投稿日:2023/05/26

前歯がズキズキする原因とは?

皆様こんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科です。

いつも当院のブログをお読みいただきありがとうございます!
「前歯がズキズキする…」このような症状がある場合には、そのほとんどが虫歯によるものです。
虫歯は自然に治癒せず、放置することで次第に深くなり最終的に神経を壊死させてしまう、
罹患率の高い歯科疾患の一つです。
しかし、中には虫歯でなくても痛みが出ることも。この記事では、歯が痛む原因と応急処置方法を解説します。

東京 八重洲 矯正

前歯がズキズキする主な原因は虫歯

前歯が痛む主な原因は虫歯です。
虫歯によって歯が痛むは、歯の内部に存在する歯髄(しずい)が大きく関係しています。
歯髄は、歯の神経のことで「歯の心臓」とたとえられています。
歯は外側から「エナメル質」→「象牙質」→「歯髄」の三層で成り立っており、虫歯はこの順に進行していきます。
エナメル質から象牙質までの虫歯は、冷たいものや甘いものに触れた際にのみ発生するしみるような痛みが主です。

ただ、虫歯がさらに進行して歯髄(しずい:歯の神経のこと)に到達すると、状況は一変します。
歯髄にまで感染が広がると「何もしていないのに痛む」このような自発痛が発生することがあります。
軽度の虫歯は鋭い痛みが一時的に起こりますが、神経に到達した重度の虫歯は慢性的な痛みであることが特徴です。
ここまで進行すると、歯の神経を取り除く治療(根管治療:こんかんちりょう)が必要になります。

虫歯以外にも!歯が痛む4つの原因

前歯が痛むのは虫歯だけではありません。
ここでは、前歯だけでなく奥歯でも起こり得る、歯が痛む原因を4つ紹介します。

食いしばり

食いしばりによって歯が痛む経験をした方もいるのではないでしょうか。
これは、歯を支える骨と歯の根っこにある「歯根膜」と呼ばれるクッションに炎症が起きていることが原因です。
これを「歯根膜炎」といいます。
歯根膜炎は虫歯によっても起こることがありますが、食いしばりや歯ぎしりなど、
歯に長期間大きな負担がかかる行為によっても起きる可能性があります。

歯列接触癖(TCH)

認知度は低いものの歯や顎関節に大きな負担を与えているのが、上下の歯が接触している「歯列接触癖(TCH)」です。
上下の歯は会話や飲食の際に瞬間的にしか接触しません。実際、1日の歯の接触平均時間は20分未満とされています。
歯列接触癖がある方は、唇を閉じている状態でも無意識に歯が接触し続け、
必要以上に歯に負担をかけてしまっているのです。
歯列接触癖は、歯が痛むだけでなく、顎関節への影響が大きいことから顎関節症につながることも少なくありません。
この癖が起きないように意識して生活するよう心がけましょう。

外傷

転倒や家具に顔がぶつかるなど歯に衝撃が加わった際、歯根膜が損傷を受け、炎症が起こることがあります。
炎症は歯髄にまで及ぶと強い痛みが出ることも珍しくありません。
さらに衝撃が大きいと歯ぐきの中にある歯の根っこが割れる「歯根破折」が発生することもあり、歯が痛むことも。
状況によって治療法が異なりますが、いずれも早期に受診して処置を受けることで歯を守れる可能性が高くなります。
レントゲン写真を撮影しなければ状況を判断できないことが多いです。
歯に大きなダメージを受けた場合には、一見何も問題がなさそうでも念のため早めに歯科医院を受診しましょう。

歯の痛みが虫歯によるものかどうか判断する方法

まずは、痛みの特徴をチェックしてみましょう。
どのようなときに発生し、どの程度持続するかを注意深く観察します。
虫歯の場合は、甘いもの・冷たいもの・熱いものを摂取した際に痛みが強くなることが一般的です。
この場合はしみる感じで、刺激があるときのみに感じることもあれば、しみた後も一定期間持続することも多いです。
また、歯の表面を鏡で観察してみましょう。
黒や茶色の斑点がある場合は、虫歯の初期段階で見られる兆候である可能性が高いです。
さいごに歯を軽く叩いたときや、冷たい空気が当たったときの反応を確認します。
虫歯が深く進行している場合、普段以上に敏感になっていることも多いです。

ただ、歯科医院で正確な診断を受けることが最も確実です。
痛みがある場合は早めに歯科医院へ受診しましょう。

歯がズキズキと痛むときの応急処置

痛みが急に発生したときには、以下の応急処置を行うことができます。
ただし、これらは一時的なものであり、原因を取り除くには歯科医院に受診し、適切な治療を受ける必要があります。

痛み止めの使用

イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの市販の痛み止めは、炎症を抑え一時的に痛みをやわらげる効果があります。
ただし、これはあくまで一時的な対処であり、治療が必要です。

患部を冷やす

患部が熱を持っている場合や腫れていると感じる場合、冷たい布やアイスパックをあてることで、
痛みを軽減することができます。
ただし、氷は直接肌や歯茎に触れると低温やけどのリスクがあるため、布で包んで外側から使用しましょう。

歯科医院への受診

歯科医師の診断と治療を受けることが重要です。
原因によっては神経を取り除く治療が必要になる可能性があります。
もし応急処置にもかかわらず痛みが続く場合、または痛みが非常に激しい場合は、速やかに歯科医院に受診しましょう。
痛みが夜間や休日に起き、我慢できない場合でも緊急の利用を検討しましょう。
お住まいの歯科医師会のホームページをチェックして、緊急対応が可能な歯科医院を探してください。

歯の痛みを予防するには?

歯の痛みに対する予防は、以下の方法を取り入れてみましょう。

口腔内を清潔に保つ

毎日最低2回、朝と夜に歯を磨きましょう。
フロッシングも毎日行い、歯と歯茎の間に溜まった食べ物の残りやプラークを除去します。
これにより虫歯や歯周病のリスクを大幅に減らせます。

ナイトガードを着用する

歯ぎしり・食いしばりがある方は、就寝中にナイトガードを着用することで歯を保護できます。
また、力がかかりにくくなるため、歯やあごの痛みも軽減できます。
さらに、顎関節への負担も軽減でき、口が開きにくくなる症状が現れる顎関節症のリスクを下げることも可能です。
ナイトガードはドラッグストアで販売されていますが、歯科医院で作成したものを使用することをおすすめします。

歯列矯正を受ける

噛み合わせが悪く一部の歯に力が加わっていると、痛みにつながる可能性があります。
歯列矯正により歯並びを整えることで、噛む力を均等に分散させることで痛みを予防できます。

定期検診を受ける

定期的に歯科検診を受けて、虫歯や歯周病などを早期発見することが大切です。
初期段階での治療は、簡単な治療で済むことが多いです。
また、クリーニングにより、自宅でのケアでは除去しにくいプラークや歯石を取り除くことができます。

まとめ

前歯がズキズキと痛むのは高い確率で虫歯が疑われますが、そのほかにもストレスによる食いしばりや、
スポーツで受けた外傷等によって起こっている可能性もあります。
痛みを放置すると日常生活の影響が出るだけでなく、歯を失ってしまう原因にもなりかねません。
前歯だけでなく、ほかの歯が痛む場合も同様です。
原因が何であれ、早期の受診は症状の悪化を防ぎ、簡単な治療で問題を解決できる可能性が高いです。
歯に痛みが生じた場合には、なるべく早めに歯科医院を受診しましょう。

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