投稿日:2024.3.29
舌が痛い症状は歯並びの矯正で改善できますか?
こんにちは🦷
東京八重洲キュア矯正歯科です🦷🦷🦷
いつも当院のブログをご覧いただき、ありがとうございます😃
今回は【舌が痛い症状は歯並びの矯正で改善できますか?】についてお話しさせていただきます!
「舌がヒリヒリする」
「舌に違和感がある」
このような症状が出て不安になっている方もいるのではないでしょうか。
舌の痛みはさまざまな原因によって生じますが、意外にも歯並びが関係していることがあります。
そこで本記事では、舌が痛む原因と矯正治療で改善できるのかについて解説します。
目次
舌が痛む原因
舌の痛みは以下のような口腔疾患によって引き起こされることがあります。
口腔カンジダ症
口腔カンジダ症は、カンジダ菌という真菌(カビ)がお口の中で過剰に増殖することによって生じます。
舌が白くなり、痛みや違和感、味覚症状が現れるのが特徴です。
カンジダ菌はもともとお口の中に存在していますが、免疫力の低下や糖尿病、抗生物質の使用などで増殖しやすくなります。
治療方法は、抗真菌薬の軟膏やうがい薬、内服薬が用いられます。
口腔乾燥症
口腔乾燥症は唾液の分泌が減少し、常に口が渇いた状態になります。
症状としては口の渇き、舌の痛み、食事や会話の際の不快感などがあります。
唾液の減少により洗浄作用を低下すると、カンジダ症や口内炎を引き起こしやすいです。
治療方法は人工唾液や水分補給などによる対処療法と、根本的な原因となっている疾患の治療や薬剤の見直しが行われます。
口内炎
舌の痛みで多いのが口内炎です。
口内炎は舌やお口の粘膜に潰瘍が現れます。
原因はさまざまで、以下の種類に分けられます。
アフタ性口内炎
最も一般的な口内炎です。
ストレスや栄養不足、免疫力の低下が引き金となります。
症状は痛みを伴う小さな潰瘍ができます。
お口の中を清潔に保ち、規則正しい生活を心掛けることにより、1〜2週間程度で治ることがほとんどです。
カタル性口内炎
カタル性口内炎は、物理的な刺激によって引き起こされる口内炎です。
特に矯正装置や入れ歯、被せ物などがあると発生しやすくなります。
これらがお口の粘膜に継続的に摩擦や圧力を加わると、傷がつき口内炎を引き起こしてしまうのです。
入れ歯や被せ物などが原因である場合、調整することで摩擦や圧力を減らせます。
カタル性口内炎が頻繁に発生する場合は、歯科医師に相談して原因を特定し、適切な治療法を検討することが重要です。
ウイルス性口内炎
ウイルス性口内炎は、ヘルペスウイルスの感染によって引き起こされる口内炎です。
免疫力が低下したりストレスを感じたりすると症状が現れることがあります。
小さな水疱ができ、破裂して潰瘍になるのが特徴です。
また、発熱や全身のだるさなどの全身症状を伴うこともあります。
治療方法は、抗ウイルス薬の使用や対症療法が行われます。
アレルギー性口内炎
食べ物や薬に対するアレルギー反応が原因で生じる口内炎です。
原因となる物質の回避や抗アレルギー薬による治療が必要です。
アレルギー性口内炎が疑われる場合は、歯科医師や医師と相談し、アレルギー検査を行いましょう。
ニコチン性口内炎
タバコの煙に含まれるニコチンや有害物質が、長期間にわたってお口の粘膜や舌に影響を与えることで引き起こされる口内炎です。
舌や口腔内の粘膜が灰白色に変色します。
ニコチン性口内炎自体が健康に問題を引き起こすことは少ないですが、喫煙によって口腔癌などのリスクを高めます。
禁煙が最も効果的な治療法です。
舌痛症
舌の見た目に異常がなく持続的に燃えるような感覚、ピリピリとした感じが現れている場合は、舌痛症の可能性があります。
更年期の女性に多く見られ、睡眠中には痛みが消え、起床後に痛みが増すという特徴があります。
舌痛症の原因は解明されていませんが、心理的なストレスや不安などが挙げられます。
治療方法は、痛みをコントロールすることを目的とした対処療法が一般的です。
ストレスが原因と考えられる場合、歯科だけでなく精神科や心療内科の受診を勧められることもあります。
歯並びは舌の痛みと関係している?
