投稿日:2021.9.29
再矯正ってできるの?
皆さま、こんにちは。
東京八重洲キュア矯正歯科です。
「矯正治療をしたのに、歯並びが戻ってきてしまった」とお悩みの方はいらっしゃいません
か?
せっかくキレイな歯並びに整えたのに、元に戻ってしまったらとても残念ですよね。
当院のカウンセリングでも「歯並びが戻った場合でも再矯正はできるの?」とご相談くださ
る方は少なくありません。
今回は、再矯正についてお話していきたいと思います。
目次
再矯正することは可能
矯正治療における再矯正とは、再度歯並びをキレイに治していくことをいいます。
結論から先にお伝えすると、一度矯正治療をした方でも再矯正することは可能なことが多い
です。
ただし、再び行うに当たっては以下のような注意点やリスクがあります。
・歯や噛み合わせの状態によっては、できないこともある。
・抜歯矯正をしている場合は、希望通りの治療ができないことも考えられる。
・ 一時的に噛み合わせが悪くなる可能性がある。
・強い力が加わった場合、歯の根が吸収されてしまうことがある。
・治療中の痛みや知覚過敏などが生じる可能性もある。
再矯正を行う場合は、上記のような注意点やリスクを考慮した上で治療を進めることが大切
です。
再矯正を検討されている方は、治療を受けた歯科医院で相談してみてくださいね。
矯正しても戻ってしまうのはなぜ?
なぜせっかく矯正治療をしたのに、後戻りしてしまうことがあるのでしょうか。
『後戻り』とは、矯正治療で歯並びを整えた後に、歯が元の位置に戻ろうとして動いてしま
うことをいいます。
この点に関しては、矯正により歯が動く仕組みを考えると理解しやすいでしょう。
矯正治療で歯が動く仕組み
矯正装置によって力を加えると、その方向にある歯を支えている骨が溶かされ、スペー
スができます。その部分に歯を動かすことが可能になるのです。
一方、歯を動かした後にできた部分には新しい骨が作られていきます。
この骨がなくなることと、骨が新しく作られるという仕組みを利用したのが矯正治療で
す。
治療後は歯が後戻りしやすい
治療直後は、新しくできた骨がまだ不完全で十分に固定されていないため、後戻りが起
きやすい状態だといえます。
また、歯の根と歯ぐきの間には『歯根膜(しこんまく)』という繊維があり、ゴムのよ
うな性質があります。そのため、歯が元の位置に戻ろうとする力が働くのです。
他に、歯並びが悪くなる原因の1つである『口腔習癖(こうくうしゅうへき)』も関係して
いるでしょう。口腔習癖は『悪習癖(あくしゅうへき)』とも呼ばれ、爪や唇を噛む癖や
舌で歯を押す癖、頬杖など様々なものがあります。
歯並びだけを整えても、こうした癖がそのままある状態であれば、再び歯並びが悪くな
ってしまうことも決して珍しいことではありません。
後戻りを防ぐためには保定が重要
後戻りしてしまう原因は上記でお伝えした通りですが、ほとんどの方は恐らく「できるだけ
長くキレイな歯並びを保ちたい」と思われますよね。
そのためには『保定(ほてい)』が重要になります。
保定とは、矯正治療によって動かした歯をその位置に安定させるために行うものです。保定
するための装置をつけることで、顎の骨がしっかりできて安定するまでの間、歯の後戻りを
防ぐことができます。この時に用いる装置を『保定装置(リテーナー)』といいます。
保定装置の種類
保定装置には色々な種類があります。どのようなものを使用するかは、一人ひとりのお口の
状態などによって歯科医師が決定します。
主に使われている保定装置は次の3つです。
①マウスピースタイプ
マウスピース型で透明のため、つけていても目立ちにくいのが特徴です。前歯から奥歯まで
、歯全体を覆います。
取り外しが可能なため、食事や歯磨きの時にも支障ありません。
②プレートタイプ
歯の表側にはワイヤーがついており、裏側はプラスチック製のプレートになっているリテー
ナーです。
「ベッグタイプリテーナー」「ホーレータイプリテーナー」「スプリングリテーナー」など
色々なものがあります。
抜歯の有無や矯正した範囲など、患者様のお口の状態に適したタイプのものを装着していた
だくことになります。
③フィックスタイプ
歯の裏側に金属のワイヤーを接着剤で固定するタイプです。装置が見えないため審美的に優
れていながら、固定式のため後戻りも最小限に抑えることができます。
ただし、装置が裏側にあるため歯磨きがしにくいというデメリットもあります。
保定期間はどのくらい?
保定装置は「歯を動かした期間と大体同じくらい」装着していただく必要があります。
場合によっては、さらに半年ほどつけることもあるでしょう。
「やっと歯が並んで、終わりにできると思ったのに…」とがっかりしてしまう方もいらっし
ゃるかもしれませんが、後戻りを防ぐためには非常に大切な期間です。
装着する時間が短かったり、正しく装着できていないような場合には、後戻りの原因となっ
てしまいますので気をつけましょう。
保定装置は矯正装置とは異なり、保定期間が終わるまで常につけなければならないわけでは
ありません。歯が安定していけば、リテーナーの装着時間は徐々に減っていきます。できる
だけキレイな歯並びを維持できるように、根気強く続けてください。
保定期間が終われば歯は動かない?
保定期間が終われば歯は動くことはないのかというと、残念ながらそうではありません。
矯正治療ではなくても、何らかの力が継続してかかっていると歯は動いてしまうものだから
です。これを「生理的な歯の移動」といいます。
例えば頬杖は、外から内側に力がかかっている状態です。繰り返し頬杖をついていると、
歯が押されて徐々に歯が内側に倒れてきてしまいます。
また親知らずが横向きに生えていると、前にある歯を後ろから押してしまうため、段々前歯
の歯並びが悪くなってきたということも珍しくありません。
このように、矯正治療をしていなくても何らかの力が加わった状態が続くと、歯は動いてし
まうものなのです。
再矯正の費用はどのくらい?
再矯正する際に必要な費用は、お口の状態や治療をする医院によって変わります。
再矯正する範囲や期間・用いる装置によってはもちろん、以前治療を受けた医院で行うのか
、それとも別の医院で行うのかによっても違うでしょう。
最初に矯正をした時より安価になる可能性が高いですが、ほぼ後戻りしてしまっていたり、
他の医院で行うようなケースでは1から矯正する場合と変わらないこともあります。
可能であれば以前治療を受けた歯科医院で行うことが望ましいですが、難しいこともあるで
しょう。その場合は、再矯正が可能かどうか通院できそうな医院に問い合わせてみてくださ
いね。
再矯正をお考えの方もご相談ください
一度矯正治療をしても、後戻りの可能性がゼロではない以上、再矯正を希望される方はいら
っしゃいます。
「後戻りしてきた部分が気になる」「以前は部分的な矯正のみだったが、金銭的に余裕がで
きたため他のところも治したい」「ワイヤー矯正を中断してしまったが、マウスピース型矯
正で治せるなら再矯正したい」など、再矯正をしたいと思う理由は人それぞれです。
東京八重洲キュア矯正歯科では『ワイヤー矯正』はもちろん『裏側矯正(舌側矯正)』や『
マウスピース型矯正』など色々な治療方法をご用意しております。
後戻りしてしまった原因なども考慮しながら、再びキレイな歯並びを手に入れられるよう患
者様一人ひとりに合わせた装置を提案させていただきます。
再矯正をお考えの方は、どうぞ安心してカウンセリングにいらしてくださいね。
カウンセリングは無料となっておりますので、ご来院をお待ちしております!
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