投稿日:2024.1.5
大人のひどい受け口を治す方法はある?
皆さんこんにちは👩
東京八重洲キュア矯正歯科です!!
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます💓
寒い日が続いていますね~⛄⛄⛄
皆さん体調はいかがでしょうか?私は末端冷え性なため手袋ともこもこ靴下が手放せません(笑)
たまに診療中ももこもこ靴下を履いています(笑)
さて今回は【大人のひどい受け口を治す方法はある?】についてお話しさせていただきます✨
「歯並びはいいけど受け口が気になる・・・。」「見た目にコンプレックスがある・・・。」こんな悩みを抱えている方は男女ともにいらっしゃいます。
歯並びもバラバラで受け口の方もいれば、歯並びのずれはあまりないけど下顎が出て受け口なっている方など、症状は個人個人でさまざまです。
では、大人になってから受け口を治すにはどのような治療方法があるのでしょうか?
今回は、受け口でお困りの方に矯正治療の方法や治療に対するメリットとデメリットについてもお話していきます。
治療を検討中の方はぜひ参考にして下さいね。
<受け口ってどんな状態のこと?>
受け口とは、下顎が上顎よりも前に出ている状態をいいます。
上下の噛み合わせも下の歯が上の歯を覆っている状態で、正しい噛み合わせとは逆になっています。
歯科では「下顎前突(かがくぜんとつ)」「反対咬合(はんたいこうごう)」と呼んだりもします。
<大人の受け口を治す方法は?>
大人になってからの受け口を治すためには、矯正治療と外科矯正治療が必要になります。
受け口の場合でも軽度な症例には、ブラケット装置を使った一般的な治療で治せることもあります。
しかし、重度になった受け口の場合は、一般的な矯正治療と合わせてオペが必要になる外科的な矯正治療をしないと治せないケースも多くなります。
外科的な治療が必要なケースでは、オペで下顎の骨を切りグッと後ろに引きます。
このようにして、上顎が下顎に覆いかぶさる正常な状態へとつくっていきますが、手術期間が入るため通常の矯正期間よりも長くなります。
<外科矯正が必要な人ってどんな人?>
1.下顎前突下顎が前に出ている。
しゃくれている。
2.上顎前突下顎が後ろに下がり過ぎている。
笑うと歯ぐきが目立つ。
3.顔面非対称症
顎が曲がっている。顔が左右で歪んでいる。
このような理由が原因で来院される方がたくさんいらっしゃいます。
骨格が原因のケースでは外科治療が必要となります。
<外科的な矯正治療ではなにをするの?>
外科的な矯正治療をする場合は、通常の矯正治療にプラスして顎の手術を行うことになります。
最初から顎の手術をするわけではなく、術前矯正治療という矯正の治療から始めます。
(術前矯正治療)→顎の手術→外科手術後の矯正治療→プレートの除去手術という流れになります。
1.外科手術前の矯正治療顎の手術をした後に、噛み合わせが安定するようにワイヤー矯正で歯を並べます。
術前の矯正治療の段階では、一時的に噛みあわせが悪くなりものを噛むにも噛みにくい状態になります。
これも、オペ後のために計算して行われた処置なので「矯正治療をしているのに逆に噛みあわせが悪くなった・・・」と心配しなくても大丈夫です。
2.顎の手術手術日の数日前から入院することになります。
顎の手術は総合病院や大学病院など、オペをするための器具や器材が揃っている医療機関で行うので安心して下さいね。
全身麻酔をかけるので痛みはありません。
顎を削り理想的な位置にもってきてチタン製のプレートで顎の骨を固定します。
入院期間は、どんなオペをしたかや患者さんの回復状態によって変わりますが、だいたい早い人で5日、通常1~2週間の入院が必要です。
3.外科手術後の矯正治療
手術で移動させた顎の骨は、筋肉などに引っ張られて多少あと戻ります。
そのため、後戻りを防ぎながら噛み合わせを定着させるため、上下のワイヤーにゴムをかけてもらいます。
また、噛み合わせの微調整は矯正で行い綺麗な歯並びへと仕上げていきます。
4.プレートの除去手術
手術で顎の骨を止めるために使ったプレートやスクリューを取るための手術です。
術後1年以降にやることがほとんどで、顎の骨が落ち着いた頃やります。
最初の手術とは違って、骨を削ったりすることはないので患者さんの負担や入院期間も少ないです。
この手術は、必ず全員行うわけではなく口腔外科の先生との相談で決めます。
<外科矯正治療のメリット>
外科矯正治療は、一般的な矯正治療では得られない効果がたくさんあります。
1.一般的な矯正治療では効果がない人でもできる下顎が出ている受け口の方だったり、顎が左右非対称で口元が歪んでいる方など、
