投稿日:2021.9.22
矯正治療って痛いの?
こんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
矯正治療を始めたいけど、痛みが心配で一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
歯並びをキレイにするために、痛みを我慢しなければならないのは辛いものですよね。
この記事では、矯正治療に伴う様々な痛みについて、その原因や対処法をわかりやすく解説
します。矯正治療に対する不安を解消してから治療を始められるよう、ぜひ参考にしてくだ
さい。
目次
矯正治療に伴う痛みの種類
矯正治療って、痛みが気になりますよね。実際、歯を動かすわけですから、多少の痛みは伴
います。しかし、どのくらい痛むかは人それぞれ。全く痛みを感じない方もいれば、数日間
違和感を覚える方もいます。
ここでは、矯正治療に伴う痛みの種類を3つ紹介します。どのような痛みがあるのか、事前
に知っておけば心の準備もできますよ。
1.歯が動くときの痛み
矯正装置によって歯に力が加わると、歯が少しずつ移動を始めます。この時、歯が押される
ような感覚や、締め付けられるような感覚を覚えることがあります。例えるなら、肩こりや
筋肉痛のような鈍い痛み。特に装置の調整後は痛みが強くなりやすく、2~3日続くことも
ありますが、約1週間ほどで落ち着いてきます。
2.装置による痛み
矯正装置そのものも、痛みを引き起こす原因になります。装置が頬や唇の内側に擦れて口内
炎ができたり、ワイヤーが飛び出してチクチクしたり。特に、ワイヤーやブラケットを使う
矯正装置では、このようなトラブルが起こりやすいです。でも、口の中も徐々に慣れてくる
ので、装置を装着してから約1週間ほどで痛みはやわらいでくるでしょう。
3.噛むときの痛み
矯正中は、歯や歯茎が敏感になっているため、物を噛む時や上下の歯がぶつかった時に痛み
を感じることも。これは、装置の調整直後やマウスピースを交換した後に特に起こりやすい
症状です。
なぜ歯が動くときに痛みがでるの?
歯が動く仕組みとして、歯と歯を支えている骨の間にある「歯根膜」が伸びたり縮んだりし
ます。それに伴い歯を支える骨(歯槽骨)が吸収されて少しずつスペースが作られます。こ
の過程で「プロスタグランジンE2」という物質が生まれます。これが、痛みを感じる原因
の一つです。特に、新しいワイヤーやマウスピースに交換した直後は、歯に少し強めの力が
かかるため、最初の3日間は痛みを感じやすくなります。
矯正中はずっと痛いの?
矯正治療中、ずっと痛いままなのかな?と心配になりますよね。
矯正治療では、歯を動かすために少し圧力をかけます。特に、装置を初めてつけた時やワイ
ヤー・マウスピースを交換した直後は、歯が圧力に慣れていないため、違和感や痛みを感じ
やすいです。でも、この痛みは、多くの方が1日ほどでやわらぎ、2~3日もすれば気になら
なくなりますよ。
個人差はありますが、装置に慣れるまでの期間は、約1週間から2週間ほどです。
矯正の種類で痛みは変わるの?
