投稿日:2024.2.13
受け口の矯正で歯の逆転を改善できる?
みなさん、こんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科です。
「歯並びをみると、上下が逆転してかみ合っている……」と悩んではいませんか?
上下の歯が逆転している状態を受け口と呼びます。
今回は、矯正治療で歯の逆転が改善できるのか、受け口とは何か、
受け口の治療方法などを解説します。
目次
受け口とは?
まずは、受け口の特徴や原因を解説します。
受け口の特徴
受け口は、下の歯が上の歯よりも唇側にある状態のことです。
下の歯が唇側から生えてしまったときや、下の歯が唇側に傾斜してくると受け口になりま
す。
通常は、上下のかみ合わせは上の歯が唇側にあり、下の歯は舌側にあります。
しかし、受け口になると上下のかみ合わせが反対になるため、見た目ですぐに受け口であ
るとわかります。
そのため、受け口の方はマスクをする生活から抜け出せない、写真を撮るときに口元を隠
したくなるなど、歯並びにコンプレックスを抱える方も少なくありません。
また、受け口は横顔のラインも変化します。
美しい横顔のラインを判断する基準として、Eラインをご存じでしょうか?
鼻先と下顎の先端を結んだラインをEラインと呼び、Eラインの内側に上下の唇がギリギリ
触れている状態が美しい横顔と判断されます。
しかし、上下のかみ合わせが逆転していると、下顎が前方に出ますよね。
すると、Eラインが乱れて美しい横顔とはいえません。
正面からだけではなく、横顔からみても下顎が前方に出て見えるため、しゃくれと言われ
ることも。
ただし、受け口としゃくれは厳密には異なります。
受け口は、上下のかみ合わせが逆転している状態を指します。
しゃくれは、上下のかみ合わせは通常でも下の顎が大きすぎて骨格的に前方に反り出して
いる状態を指します。
受け口の方はしゃくれになる可能性もあり、かみ合わせだけではなく見た目も気になる可
能性があります。
受け口やしゃくれが気になる方は、一度矯正歯科に相談しましょう。
上下の歯が逆転している場合は、自然に治ることはほとんどありませんので、矯正治療を
するのがおすすめです。
受け口の原因
受け口の原因は、大きく分けて「遺伝」「後天的な理由」により引き起こされます。
2つを詳しく見てみましょう。
1. 遺伝
両親の歯や顎の大きさや形が似ることで、結果的に受け口になると遺伝といわれます。
歯や顎の大きさには個人差があります。
たとえば、歯の横幅が大きすぎると、歯が並ぶ土台(顎)にすべての歯が並びきることが
できずに、歯が重なったり、押し出されたりして歯並びが乱れます。
反対に、歯の横幅が小さすぎる「矮小歯(わいしょうし)」が生えれば、歯が並ぶスペー
スが余るためすきっ歯になります。
このように歯の大きさや形により、歯並びが決められるとわかりますね。
次に、上の顎が小さすぎるケースや、下の顎が大きすぎるケースは、上下のかみ合わせが
逆転して受け口になる傾向があります。
上の顎の成長は頭蓋骨と同じ12歳くらい、下の顎の成長は身体と同じ18歳くらいまで続き
ます。
そのため、小さい頃は顎が健全に成長していても、両親が受け口であれば、成長とともに
歯並びが変化する可能性があるのです。
2. 後天的な理由
後天的な理由で受け口になるケースは、以下が挙げられます。
・むし歯や歯周病
・親知らず
・よく噛まない
・猫背
・爪噛み
・下の歯を押す癖
大人になってから歯並びが変化するひとつとして、お口のトラブルで受け口になることが
あります。
むし歯や歯周病により早期に上の歯を失った場合は、歯並びが乱れる可能性があります。
失った歯の部分に隣り合う歯が傾斜したり、動いたりすることで、歯並びが変化し受け口
になるリスクがあるからです。
また、15歳前後に生えてくる親知らずも受け口になる原因のひとつです。
歯が生えるスペースが不足している状態で親知らずが生えてくると、手前の歯が押されて
、さらにその手前と徐々に歯並びが前方に押し出されます。
