投稿日：2021.11.9

歯を抜くのはどのくらい痛い？

皆さま、こんにちは！
東京八重洲キュア矯正歯科です。

 

「歯を抜く」と聞くと不安に感じる方も多いかもしれません。
矯正治療で美しい歯並びを手に入れたいけど、「歯を抜くのは痛いんじゃないか」「本当に必
要なの？」と悩んでいませんか？
実は、矯正治療で歯を抜くのは、単に歯並びを整えるためだけではありません。歯の健康を守
り、自信に満ちた笑顔を手に入れるための大切なステップなのです。 この記事では、矯正治療
での抜歯について、痛みやメリットなど、気になる疑問をわかりやすく解説します。

矯正治療で歯を抜くのはなぜ？

矯正治療で歯を抜くのは、歯を並べるスペースを確保するためです。歯並びがガタガタのまま
放置すると、歯周病や虫歯のリスクが高まり、将来的に歯を失う可能性も高まります。歯を抜
くことで、歯並びを整え、歯の健康を守ることができるのです。

 

歯科矯正における抜歯のメリット

矯正治療で歯を抜くことに不安を感じる方も多いかもしれませんが、抜歯には、美しい歯並び
を手に入れるための多くのメリットがあります。

1. 歯を動かすためのスペースを確保

顎が小さく、歯が密集している場合、歯を正しい位置に動かすための十分なスペースがありま
せん。抜歯を行うことで、歯を動かすためのスペースを確保し、理想的な歯並びを実現するこ
とができます。

2. 歯並びの改善効果

● 出っ歯の改善
出っ歯の場合、抜歯により前歯を後方に移動させ、口元のバランスを整えることができます。

● ガタついた歯並びの改善
歯がガタガタになっている場合、抜歯により歯に隙間を作り、歯並びを整えやすくなります。

● 咬み合わせの改善
咬み合わせが悪い場合、抜歯により咬み合わせを改善し、咀嚼機能の向上に繋がります。

 

3. より効果的な矯正治療が可能に

抜歯を行うことで、より精密な歯の移動が可能です。治療期間の短縮や、より安定した治療効
果を期待できます。

4. 親知らずによる問題の解決
親知らずが歯の並びを圧迫していたり、虫歯や歯周病の原因になっている場合、抜歯すること
でこれらの問題を解決することができます。

抜歯の痛みってどのくらい？

多くの方が心配する抜歯の痛みですが、麻酔を使用するため、処置中の痛みはほとんどありま
せん。抜歯後も、痛み止めや抗生物質を服用することで、痛みを最小限に抑えることができま
す。

小臼歯の抜歯

矯正治療でよく抜かれるのは、第一小臼歯と呼ばれる歯です。この歯を抜く際も、麻酔を使用
するため、痛みを感じることはほとんどないでしょう。抜歯後も、腫れや痛みは個人差があり
ますが、多くの場合、数日で落ち着きます。

親知らずの抜歯

親知らずは、歯ぐきの中に埋まっている場合や、生え方が複雑な場合があり、小臼歯に比べて
抜歯が難しいことがあります。そのため、痛みや腫れが強く出る可能性がありますが、歯科医
師は患者さまの状態に合わせて適切な処置を行います。

 

 

抜歯後のケア

抜歯後のケアは、スムーズな回復のために非常に重要です。
抜歯後は以下の注意事項を守りましょう。

①　安静
抜歯後数日は、激しい運動や重労働は避け、安静に過ごしましょう。

②　薬の服用
処方された痛み止めや抗生物質を指示通りに服用しましょう。

③　口腔ケア
歯磨きを丁寧に行い、口腔内の清潔を保ちましょう。ただし、抜歯部位を強く擦らないように
注意しましょう。

④　食事
硬いものや熱いものは避け、柔らかいものを中心に食事をしましょう。

⑤　飲酒・喫煙
アルコールやタバコは、傷の治りを遅らせる可能性があるため、控えるようにしましょう。

⑥　高温の場所
サウナや熱いお風呂は、血行を促進し出血のリスクを高めるため避けるようにしましょう。

抜歯後、特に注意が必要な期間とは？

● 抜歯直後から数時間
麻酔が切れてくると痛みや腫れを感じ始めることがあります。この期間は、安静にして、患部
に冷湿布を当てると、痛みや腫れを軽減できます。

● 抜歯後2～3日
痛みや腫れがピークに達することがあります。痛み止めを服用したり、患部を冷やしたりする
ことで、症状を緩和できます。

● 抜歯後1週間

抜歯部位の出血が止まり、腫れが引いてきますが、まだ傷口は完全に閉じていません。この期
間は、激しい運動や高温の場所を避け、口腔内の清潔を保つことが大切です。

抜歯後の回復を早めるために

1. 医師の指示を守る: 処方された薬を正しく服用し、定期的に歯科医院を受診しましょう
。
2. 口腔ケアを徹底する: 口腔内の清潔を保つことで、感染を防ぎ、治癒を促進できます。
3. バランスの取れた食事: タンパク質やビタミンを多く含む食事を心がけましょう。
4. 十分な睡眠: 睡眠は、体の回復を促すために重要です。

抜歯後の経過について、不安なことがあれば、必ず歯科医師にご相談ください。
抜歯後の注意が必要な期間は、個人の体質や抜歯の難易度によって異なります。歯科医師の指
示に従い、適切なケアを行うことで、スムーズに回復することができるのです。

矯正治療における抜歯に対するよくある質問

● 歯を抜くのは怖い…
麻酔を使用するため、痛みを感じることはほとんどありません。また、抜歯後のケアについて
も、歯科医師や歯科衛生士が丁寧に説明しますのでご安心ください。

● 健康な歯を抜くのはもったいない…
歯並びが悪いまま放置すると、将来的に歯を失う可能性が高まります。歯を抜いて矯正治療を
行うことで、その可能性を減らし歯の健康を守ることができます。

● 抜歯後、腫れてしまうのでは？
腫れ方は個人差があります。痛み止めや冷罨法など、適切な処置を行うことで、腫れを軽減す
ることができます。

● 抜歯の年齢制限はあるの？

特に年齢制限はありません。しかし、成長期に抜歯を行うことで顎の成長を促し、より良い治
療結果が得られる場合があります。

● 抜歯後、歯が動くのが怖い
抜歯後、歯はゆっくりと動き始めます。矯正装置によって歯を正しい位置に少しづつ移動させ
ていくので、ご安心ください。

● 抜歯後は歯周病になりやすい？
正しい口腔ケアを行っていれば、歯周病になるリスクは変わりません。むしろ、歯並びが改善
されることで、歯磨きがしやすくなり、歯周病予防につながります。

まとめ

矯正治療で歯を抜くことに不安を感じていらっしゃる方も多いかもしれません。しかし、抜歯
は、単に歯を抜くためのものではなく、美しい歯並びと健康な口元を手に入れるための大切な
ステップです。歯科医師とじっくり話し合い、あなたにとって最善の治療法を選びましょう。
この記事が、矯正治療への不安を解消し、自信を持って治療に臨むきっかけになれば幸いです
。

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