投稿日:2021.9.28
歯が動く仕組みについて
皆さま、こんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科です。
東京駅北口から徒歩1分、大道りの横断歩道を渡ると目の前に当院のビルがございます。
また、日本橋駅、京橋駅、大手町駅からも徒歩圏内なので非常にアクセスの良いところにあります。
当院はオフィス街にある為、「大人の目立ちにくい舌側矯正」を柱に治療を行っています。
患者様の美しい歯並びの持続、整った顔立ちに繋がる口元や輪郭への配慮、何より矯正歯科の基本である
嚙み合わせの改善を大切にします。
また、デジタル舌側矯正専門院として、
美しい歯並びと嚙み合わせを矯正システムやデジタル設備で実現します。
諦めていた歯並びも目立たず治せる舌側矯正で、
患者様お一人ひとりのご希望・ご不安を伺いながらベストな治療方法をご提案させていただいております。
歯並びが気になる方は、具体的な矯正治療のお話を致しますので是非一度カウンセリングにお越しください。
無料カウンセリングのご予約も随時承っております!
お気軽にご相談くださいませ。
目次
診療時間について
平日は午後12時半~20時半まで診療
土曜日は午前9時半~17時半まで診療
平日は遅くまで診療をしている為、お仕事帰りに治療することが可能です。
(※木、日、祝日が定休日)
さて今回は【歯が動く仕組みについて】についてお話させていただきます。
「矯正治療をするとどうして歯が動くの?」と気になっていませんか?
歯が動く仕組みは表からはみえない組織が関与しており、痛みが発生する理由ともつながっています。
こちらのページでは、歯が動く仕組みや痛みの原因、解決法、歯を早く動かすポイントなどについてまとめました。
現在矯正治療を行っている方はもちろん治療をご検討中の方もぜひご参考ください。
矯正治療は「厚みを保とうとする歯根膜」を利用した治療法
歯根(歯の根っこ)の周囲には「歯根膜」という組織が存在します。
歯にかかる衝撃を和らげるクッションのような役割をしており、0.15〜0.38mmある厚みを保とうとするのが特徴です。
矯正治療は歯根膜の収縮力と顎骨の再生力を利用した治療法であり、数か月~数年かけて歯を理想の位置へ移動させます。
虫歯や歯周病治療といった一般的な治療よりも期間が長く、状態や管理の仕方によっては治療期間が延びるケースも珍しくありません。
歯根膜がないと矯正治療はできない
歯を動かすには歯根膜の存在が欠かせません。
つまり、人工歯根であるインプラントは矯正治療の対象外です。
矯正治療は、歯や歯周組織が健康であれば何歳からでも始められ、インプラントが入っていてもほかの部位は動かすことができます。
納得のいく仕上がりにするためにも、虫歯や歯周病などで歯を失わないように早い段階から工夫して管理しましょう。
骨芽細胞と破骨細胞について
歯周組織に圧がかかると、骨芽細胞と破骨細胞が働き始めます。
骨芽細胞は「骨を作る細胞」、破骨細胞は「骨を壊す細胞」を指し、どちらも歯が動くために必要な細胞です。
歯が動くときの痛みの原因は?
矯正治療で歯に圧をかけると、歯周組織が圧迫されて痛みが発生します。
矯正治療をはじめたばかりのころや調整日から1週間は、強い痛みを感じやすいため注意しなくてはいけません。
歯根膜の収縮や顎骨の再生がおこって状態が落ち着くにつれて、痛みも弱くなります。
歯が動くときの痛みをゼロにすることは難しい
矯正治療の痛みに悩まされたり、それが原因で治療を躊躇する方は少なくありませんが、強制的に歯を動かす以上、痛みの発生を完全に防ぐことは不可能です。
歯並びがある程度整えば歯を動かす範囲も小さくなるため、調整ごとの痛みも少なくなる傾向にあります。
成人矯正よりも顎骨の成長時期に行う小児矯正のほうが痛みを感じにくいので、12歳以内で歯並びに問題がみられた場合は、ぜひ小児矯正もご検討ください。
歯が動く痛みを和らげる4つの方法
歯が動く痛みの感じ方には波があり、矯正治療をはじめたばかりのころや調整から1週間は強い痛みを感じる傾向にあります。
痛みを和らげる方法を事前に理解しておくことで、負担が減るのはもちろん、治療へのモチベーションも保ちやすくなるでしょう。
口腔内を温めて血行をよくする
ぬるま湯や温かいスープなどを口に含むことで血行がよくなり、痛みが和らぎます。
口腔内を温めたあとに歯ぐきを指の腹でマッサージするとより効果的です。