骨格に問題を抱えている場合は矯正治療だけでは対応しきれません。
そのような方には外科的な矯正治療を検討してみるのもよいでしょう。
顎の骨を適切な位置にずらして、矯正治療で歯の噛み合わせや歯並びを整えれば綺麗な状態に仕上げることができます。
2.歯周組織に負担をかけずに治療できる
骨格に大きなずれがあるままで矯正治療をすると、歯や歯ぐきなど歯の周辺の組織にも負担をかけてしまいます。
外科矯正をすることで、専門医による高度な外科手術で顎の骨の治療を進めることができます。
骨格が原因での歯並びが改善されると、噛む力のバランスも整って噛みしめなどによる歯ぐきへの負担も減らせます。
3.顔の印象がよくなる
見た目の印象がガラッと変わるのは特に嬉しいことではないでしょうか。
一般的な矯正治療では歯並びだけの見た目の改善になりますが、外科矯正では骨格そのものを変えるため口元や顔の歪みなど輪郭の悩みが一気に解消されます。
長年悩まれていた方にとっては大きな変化は大きなメリットになりますよね。
4.健康面と精神面の改善が期待できる歯並びや噛み合わせがよくないと、むし歯や歯周病のリスクを高め、頭痛や肩こりなどの体調不良を起こしやすくなります。
また人前で笑うことにコンプレックスを抱えている方もいらっしゃいます。
歯並びや顔の歪みを治療することで、自分の見た目に自信がもて健康面だけでなくメンタル的にもよい影響があるでしょう。
5.保険が適用される
一般的に矯正治療は保険適用外で自費診療となります。
しかし、外科矯正は厚生労働省が決めた手順でオペをした場合、保険適用となるケースがあります。この場合は治療費がグンと安くなるでしょう。
外科治療が必要となる症状の多くは、顎変形症で外科処置だけではなく歯科矯正も保険適用となり大きなメリットがあるんです。
6.保健適応とされる症例上顎前突症、下顎前突症、上顎後退症、下顎後退症、顔面非対称症、開咬症などが外科矯正が必要になるケースが多いです。
7.高額医療費の還付制度が利用できる
同一月内(同月の1日〜31日まで)に同一の医療機関でかかった自己負担額の限度額(年収によって違う)を超えた分について支給される制度です。
入院が月をまたいだ場合など、金額が限度額に達しないために支給されないこともあります。
費用にかかる手術や入院を予定している時は、同一の病院で月の初めから治療した方がメリットが高いでしょう。
1ヶ月の治療で支払う自己負担額は年収によって決まるので、自己負担額を越えていればそれ以上の費用はかかりません。
<外科矯正のデメリットはある?>
1.入院が必要になる手術を行うためには一定期間の入院が必要となります。
学生であれば長期休みのときに、会社員であれば有休休暇も視野に入れて日数の確保を考えなければなりません。
入院期間は手術内容によって変わるので担当医師に聞いてみましょう。
2.全身麻酔による合併症外科手術は全身麻酔下で行われるので、合併症のリスクが多少なりともあります。
症状としては、吐き気や悪寒、人工呼吸器を装着することでの喉の痛みや唇、歯の損傷です。
また、全身麻酔の薬剤に対してアレルギー反応が出た場合は、発疹や咳が出ることがあります。
これらの症状がすべての人に出るというわけではありませんが、リスクがあることも頭にいれておきましょう。
3.術後の副作用顎の骨を切除したりずらしたりすることで術後の副作用も考えられます。
副作用として多いのは、全身麻酔から覚めたあとの痛みや発熱です。
4.治療による知覚麻痺
退院した後でも痺れや麻痺、口が開かないといった知覚麻痺が残る場合があります。
軽い知覚麻痺は時間の経過とともに自然に治っていきますので安心して下さい。
外科処置と聞くとなんだか恐いイメージを持ってしまうかと思います。
ですが事前にどのような治療をするのか、どのような流れで行うのか、どのくらいの治療期間が必要になるのかなど、
具体的なことがイメージできれば、怖さや不安なことも落ち着くのではないでしょうか。
また大きなメリットも同時にたくさんあります。
受け口の方でも一般的な矯正治療だけで治るかもしれないので、どのような治療が自分には合っているのか、ぜひ歯科医師に相談してみて下さい。
当院無料のカウンセリングを行っておりますので歯並びにお悩みの方は是非一度ご来院くださいね✨
カウンセリングの予約はこちらから🦷🦷🦷https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=4491&_gaid=1770588889.1637737917🦷🦷🦷