投稿日:2025.5.20
歯並びと体の歪みは関係があるの?
みなさん、こんにちは!
東京八重洲キュア矯正歯科でございます。
近年ではスーパーフードやグルテンフリー、サプリの摂取など美容や健康志向な方が増加
しています。確かにお食事は身体の資本であり、健康を維持・増進するために必要な栄養素を摂取しな
ければなりません。しかし歯並びに問題があると栄養が吸収されにくくなるので、健康を維持できなかったり
、ほうれい線やシワ、顔の歪みが目立つようになってしまいます。
歯並びは見た目にしか影響がないように感じますが、実は歯並びが悪いと全身のバランス
崩れてしまい、体の歪みが生じます。
目の前の「健康」に着目しがちですが、身体のことを考えるとまずは「歯並びを整える」
ことが美容と健康への近道になります。歯並びと体の歪みについて説明していきますので、是非参考にしてください。
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歯並びが悪いとなぜ体が歪む?
歯並びが悪いと顎のずれや骨格の歪み、筋肉のバランスの悪化などから体の歪みが生じや
すくなります。
歯並びが整っていないと噛み合わせが正常でないケースが多いです。
理想の噛み合わせは上顎の歯が下顎の歯を覆い、奥歯で噛んだ時に左右差が均一に接触し
ていることです。
さらに噛み合わせた時に上下の奥歯が1対1ではなく、1対2で噛めていると強い噛む力
が発揮できます。
このように口腔内のバランスが維持できていると、噛む筋肉や顎の関節に負担はかかりま
せんが、左右の奥歯の位置がずれると顎に負担がかかる噛み方になります。
その結果顎・顔の筋肉がこり固まり、顎の位置が変化して顔の歪みを引き起こします。
姿勢の中心は「頭」ですが、約6㎏もあると言われている重い頭を支えているのは、上顎
と下顎の歯が水平的にも垂直的にも一致してバランスを保っている「顎」です。
しかし噛み合わせが乱れることで下顎がズレると、頭部もズレてしまいます。
頭のズレを補正しようと首や背中や腰などがバランスを取ろうとするので、どんどん姿勢
が悪くなり、体の歪みを生じます。
体が歪むと引き起こす症状
体が歪むと以下の不調を引き起こす原因になります。
顎関節症
噛み合わせが悪いと顎関節症のリスクが高まります。
口を開けにくくなることや音が鳴ること、口を大きく開けられない開口障害、痛み、など
の症状が現れる可能性があります。
日常生活での癖なども顎関節症を引き起こす大きな原因になります。
歯ぎしりや頬杖、片噛み、うつぶせ寝なども無意識に顎に負担をかけてしまうので、下顎
がズレてしまいます。
頭痛、肩こり
嚙み合わせが悪くなることで口周りや頭部の筋肉の緊張が続き、血流が悪くなるので頭痛
や肩こりの要因になります。
顎がズレることで頭の位置が傾き、頭痛や脳の動きの鈍化などの症状を引き起こすことが
あります。
薬やマッサージなどで痛みを緩和する方も多いと思いますが、根本的な原因は噛み合わせ
からきている人が多いです。
慢性的になると症状の改善が困難になるので、悪化する前に歯科医院で噛み合わせの検査
することをお勧めします。
むくみ、冷え、倦怠感
体の歪みによって骨盤が傾き、血管が圧迫されると血液循環が悪くなるので、むくみや冷
えを起こしやすくなります。
さらに血流の悪化や骨盤も歪むことで子宮が正常な位置からズレて月経がスムーズに行わ
れず、月経不順の原因になることがあります。
自律神経のバランスを乱し、ホルモンバランスにも影響を与えるので、生理痛がひどくさ
せる可能性もあります。
歯列矯正を行うと、月経不順の解消や生理痛、更年期症状が軽減した方もいます。
婦人科系のトラブルの改善にも繋がるので、噛み合わせや症状によっては相談したほうが
良い場合もあります。
腰痛
顎のズレから全身のバランスが崩れ、特に骨盤が歪むことで腰痛の要因になります。
背骨や骨盤が歪むと傾きを補正するために筋肉が緊張状態になるので、血管が圧迫されて
血流が悪くなり、腰痛が引き起こされます。
腰痛がひどくなるとさらに姿勢が悪くなり、骨盤の歪みが進行する悪循環に陥ることがあ
ります。
内臓の不調
骨盤が前後に傾くと、内臓が正常な位置で支えられず内臓機能が低下することで、消化不
良や便秘を引き起こすことがあります。
さらに内臓が下がってしまうと胃を圧迫して、逆流性胃腸炎の原因となることもあります
。
逆流性胃腸炎は繰り返しやすい症状なので、猫背や前かがみの姿勢などには気を付けて下
さい。
精神的な不調
試と体は密接に関係しているので、体のバランスが崩れると交感神経や副交感神経の働き
が乱れ、メンタルバランスに悪影響を及ぼします。
気分が落ち込んだり、鬱屈した気分なる、慢性的な無気力やストレスに悩まされます。
めまいや耳鳴り、不眠症などの症状を引き起こす自律神経失調症に悩まされることもあり
ます。
精神的な不調も歪みを整えることが効果的です。
体の歪みを改善するには?