ワイヤー矯正であれば装置がついた状態でも問題ありませんが、マウスピース矯正の場合は温度の高いものに装置が触れると変形する恐れがあるため、かならず外してから行うようにしてください。
鎮痛剤(痛み止め)を服用する
口腔内を温めても痛みが引かない場合は、鎮痛剤の服用がおすすめです。
市販のものでも問題ありません。
頻繁に服用すると胃が荒れるため、かならず4時間は間隔をあけるようにしてください。商品によって適切な飲み方に少し違いがあります。
市販のものを服用するときは説明文を事前に確認するようにしましょう。
歯ごたえのある食事を控える
痛みの感じ方には個人差がありますが、痛みが強いときは食事がしにくくなるケースがほとんどです。
歯に圧がかかる食事は避けて、スープやおかゆ、うどんなど柔らかいものを選ぶようにしましょう。歯ごたえのある食事は痛みが落ち着いてからとるようにしてください。
歯ぐきの炎症を抑える
歯ぐきに炎症がおこっていると、通常よりも痛みを感じやすくなります。
炎症は歯の根元の磨き残しが原因である可能性が高く、軽度であれば歯ブラシの毛先を根元に意識してあてるだけで徐々に改善がみられます。
歯ブラシに血がついても強い痛みがなければとくに心配する必要はありません。
腫れや出血が酷い場合は、普段のお手入れだけでは改善できないケースもあるため、早めに歯科医院へ相談しましょう。
歯の動きを早めることはできるのか
歯の動きを無理に早めると、強い痛みがでたり歯根収縮がおこったりする可能性があるため注意が必要です。
最小限のリスクで、かつできるだけ早く治療を終わらせるために、以下のポイントを抑えておきましょう。
定期メンテナンスを忘れずに受ける
歯周組織が菌に感染する歯周病は、歯の動きが悪くなる大きな原因です。
歯周病が悪化して歯がグラつくようになると、矯正治療の中断や中止の可能性もあるため、気をつけなくてはいけません。
定期メンテナンスでは、歯を動かすための調整はもちろん、お口トラブルの早期発見や予防に役立つクリーニングを行っています。患者様が気づきにくいトラブルも少なくないため、忘れずに受けるようにしましょう。
ホームケアを丁寧に行う
普段のお手入れがしっかりできているかどうかで、トラブルのおこりやすさに差がうまれます。
お手入れ不足で虫歯や歯周病になると、矯正治療を中断して治療を行う必要があるため、全体の治療期間が延びてそのぶん患者様の負担が増えてしまいます。
歯ブラシだけでは全体の6割程度しか汚れを除去できません。トラブルのリスクを抑えるためにも、フロスや歯間ブラシ、1本用ブラシなどを合わせて使うようにしましょう。
痛みに合わせて食事を選ぶ
矯正治療中に発生する痛みはタイミングによって強さが異なり、矯正治療をはじめたばかりの時期や調整日から1週間は強い痛みを感じやすい傾向にあります。
痛みが強いときは、スープやおかゆ、うどんなど柔らかめの食事を選ぶようにしましょう。
痛みが落ち着いているときは、少々歯ごたえのある食べ物を噛むほうが、顎骨に適度な刺激が加わり歯の動きがよくなります。
適度な運動と質のいい睡眠
代謝をよくするための適度な運動や、免疫力を高めるための質のいい睡眠は、心身を整えるのにも効果的です。
ストレスが強い状態だと、食いしばりや歯ぎしりがおこって歯の動きが制限され、結果的に治療期間の延長につながります。
矯正治療中は、歯ぎしり専用のマウスピースを使用できませんので注意が必要です。
禁煙する
喫煙習慣のある方で矯正治療を希望される方は少なくありません。しかし、たばこを吸うと歯ぐきの血行が悪くなり、歯が思うように動かなくなります。
矯正治療を無事終えたとしても歯周病が発症して歯がグラつくようになり、再び歯並びが崩れる可能性があります。
全身の健康のためにも、できるだけ早めの禁煙をご検討ください。
計画どおりに歯を動かすために適切な管理を心がけよう
スピーディーに治療を終えるには、計画どおりに歯を動かせる環境作りが大切です。
矯正治療に欠かせない歯根膜や歯槽骨にトラブルがおこらないよう、歯周病や無理な動かし方には十分注意しましょう。
歯が動く痛みがでやすい時期は、工夫をして過ごすことも重要です。
痛みに合わせた食事や健康な生活を心がけて、モチベーションの維持にも役立てましょう。
当院無料カウンセリングを行っておりますので気になる方は是非一度お越しください。
予約はこちらから→https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=4491