下の親知らずが生える可能性がある方は、そのままにしておいてもいいのか、抜くのであ
ればいつ頃がよいのかなどを歯科医師と相談しましょう。
次に、生活習慣や癖で受け口になるケースを詳しく解説します。
先程、下の顎の成長は18歳くらいまであるとお伝えしましたが、健全に成長するためには
「噛む」という行為が重要です。
しっかり食べものを噛むことで顎によい刺激が伝わり、健全に成長するよう促せます。
しかし、ファーストフードやコンビニ食など軟らかいものばかりを好んで食べていると、
下顎が大きく成長せずに受け口になるリスクがあります。
他にも、爪噛みや下の歯を押す癖がある方は、注意しましょう。
歯の内側から一定の力がかかり続けると、歯が唇側に傾斜してしまうからです。
さらに、猫背で過ごすと口呼吸になり、下顎は重力で引っ張られるため受け口のかみ合わ
せになることもありますよ。
子どもの受け口の治療
顎の成長がまだある子ども受け口の治療は、みなさんが想像するワイヤー矯正治療とは異
なります。
子どものうちであれば、顎の成長を利用して歯が並ぶ土台を整える治療が行います。
歯はU字型の顎の土台に並ぶのですが、顎の成長が健全でないと、V字型や角のあるU字型
になることがあります。
そうなると、すべての歯が土台に並びきらずに乱れてしまい、骨格的に受け口になったり
、下の前歯が唇側に押し出されたりして受け口になりますよね。
しかし、健全に顎が成長するように促すことができれば、すべての歯がきれいに整列しま
す。
顎の成長をサポートするために、子どものうちは取り外し式の装置を用いた矯正治療が可
能です。
すべての歯が並ぶスペースを確保したり、上下のかみ合わせを整えたりすることができま
す。
基本的には寝ている時間に装着していただくマウスピース型の装置や、下顎の成長を抑制
するチンキャップなどがあります。
大人の矯正治療と違って取り外せる装置が多いため、お子さんの負担が軽減されますよ。
また、就寝時やご自宅にいる時間に装着する装置なので、紛失する恐れも少ないでしょう
。
大人の受け口の治療
次に、大人の受け口の治療方法を解説します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正治療は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を貼り付けて、ワイヤーを通
すことで歯並びを徐々に改善する治療です。
表側につけるタイプと、裏側につけるタイプがあり、当院は裏側矯正治療を得意としてい
ます。
通院は1ヵ月に1回くらいのペースでしていただき、ご自分で取り外すことはできない装置
です。
歯並びの見た目はもちろん、上下のかみ合わせを整えることができるため、逆転したかみ
合わせでお困りの方は一度ご相談にお越しください。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、取り外すことができる透明のトレーを用いた矯正治療です。
当院は、インビザラインシステムを採用しており、治療開始時からゴールまで一度に装置
をオーダーメイドで製作します。
ある程度の治療期間や歯の動きを事前に把握することができるのも特徴です。
2週間に1回新しいトレーにご自分で交換していただき、通院は2ヶ月に1回くらいが目安で
す。
外科手術
骨格的に問題があり受け口になっている方は、外科手術をおすすめさせていただきます。
外科手術では、下顎を切除して上下のかみ合わせを安定させます。
手術は提携している医療機関で行いますので、ご安心ください。
傷口やかみ合わせに問題がなければ、矯正装置を用いて歯1本1本を並べる治療に移行しま
す。
最後までご覧頂きありがとうございました!
矯正装置だけで受け口を治すのに限界があるといわれた方も諦めずに、外科手術を併用し
て治療が行える当院までお気軽にご相談ください。
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