投稿日:2023.11.10
マウスピース矯正の追加アライナーについて
マウスピース矯正をする場合に知っておくべきことの一つに「追加アライナー」があります。
歯並びの状態によって使用するかどうかが決まりますので、必要な場合は契約前ではなく治療開始後しばらく経ってから伝えられるケースがほとんどです。
慌てないためにも、追加アライナーについて事前に知っておきましょう。
こちらのページでは、追加アライナーの特徴や必要になる理由、延長期間や開始までの流れについてまとめました。ぜひご参考ください。
目次
- 0.1 追加アライナーはどんな装置?
- 0.2 追加アライナーはなぜ必要?6つの主な理由
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追加アライナーはどんな装置?
「追加アライナー」は、計画どおりに歯が動いていない場合に使用する追加装置のことを指します。
見た目は通常のマウスピースと変わらず、透明で取り外し可能な装置です。
歯列全体を装置で覆って動かすマウスピース矯正は、歯を1本1本固定しているワイヤー矯正よりも予定どおりに動かすことが難しく、治療計画と実際のズレを修正するために追加アライナーが必要になります。
追加アイライナーを用いた修正を表す「リファインメント」という言葉も覚えておきましょう。
追加アライナーはなぜ必要?6つの主な理由
理想どおりの見た目に仕上げるためには欠かせないものですが、どのような状態だと使う必要があるのかをくわしく知らない方は多い印象です。
追加アライナーが必要になる主な理由を以下でみていきましょう。
組織の代謝が悪く歯が動きにくい
歯の動かしやすさは、歯根膜や歯槽骨の状態や生活習慣によって異なり、もともと歯が動きにくい方もいます。
歯が動く仕組みとして歯根膜と歯槽骨の「吸収」と「再生」が挙げられますが、それらの現象がスムーズにおこらなければ歯の動きは悪くなります。
代謝が良い方は、歯根膜と歯槽骨の吸収と再生が早く行われるため、結果的に歯が計画どおりに動きやすくなります。
装置をしっかり使っているのに歯の動きが悪いと感じる方は、バランスのいい食事や適度な運動など規則正しい生活を意識して、身体の代謝をよくしましょう!(^^)!
装置の装着時間が不足している
マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が必要です。装着時間が短すぎると計画どおりに歯を動かすことができず、場合によっては次の装置がはまらなくなり、作り直しが必要になることもあるため、注意しなくてはいけません。
歯磨きや食事以外は装着して、後戻りがおこらないように気をつけましょう( ˘•ω•˘ )
歯の移動距離が長い
歯を動かす距離が長いと、治療が計画どおりに進まないことがあります。
とくにマウスピース矯正は、1本の歯だけを動かしたり、高さを維持したまま真横に動かすのが苦手であるため、追加アライナーによる微調整が必要になります。
それなりに時間がかかることから、引っ越しや転勤の予定があり、どうしても計画どおりに治療が終わらないと困るという方にはワイヤー矯正をおすすめします。
捻転や重なりなど向きの問題がみられる
捻転や重なりなど向きの問題がある場合は、正常な状態に戻してから治療をすすめなければいけないため、通常よりも時間がかかります。
抜歯が必要な症例であれば、3年以上かかるケースも少なくありません。
歯が動くスピードには個人差があるため、うまく捻転や重なった状態が改善しない場合は追加アライナーを使用して歯を並べていきます。
奥歯のかみ合わせがズレている
一見歯並びがきれいに整っているように見えても、奥歯のかみ合わせがズレていることがあります。
奥歯のかみ合わせを整えるための微調整が後々必要になるケースは、マウスピース矯正では珍しくありません。
かみ合わせのズレは歯並びが崩れる原因であるため、治療中にしっかり治しておきましょう。
ご要望の追加や変更がある
治療の途中でご要望が追加または変更された場合は、治療計画の練り直しが必要です。
もともとの計画にはなかった部分で追加アライナーを使用し、微調整を行いながら理想どおりの歯並びへと仕上げていきます。
治療期間を大幅にオーバーしないためにも「やっぱりこういう感じにしたい」と思ったら、早めにご相談ください。
リファインメントが必要なケースは多い?少ない?
リファインメントが必要になるケースは全体の8割といわれており、決して珍しいことではありません。
ルールを守って正しく装置を使用していても、リファインメントが必要になることもあります。
かならずしも「リファインメント=自己管理ができていない」ではないため、その点はご安心ください。
リファインメントで治療期間はどのくらい延びる?
1回のリファインメントで約半年延びるといわれています。
リファインメントを繰り返せばそれだけ理想の仕上がりにはなりますが、時間に余裕のないかたにとっては大きな問題に感じることでしょう。
できるだけ早く治療を終わらせたい方は、どの程度までリファインメントを使用して直すのかについて歯科医師としっかり話し合って決めることをおすすめします。
追加アライナーを受け取るまでの流れ
追加アライナーを使用する場合は、装置を新たに作る必要があるため、基本的に初回と同じ流れでお口のデータを集めます。
具体的にどのような流れになるのかを以下でみていきましょう。
精密検査で口腔内や骨格の状態を調べる
精密検査では、レントゲン検査やお口の中とお顔の写真撮影、型取りなどを行います。
インビザラインの型取りは、基本的に専用の機械でスキャンして行いますので、嘔吐反射が強い方でも安心して受けられます。
治療計画の修正・説明
検査結果をもとに治療計画を再度立案します。内容を患者様にご説明し、同意をいただけましたら製作会社にお口のデータを送信します。
追加アライナーを製作
データを製作会社に送り、追加アライナーを製作してもらいます。
装置が歯科医院に到着するまでおよそ1〜2か月かかるため、その間患者様には最後に装着していたものを使ってもらいます。
待っている間に装着を怠ると、新しい装置がはまらなくなる可能性があるため注意が必要です。
装着して問題がないかを確認
新しい装置が到着したら、実際にはめてみて問題がないかを確認します。
指定された期間ごとに装置を交換して使用してもらいますが、虫歯や歯周病などお口トラブルが発生すると再度作り直しになる可能性があります。
定期メンテナンスは忘れずに受けるようにしましょう。
リファインメントにはどのくらい費用がかかる?
インビザラインの場合は、システム(コース)によってマウスピースの上限枚数が異なり、さらに歯列矯正は保険適用ではないため、歯科医院によって設定金額が違います。
正確な費用を知りたい方は、歯科医院に直接ご確認ください。
リファインメントで行う精密検査代が別途かかる歯科医院もあるため、これからマウスピース矯正を始める方はその点も含めて契約前に確認することをおすすめします。
追加アライナーを使ってより理想的な歯並びに仕上げよう
マウスピース矯正では、計画どおりに治療が進まない場合に追加アライナーを使用して、微調整を行うことがあります。
歯の動きが遅れる理由はいくつか存在し、自己管理不足が原因とは限りません。
状態によって使用する追加アライナーの枚数が異なるため、延びる期間にも差があります。
保険適用外で枚数が多ければその分費用がかかりますが、理想の仕上がりになるためには必要な出費といえるでしょう。
追加アライナーのことについてさらにくわしく知りたい方は、ぜひ当院までご連絡ください。
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