投稿日:2021.10.6
矯正装置のお手入れについて
目次
矯正装置のお手入れについて
皆さま、こんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
矯正治療開始後は、口腔ケアをしっかりと行うと同時にお手入れも必要になります。
矯正装置と聞いて多くの方がイメージするワイヤー矯正は、マウスピース矯正に比べると、
たしかに清掃に少し手間がかかります。一方、マウスピースは取り外しができるため、装置
のお手入れが簡単に感じられるかもしれません。
矯正装置のお手入れは、特にワイヤー矯正の場合一見難しそうに思えますが、ポイントを押
さえれば決して難しいことではありません。
そこで今回は、ワイヤー矯正とマウスピース矯正、それぞれのお手入れ方法をご紹介します
。
ワイヤー矯正のお手入れについて
ワイヤー矯正には以下の種類があります。
● 表側矯正
● 裏側矯正(舌側矯正)
● ハーフリンガル矯正(上下どちらかが裏側)
お手入れは装置の種類に関わらず、基本的な磨き方と使用する道具は共通です。
ワンタフトブラシを使用する
矯正装置の周りは凸凹しているので食べかすやプラーク、歯石が特に付着しやすい状態です
。そこで使用していただきたい歯ブラシが「ワンタフトブラシ」です。
ワンタフトブラシは、通常の歯ブラシでは届きにくい歯の隙間や矯正装置の周りなどをピン
ポイントで磨くための専用ブラシ。毛先が山形にカットされているため、細かい部分にもフ
ィットし、効率的に汚れを除去できます。
当院でワイヤー矯正をされている方のほとんどがワンタフトブラシを使用しています。
歯間ブラシを使用する
ワンタフトブラシに加え「歯間ブラシ」の使用もおすすめです。歯間ブラシは、ブラケット
とワイヤーの間など、細かい部分の汚れを取り除くのに適しています。
デンタルフロスを使用する
歯と歯の間の清掃には、デンタルフロスを使用しましょう。矯正装置がある場合はワイヤー
の下もきれいにできる矯正用フロスや、扱いやすいホルダータイプのフロスがおすすめです
。
デンタルフロスにも種類があり、中でも「スーパーフロス」は、糸の部分がスポンジ状にな
っており、汚れを絡め取りやすい特徴があります。
矯正治療中の方でも使いやすいホルダータイプもあります。持ち手が付いているため、歯と
歯の間にもスムーズに挿入でき、初心者の方でも簡単に使えます。また、柄の一部が細くな
っているタイプは、ワイヤーがあっても邪魔にならず、効果的に歯垢を除去できます。
歯科衛生士に相談する
ワイヤー矯正中は、装置により歯磨きが難しく、磨き残しが増えてしまうことがあります
。「自信がない」「きれいに磨けているか不安」という方は、歯科衛生士に相談し、歯磨き
指導を受けましょう。
マウスピース矯正のお手入れについて
次にマウスピースのお手入れ方法について見ていきましょう。
マウスピースは流水で洗い流す
マウスピース矯正は、取り外し可能なため、お手入れ方法は矯正前とほぼ変わりません。ワ
イヤー矯正とは異なり、フロスや歯間ブラシも普段通りに使用できます。ただし、マウスピ
ース自体も毎日清潔に保つことが大切です。
マウスピースは1日20時間装着するため、プラークや細菌が付着しやすくなります。毎日の
歯磨きと合わせて、マウスピースも流水で丁寧に洗いましょう。やわらかい歯ブラシを使用
し、溝の部分も念入りにこすり洗いすると効果的です。
その際、食器用中性洗剤で洗浄すると良いでしょう。洗剤は1~2滴を目安に使い、その後
しっかりと水で洗い流してください。
マウスピース専用の洗浄剤を使用する
目に見える汚れだけでなく、目に見えない細菌や汚れも除去するために、専用の洗浄剤の使
用をおすすめします。洗浄剤はマウスピースを清潔に保つだけでなく、口臭予防にも効果が
期待できます。
洗浄剤は歯科医院やドラッグストアなどで購入することが可能です。ただし、ご自身のマウ
スピースに使用できるか、必ず製品の説明を確認してから使用しましょう。また、洗浄剤の
使用時間についても、製品の指示に従ってください。
使用後はマウスピースをしっかりと水で洗い流すことが重要です。洗浄剤が残ってしまうと
、口腔内に悪影響を及ぼす可能性があります。
熱湯消毒や歯磨き粉の研磨剤は使用しない
マウスピースはプラスチック素材でできています。熱湯での消毒は、変形や破損の原因とな
り、使用できなくなる可能性があるため避けましょう。
また、歯磨き粉に含まれる研磨剤もマウスピースの表面に微細な傷をつけ、汚れや細菌が付
着しやすくなる原因となりますので使用しないようにしてください。
ケースのお手入れも忘れずに
ケース内に汚れや雑菌が残っていると、せっかくきれいにしたマウスピースも再び汚染され
てしまいます。
ケースの洗浄には、食器用洗剤を使用するのがおすすめです。洗浄後は水気をしっかり切り
、立てかけて乾燥させましょう。特に高温多湿になりやすい季節は、雑菌やカビの繁殖を防
ぐためにも、こまめな洗浄と十分な乾燥を心がけましょう。
3~6ヶ月に1回は定期的なクリーニングを受けよう
ここまで、ワイヤー矯正とマウスピース矯正のお手入れ方法について紹介しましたが、歯科
医院での定期的なクリーニングも重要です。
いくら丁寧に磨いたとしても、装置の影響で歯磨きがしづらくなり、磨き残しが増える傾向
にあります。
歯科医院で行うクリーニングは、普段の歯磨きでは落としきれない汚れや歯石を徹底的に取
り除き、虫歯や歯周病のリスクを減らすことが可能です。
クリーニングを受ける頻度については、お口の状態や治療の段階によって異なりますが、装
置の調整日とクリーニングを同日に予約することで、効率的に時間を活用できますよ。
まとめ
矯正装置の周囲にプラークや歯石が付着すると、歯の動きを妨げるだけでなく、口腔内の健
康にも悪影響を及ぼします。
カウンセリングに来られる方の中には、「矯正中は歯磨きが大変…」と思う方が多く、矯正
中の虫歯や歯周病のリスクについて不安に思っている方もいます。
当院では、矯正治療を開始される患者様には、装置のお手入れ方法について丁寧にご説明し
ております。
日々のセルフケアに加え、歯科医院での定期的なクリーニングも重要です。当院では、矯正
治療中の患者様向けのクリーニングも実施しております。ご自身での歯磨きが不安な方や、
徹底したケアをご希望の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、矯正治療に関するカウンセリングも随時受け付けております。治療についてご検討中
の方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
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ございます。オフィス街という特性を活かし、「大人の目立ちにくい舌側矯正」を専門とし
ています。
美しい歯並びの維持、整った顔立ちへと繋がる口元や輪郭への配慮、そして矯正歯科の基本
である噛み合わせの改善を重視しています。また、デジタル舌側矯正専門院として、矯正シ
ステムとデジタル設備を駆使し、患者様お一人ひとりのご希望・ご不安を伺いながらベスト
な治療方法をご提案させていただいております。
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