるのです。
歯科矯正をはじめる前からよだれが多く出る方は、歯科矯正をはじめるとよりよだれが出
ることがあります。
なぜなら、出っ歯や受け口を改善するために、歯の表面に矯正装置を付けることでさらに
唇が閉じにくくなることがあるからです。
もちろん歯並びを整えるためなので、一時的ではありますが治療のはじめのうちはよだれ
がよく出るかもしれませんね。
この場合は、歯科矯正をしながらお口周りの筋力を整えることが大切です。
意識的に口呼吸にならないように唇を閉じることや、唇の筋肉のトレーニングをするとよ
いでしょう。
装置に触れて唾液が出るのが促進されるから
歯科矯正をするとよだれが出る理由のふたつ目は、矯正装置により唾液が出るのが促進さ
れるからです。
【裏側矯正】
歯の表側にブラケットと呼ばれる米粒くらいの小さい装置を装着し、ワイヤーを通すこと
で歯並びを改善する「表側矯正」よりも、歯の裏側に装置を貼り付ける「裏側矯正」の方
がよだれは多くなるかもしれません。
なぜなら、舌に装置が触れるため、常にお口の中にものがあると認識して、唾液が促進さ
れるからです。
唾液は食べものを食べたときやお口を動かしたときなど、唾液腺に刺激が伝わり分泌が促
進されます。
裏側の矯正装置であっても唾液腺に刺激が伝わり分泌されやすい状況のため、よだれが出
るようになったと感じる方も多いでしょう。
【マウスピース型矯正】
マウスピース型矯正もよだれが出るようになる方もいらっしゃいます。
今まではお口の中に何もなかったのに対して、マウスピース型のトレーを1日中装着する
ことになるため、唾液腺が刺激されてよだれが出るようになるからです。
そのため、マウスピース型のトレーを食事や歯磨きの際に外すときに、よだれが一緒に装
置に付着することもしばしばあります。
気になるようであれば、洗面所やお手洗いなど人目に付かないところで、トレーを外され
るとよいでしょう。
注意したいのが、そのままティッシュなどに包んで、間違えてトレーを捨ててしまうこと
です。
装置を外したら、よだれを洗い流して専用の入れ物に保管しておきましょう。
かみ合わせが変化するから
歯列矯正をはじめると、歯並びの見た目を改善するのはもちろん、上下のかみ合わせも整
えます。
そのため、矯正治療中はかみ合わせが変化することがあり、よだれが出る原因となること
も。
ワイヤー矯正治療は、歯を整列させることからはじまり、かみ合わせの微調整は終盤に行
うことが多いです。
そのため、1本1本の歯を動かしている最中は、上下のかみ合わせを厳密には整えていませ
ん。
上下の歯の間に隙間がある状態であれば、よだれが出やすくなります。
また、歯を後方に動かしたり、深いかみ合わせを改善したりするために「バイトアップ」
という方法でかみ合わせの高さを変えることもあります。
バイトアップとは、奥歯のかみ合う面にレジンと呼ばれる樹脂を盛り固めて、かみ合わせ
を変える治療方法です。
これにより、かみ合わせが高くなるため奥歯や前歯がしっかり閉じられなくなります。
一時的ではありますが、バイトアップを行っている間は上下の歯の隙間からよだれが出や
すくなるでしょう。
動かしたい歯やかみ合わせが安定したら、徐々にレジンを削りますので安心してください
。
歯科矯正中によだれが出る!メリットとデメリット
歯科矯正中によだれが出るのは、デメリットと感じている方が多いですが、メリットもあ
ります。
メリット
唾液が出ることは冒頭でもお話ししたように悪いことではありません。
裏側矯正装置は、表側矯正装置を付けるよりもむし歯や歯周病のリスクは低減します。
なぜなら、裏側の装置は唾液に触れる時間が表側に比べると長いからです。
唾液の働きにより、むし歯や歯周病などのお口のトラブルから回避するのを期待できます
よ。
どの矯正装置においても、唾液が多く分泌されているのであれば、
・自浄作用
・抗菌作用
・消化作用
・緩衝作用
・保護作用
・免疫作用
・再石灰化作用
といった唾液の働きを期待できます。
矯正装置に付着した汚れを洗い流す「自浄作用」や「抗菌作用」により、むし歯や歯周病
にかかりにくい環境にしてくれます。
また、食後はお口の中のPHが変化して、酸性に傾くため歯が溶けやすくなるのですが、緩
衝作用によりPHを整えてくれるのです。
他にも、初期のむし歯であれば「再石灰化作用」という唾液の働きにより、歯を削らなく
てもむし歯が自然治癒することも期待できます。
矯正治療中によだれが出るのが気になるかもしれませんが、お口の中を健康に保つために
はとても重要な役割があるのです。
デメリット
よだれがよく出るようになると、口からよだれが垂れるようになることがあります。
そのため、よだれが出る方はできるだけお口の中を清潔に保っておきたいものです。
よだれがお口から垂れてしまうようでしたら、ハンカチやティッシュなどを持ち歩くよう
にしましょう。
お口がポカンと開いてしまう方は、就寝中にお口に張るテープがありますので、使ってみ
てはいかがでしょうか。
寝ている間はよだれが垂れるよりも、お口が乾燥することの方が多いです。
唾液の分泌は日中多くても、就寝中は唾液の分泌が減るからです。
また、唾液がきれいな状態を保つために、歯磨きによるセルフケアや歯科医院で定期的な
プロケアを受けることが大切です。
毎日歯磨きしているからお口の中は清潔と思うかもしれませんが、じつはどんなに歯磨き
が上手い方であっても6割程度の汚れしか落としきることはできていません。
そのため、歯磨きで取り残した汚れは歯科医院で専用の機器を用いて清掃しましょう。
矯正治療中は、さらに歯磨きが難しくなることがあります。
そのため、矯正治療をはじめたら装置の調整はもちろん、歯のクリーニングも定期的に行
うとお口の中が健康に保たれますよ。
歯科矯正中はよだれと上手く付き合おう
歯科矯正中は、歯並びや使用する装置によってよだれが増えることがあります。
しかし、よだれが出ることはお口の中にとってはよいことです。
矯正装置や歯を清潔に保ち、トラブルを防ぐことが期待できます。
歯並びやかみ合わせが整うとよだれがお口から出てしまうことはほとんどありません。
むしろ、悪い歯並びを放置しておく方がよだれは出ることがあるため、きれいな歯並びを
歯科矯正でめざしてみてはいかがでしょうか。
詳しくは東京八重洲キュア矯正歯科の無料カウンセリングにてご相談下さい。
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