歯並びの乱れが舌の痛みを引き起こすことがあります。
特に以下のような特徴を持っている方は、舌が傷つきやすく痛みを引き起こす可能性が高いです。
ガタガタの歯並び
歯が歯列よりも内側に入って歯並びがガタガタしていると、舌を噛みやすく口内炎や傷ができやすくなります。
舌が不自然な位置につくため、話す動作や食事の際に舌を傷つけてしまうことも。
また、ガタガタの歯並びは歯ブラシが届きにくい部分が生じやすくなるため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
下顎が小さい
下顎が小さいと舌のサイズが相対的に大きくなり、圧迫されやすくなります。
そのため、普段の会話や食事中に舌を噛みやすくなります。
また、常に舌が歯に接触していることになるため、傷や口内炎ができやすいです。
下顎が小さいと舌が痛みやすいだけでなく、歯並びに問題が生じる可能性があります。
それにより、むし歯や歯周病のリスクを高め、発音にも影響を与える可能性があります。
舌が大きい
舌が通常よりも大きい場合、お口の中でさまざまな問題が起こることがあります。
普段、舌は話すときや食べ物を噛むときに役立ちますが、大きすぎると舌が自由に動けなくなり、食べ物をうまく噛んだり、はっきりと話したりするのが難しくなることがあります。
また、舌の側面に歯の跡がつくこともあります。
この状態が長く続くと舌の痛みを引き起こしたり、歯並びが悪くなったりする可能性があります。
舌が痛い症状は歯列矯正で改善できる?
舌の痛みが歯並びや顎の大きさから生じている場合、歯列矯正によって改善されると症状が軽減される可能性があります。
歯列矯正は、歯の位置を調整して噛み合わせのバランスを整えることが目的として行われる治療です。
歯並びが整うことにより舌が不適切に圧迫されたり、間違って噛んでしまうリスクを減らすことができます。
矯正治療には、ワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)とマウスピース矯正、外科矯正などがあります。
ただし、ブラケットやワイヤーが舌側に装着する裏側矯正を選択した場合、初期段階では装置が舌に触れて痛みを感じることがあります。
しかし、数週間で慣れて痛みが減少するのが一般的です。
また、歯並びを整える際にスペースが不足している場合は、治療過程で抜歯が必要になることもあります。
歯並びが悪く舌に口内炎ができやすい場合は、再発を繰り返すと癌化する可能性もあるので、矯正治療を検討することをおすすめします。
歯並びの状態やライフスタイルによって適切な治療方法が異なるため、矯正治療を検討している方は、歯科医師とよく相談することが大切です。
ただし、口腔カンジダ症や口腔乾燥症といった疾患は、歯列矯正では改善できません。
舌の痛みで歯列矯正を検討している方は、まず舌が痛む原因を特定することが重要になります。
まとめ
歯並びが悪いと舌を噛んだり、圧迫したりするリスクが高まり、舌の痛みを引き起こすことがあります。
このような場合、歯列矯正によって噛み合わせのバランスが整うと、症状が改善される可能性があります。
しかし、舌の痛みは必ずしも歯並びが原因であるとは限りません。
原因はさまざまで、口腔カンジダ症、口腔乾燥症、口内炎、舌痛症などが挙げられ、歯列矯正では改善されません。
舌の痛みが気になる場合は、まず歯科医師に相談し、原因を特定することが重要です。
当院では無料カウンセリングを実施しています。
「舌の痛みは歯並びにある?」といった質もにも丁寧にお答えしますので、お気軽にご相談ください。
当院の無料カウンセリングの予約はこちらから→https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=4491&_gaid=1770588889.1637737917