矯正治療には、表側矯正、裏側矯正(舌側矯正)、マウスピース型矯正など、いくつかの種
類があります。どの方法を選んでも歯が動く時に多少の痛みや違和感は避けられません。た
だし、ワイヤー矯正の場合、歯に直接力がかかるため、痛みを感じやすい傾向があります。
表側矯正では、装置が歯の表側につくため、頬の内側に当たって口内炎ができることも。裏
側矯正(舌側矯正)では、装置が舌に当たるため、舌に口内炎ができる可能性があります。
その点、マウスピース型矯正は、歯全体を覆う透明なマウスピースを使うため、口内炎の心
配はほとんどありません。痛みや違和感をなるべく抑えたい方、口内炎ができやすい方には
、マウスピース型矯正がおすすめです。
もちろん、矯正方法の選択は、痛みの感じ方だけでなく、費用や治療期間、見た目の好みな
ども考慮して決めることが大切です。それぞれのメリット・デメリットをよく理解し、ご自
身に合った方法を選びましょう。
矯正中の痛みをやわらげる3つの対処法
矯正治療中は、歯が動く痛みや装置による口内炎などで、つらい思いをすることもあるかも
しれません。しかし、以下のような工夫をすることで、痛みを少なくすることができます。
歯の移動に伴う痛みには鎮痛剤
歯が動く際の痛みには、鎮痛剤が効果的です。ただし、ロキソニンは、歯の動きを妨げてし
まう可能性があるため、歯科医院で処方された鎮痛剤をおすすめしています。
市販の鎮痛剤を使用する際は、アセトアミノフェン系やイブプロフェン系の鎮痛剤を使用し
ましょう。痛みを感じたら、我慢せずに早めに服用しましょう。
装置による刺激や口内炎には矯正用ワックス
矯正装置が頬の内側や唇に当たって痛い、あるいは口内炎ができてしまった場合には、矯正
用ワックスを使用しましょう。
ワックスを装置の気になる部分に塗ることで、摩擦や刺激を軽減し、痛みや口内炎の治りを
早めることができます。ワックスは、食事の前には取り外し、食後は新しいワックスをつけ
ます。
患部を冷やすまたは温める
歯が動く時のズキズキする痛みは、歯の周りの組織が炎症を起こしています。そのような時
は、冷やすのがおすすめです。冷たいタオルや保冷剤を当てて、痛みをやわらげましょう。
ただし、冷やしすぎると逆に痛みが増すことも。10~15分を目安に様子を見ながら冷やし
ましょう。冷凍庫から出したばかりの保冷剤などは、直接肌に当てないように注意してくだ
さいね。
長時間口を開けていたり、噛み合わせが変わったりすると、顎の関節や周りの筋肉に負担が
かかり、痛みや違和感を覚えることがあります。そのような時は、温めるのが効果的です。
温かいタオルや使い捨てカイロなどを顎に当てて、血行を促進し、筋肉の緊張をほぐしまし
ょう。ただし、熱すぎると、低温やけどの危険があります。適度な温度で気持ち良いと感じる程度
に温めましょう。
矯正中の痛みが長期化する場合は歯科医師に相談を
矯正治療中の痛みが長期間続く場合は、まず担当の歯科医師に相談しましょう。
もしかしたら、矯正装置の調整が必要かもしれませんし、予想外のトラブルが起きている可
能性もゼロではありません。
自己判断で放置してしまうと、症状が悪化したり、治療期間が長引いてしまうことも。「こ
んなこと相談していいのかな?」と遠慮せずに、些細なことでも気軽に相談してみましょう
。
まとめ
この記事でご紹介したように、矯正治療の痛みには、歯が動く痛み、装置による痛み、噛む
時の痛みなど、いくつかの種類があります。皆さん矯正をするにあたってやはり痛みはとて
も不安だと思います。しかし、その痛みは決して耐え難いものではなく、適切な対処法を知
っていれば、十分にコントロールすることが可能です。
また、痛みを訴える患者さんは意外と少ないものです。もちろん個人差はありますが、多く
の方が「思っていたよりも痛くなかった」と仰っています。
それでも、「やっぱり心配…」という方は、ぜひ一度、当院の矯正相談にお越しください。
東京駅八重洲口から徒歩1分、大通りの横断歩道を渡ってすぐの場所に、東京八重洲キュア
矯正歯科はあります。
当院では、矯正治療を始める前に、丁寧なカウンセリングを実施。噛み合わせの改善はもち
ろん、お顔全体のバランスも考慮した治療計画をご提案いたします。
当院の無料カウンセリングのご予約のご予約はこちら↓
https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=4491&_gaid=999349918.1686039961