体の歪みの原因が骨格の場合は難しいですが、歯並びが原因の場合は以下の方法で対策で
きる可能性があります。
歯列矯正
歯列矯正で噛み合わせを整えることで、身体の歪みの改善が期待できます。
歯並びが左右非対称な場合、歯列矯正で左右対称的な歯並びにすることで、噛み合わせが
良くなります。
噛み合わせが改善すると左右でバランスよく噛めるようになるので、口周りの筋肉の使い
方が均等になり、顎の顔の歪みが予防できます。
咀嚼能力が上がると消化器官への負担も減り、消化不良などのリスクが低下します。
栄養の吸収率が上がることで健康的な体作りができます。
矯正方法は大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース型矯正の2種類あります。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は一般的な矯正方法で、ワイヤーを歯に固定して歯に矯正力を加えて移動さ
せます。
ほとんどの症例に適応しており、固定されているので失敗するリスクが少ないです。
表側に装置を固定する表側矯正と、歯の裏側に固定する裏側矯正(舌側矯正)があります。
マウスピース型矯正
透明のマウスピースを1日20時間以上装着し、歯を動かしていきます。
取り外しが可能ですが、装着時間が短いと計画どおりに歯が動かないので、基本的には歯
磨きや食事以外は装着する必要があります。
また、マウスピースの交換も歯科医師の指示の元、自分で行わないといけないので、装着
時間や交換時期の自己管理が必要です。
悪習癖の改善
悪習癖とは口呼吸や歯ぎしり、頬杖、舌癖、うつぶせ寝、片噛みなどの歯並びや噛み合わ
せが乱れる原因になる癖のことです。
特に成長期に行っていると噛み合わせに大きな影響を与えるので、悪習癖の予防が重要で
す。
口を閉じて鼻呼吸を心掛ける、良い姿勢を保つことや左右の歯でバランスよく噛むなどを
意識しましょう。
虫歯や歯周病の予防
虫歯や歯周病になると痛みや違和感が出るので、噛み方が偏ってしまうことやストレスな
どで姿勢が悪くなり、体が歪んでしまうことがあります。
虫歯や歯周病により歯が喪失してしまうと、噛み合わせが変わる原因になるので、放置し
ないで早めに治療を受けましょう。
歯科医院にクリーニングに行くことが予防や早期発見に繋がるので、定期的に受診するこ
とがおすすめです。
まとめ
体の歪みは歯並びと深い関係があり、生活の質が大きく低下する症状が現れます。
歯並びが悪いことで噛み合わせが乱れてしまい、顎への負担、筋肉の緊張、下顎のズレな
どにより顔が歪み、さらに全身の歪みへと繋がります。
症状には個人差がありますが、日常的に頭痛や肩こりなどで悩まれている方も多いでしょ
う。
歯並びの悪さが原因とは一概に言えないですが、噛み合わせを整えると改善することもあ
るので、症状がひどい場合は検査することをおすすめします。
噛み合わせは健康で丈夫な身体を作る重要な機能なので、バランスを整えて全身の健康を
守りましょう。
他にもご相談されたい事がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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