顔が歪んでいるのは歯並びのせい？歯列矯正で改善することはあるの？

結論から言うと、顔の歪みは歯列矯正で改善できるケースがあります。

特に歯並びが原因で、顔の歪みに影響を及ぼしている場合は、歯列矯正で改善が期待できます。
「顔の左右非対称が気になる」「顔が歪んでいて写真に写るのが嫌だ」といった、顔の歪みに関するコンプレックスを持っている人も少なくありません。

美容医療を検討する前に、まずは矯正歯科に相談することをおすすめします。
本記事では、顔の歪みを改善する歯列矯正について解説します。

顔の歪みの原因や歯列矯正による顔の変化などについてもあわせて紹介。

顔の歪みを改善したい方は、是非この記事を参考にしてください。
なお、東京八重洲キュア矯正歯科では、幅広い矯正治療を取り入れています。

顔の歪みとは？

顔の歪みが歯列矯正で改善するのかについて知る前に、まずは顔の歪みが、どんな状態なのかを知っておきましょう。
顔の歪みとは、以下の状態のことを意味します。
●左右非対称
●あごの位置がズレている
●口角（口の両端）の高さが違う
●　目や頬の位置や大きさが違う など
顔の歪みは、上記のように顔全体のバランスが崩れている状態で、目立つ歪みはコンプレックスに感じる場合もあります。

顔が歪む原因

顔の歪みの原因は、複数の要因が重なっているケースがほとんどです。ここでは、顔が歪む
代表的な原因について解説します。

骨格の左右さ

生まれつき、遺伝的な要素で上下のあごの大きさが違うことがあります。

あごのズレは下あごが小さい、下あごが長い、上下顎の傾斜などのタイプがあり、歯列矯正だけでは改善でき
ないことがほとんどです。
特に、あごが大きく歪んでいる、捻れているといった理由で顔が左右非対称になっている場
合は、外科矯正の対象になります。

歯並びや噛み合わせ

歯が生えている位置や噛み合わせの悪さが、顔の歪みに影響を及ぼしている恐れがあります。
たとえば、歯が正しい位置に生えていない場合は本来の正しい位置ではなく、ずれた位置で噛むようになるため、一部の歯に負荷がかかります。
継続的に過度な力がかかることで、顎関節や筋肉のバランスが崩れて、顔が歪むことがあります。

また、八重歯がある歯並びは、唇を閉じようとすると部分的に唇が盛り上がった状態になり、正面や横から見た顔が歪んでいると感じやすいです。

悪習癖

悪習癖とは、悪い影響を与える生活習慣のことです。

頬杖や片側だけで噛む、うつ伏せ寝などの習慣で、一方方向に過度な負荷がかかると顔が歪む可能性があります。

事故による外傷

顔や骨折などによる衝撃で、顎骨がズレたり変形したりすることがあります。その結果、顔に歪みが出るケースも少なくありません。

歯列矯正による顔の変化

歯列矯正を行うことで、次のような顔の変化が期待できます。

フェイスラインの改善

表情筋や咬筋といった筋肉が緊張した状態は、エラが張る原因になります。

エラが目立った外見が、コンプレックスに感じる人も少なくありません。
歯列矯正で噛み合わせが正しい位置になると、筋肉の緊張が緩和されてスッキリとしたフェイスラインになるでしょう。

口元の突出感の解消

歯並びの状態によっては、唇がしっかりと閉じられず前に突き出ている外見になるケースがあります。

歯列矯正を行うと、口元の突出感がなくなり見た目のコンプレックスが解消されます。
また、正面以外に横顔のEライン（鼻先とあご先を結んだ線のこと）が美しくなり、自分に自信が持てる傾向です。

頬や口角の高さのバランス改善

顔の歪みを改善する矯正方法

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の面にブラケットやワイヤー装置を付ける方法が一般的です。

歯を動かす際には、ワイヤーの引っ張る力を利用して歯並びをキレイに整えます。

また、ワイヤー矯正には主に、次の3種類の装置があります。●表側矯正：歯の表側に装置を付ける
●裏側矯正（舌側矯正）：歯の内側に装置を付ける
●ハーフリンガル矯正：上あごは内側に、下あごは表側に装置を付ける
これらのワイヤー矯正は、幅広い症例に対応できるのが大きなメリットです。

特に、出っ歯や受け口といった歯が前に突出しているのが原因で顔の歪みが発生している場合は、裏側矯正が効果的です。
歯は、装置が付いている方向に動くという性質があります。

そのため、出っ歯や受け口の場合は裏側矯正を行うことで、効率的に歯を動かせます。
なお、東京八重洲キュア矯正歯科は、裏側矯正やハーフリンガル矯正など、目立ちにくい矯正治療を取り入れています。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は透明なマウスピースを交換しながら、歯並びを整える治療法です。

噛み合わせを正しい位置にするには、精密な歯の動きが必須です。
マウスピース型矯正は、歯を個別に動かしやすいのが特徴。

奥歯1本1本を後方に動かせるため、場合によっては抜歯をせずに正しい噛み合わせを実現できます。
その結果、顎関節の負担が軽減されて、表情筋や咬筋などの筋肉の緊張が緩和するため、顔の歪みが改善できます。

なお、東京八重洲キュア矯正歯科は、マウスピース型矯正も行っています。

現在ではさまざまなマウスピースメーカーがありますが、当院では世界的シェア率があり、信頼性と安全性を兼ね備えているインビザラインシステムを採用しています。

外科矯正

外科矯正とは、あごの一部を切り取る外科処置と矯正装置を併用して歯並びをキレイにする方法のことです。

顔が歪んでいる原因が顎骨の場合には、矯正治療とは別に外科処置が必要です。
一般的な外科矯正は、矯正装置である程度歯並びを整えてから外科処置を行います。

しかし、この方法では治療期間が長くなり、精神的・身体的にも負担が大きくなりがちです。
東京八重洲キュア矯正歯科は、一般的な外科矯正の処置ではなく、最初に外科手術を行うサージェリーファーストを採用しています。

始めに外科処置を行うことで、顔の歪みといった見た目を早期に改善できます。
また、サージェリーファーストは外科矯正後に装置を使った矯正治療を行うため、治療期間が短縮できるのも大きな魅力です。

まとめ

顔が歪む原因は、歯並びが影響しているケースも少なくありません。

そのため、歯列矯正で歯並びを整えることで、顔の歪みを改善することも可能です。
ただ、顔の歪みが骨格にある場合は歯列矯正だけでは改善できず、外科矯正が必要になるケースがあります。

歯列矯正や外科矯正を行うには、精密な診査や的確な診断が不可欠です。
しっかりと診査診断を行い、十分な説明をしてくれる歯科医院で治療を受けるようにしましょう。
なお、東京八重洲キュア矯正歯科は矯正相談を受け付けています。

顔の歪みについての不安や悩みを、遠慮せずお聞かせください。コンプレックスを手放して、自分らしく自信を持って生きていきましょう。