投稿日:2023.5.23
受け口は前歯を出す方法で改善できる?
皆様こんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科です😊
いつも当院のブログをお読みいただいてありがとうございます!
さて今回は、受け口は前歯を出す方法で改善できるのかについてお話させていただきます。
目次
そもそも受け口とは・・・
受け口は上の歯よりも下の歯が前に出ている歯並びをいいます。下顎前突や反対咬合とも呼ばれている不正咬合です。噛み合わせや歯並びにも異常があることも多いことから、基本的には矯正治療が推奨されます✨
受け口になる原因
●遺伝
受け口になる原因の一つに、「遺伝」があることをご存知でしょうか?不正咬合の遺伝について有名なのが、代々の肖像画に骨格的な受け口が特徴的に描かれてる、ヨーロッパの「ハプスブルク家」です🏠✨これらの肖像画は不正咬合が遺伝することの証であり、現代でも遺伝によって受け口が発現することも珍しくありません!
●上顎の劣成長・下顎の過成長
歯の土台である顎の成長も、受け口の原因となることがあります💦
例えば、下顎のサイズが正常でも上顎の成長が乏しい場合、必然的に下顎の方が大きくなり、下の歯が前方に出る受け口になります。また、逆に上顎が正常に発育したとしても、下顎が発育し過ぎてしまうと受け口になる可能性が高く、同時に下顎の大きい所謂シャクレ気味になることがあります。
●口周りの癖
歯列不正の原因としてあまり知られていないのが、幼少期から続くお口周りの習癖です👪
歯並びは頬や舌、唇などお口周りの筋肉がバランスを保っていることで安定していますが、口呼吸などが原因で筋肉のバランスが崩れてしまうと歯が動き、歯並びや噛み合わせが乱れてしまいます。受け口は先ほど例に挙げた幼い頃の口呼吸や、顎を出す癖などが深く関係しており、たとえ顎の大きさや形が正常でもこれらの癖が継続すると受け口となってしまうため、歯並びを形成する幼少期はお口周りの悪習癖に注意が必要です!
前歯を出したら受け口は改善する?
横から見て下顎が前に突出している場合、下の歯に合わせて上の歯を前に出すと審美的な問題が生じてしまうことがあります。
鼻先と顎を結んだ線をEラインと言います。唇はこの線から少し後退していた方が美しいとされていますが、前歯を出して下顎の基準に合わせることで口元全体が前方へ突出し、Eラインを損なってしまうのです。
このように前歯を出す治療は受け口自体は改善できますが、横顔のバランスが崩れる可能性があるため注意が必要になります😲!
受け口の治療法
小児矯正
小児の矯正治療では、取り外しのできる装置や固定式の装置を使用して受け口を改善していきます。顎が成長中であるお子さまは、骨格的な問題が見られる場合には上顎の成長を促したり、下顎の成長を抑制する装置を用いて、土台を整えつつ歯並びや噛み合わせも同時に治療することが可能です🌟
また、受け口の原因になるお口の習癖を取り除き、口元の筋肉を正しく使うためのトレーニングなどを行うこともあります✨
成人矯正
顎の成長が終わっている成人の方が行うのは、ワイヤーやマウスピースを使った矯正治療です。成人矯正では噛み合わせや審美性を考え、抜歯治療をすすめられることも少なくありません!
また、下顎の大きさに問題がある受け口は、通常の矯正治療だけでは改善が難しいため、矯正治療と合わせて外科手術が推奨されるケースもあります。
まとめ
受け口は見た目だけではなく、噛み合わせ等機能面にも悪影響を与えていることが多い不正咬合であることから、将来のためにも矯正治療をおすすめしています💖
受け口を含む矯正治療は大人でも治療が可能ですので、年齢に関わらず歯並びや噛み合わせでお悩みの方は、まずはお気軽に当院までご相談ください🌷