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投稿日:2024.8.23

受け口は部分矯正で治すことはできるの?

こんにちは。
東京八重洲キュア矯正歯科です。

東京 矯正 歯並び
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
「受け口が気になるけど、部分矯正で治せるのかな?」
このような疑問を持っていますか?
部分矯正は、前歯中心の歯並びを改善する矯正方法です。費用が安く、治療期間も短いというメリットがありますが、すべての受け口に対応できるわけではありません。
そこで本記事では、部分矯正で治るケースと治らないケースについて解説します。

受け口とは?

受け口とは、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態のこと。

歯並び 矯正 受け口

噛んだときに下の歯しか見えないこともあり、あごがしゃくれているように見えるのが特徴です。

専門用語では「反対咬合」や「下顎前突(かがくぜんとつ)」とも呼ばれています。
受け口の原因は主に2つ。歯の生え方によるものとあごの骨格の問題によるものにわけられます。

1.歯の生え方による受け口

幼少期の長期間にわたる指しゃぶりや舌で歯を押す癖、口呼吸などは受け口を引き起こす可能性があります。

これらの癖は、歯に継続した強い力を加えてしまい、上の前歯を内側に倒したり、下の前歯を前に押し出してしまうことがあるのです。

2.あごの骨格による受け口

生まれつき下あごが大きい、上あごが小さいなどの骨格の問題によって受け口が起こることがあります。
あごの骨の大きさや形は、遺伝的な要因が大きいです。そのため、両親のどちらかが骨格の問題によって受け口が起きている場合は、子供に引き継がれることも珍しくありません。
また、骨格による受け口は、成長とともに症状が顕著になることもあります。

受け口を放置するリスク

受け口を放置すると、以下のように心と体の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

コンプレックスを抱きやすい

受け口は、あごがしゃくれているように見えることがあります。容姿に大きな影響を与えるため、コンプレックスを抱きやすい傾向にあると言えるでしょう。
中には容姿を気にするあまり、自分に自信が持てなくなってしまうことも。

特に、思春期の子供にとっては精神的な負担が大きく、人間関係に悪影響を及ぼす可能性もあります。

口呼吸になりやすい

受け口の状態にもよりますが、下の歯が前に出ていると無意識に口が開いてしまう方もいます。
そのため、口呼吸になりやすく、口の中が乾燥しやすい状態に。口の中が乾燥すると唾液による自浄作用や殺菌作用が弱まり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、空気中のウイルスや細菌を直接体内に取り込んでしまうため、風邪やインフルエンザなどの感染症にもかかりやすくなってしまいます。

サ・タ・ラ行の発音が不明瞭になる

受け口は、発音する際に舌先が上の歯の裏側に当たらなかったり、空気の流れが変化したりすることがあります。

そのため、サ行・タ行・ラ行など発音に影響を与えてしまうこともあります。
相手に何度も聞き返されるなど、コミュニケーションの妨げになり、不便を感じることがあるでしょう。

咀嚼機能(そしゃくきのう)が低下しやすい

咀嚼機能とは食べ物を噛み砕く機能のことです。
受け口の場合は、上下の歯の噛み合わせが反対になっているため、食べ物を前歯で噛み切れなかったり、奥歯でしっかりと噛み砕けないことがあります。
食べ物が大きなまま胃腸に運ばれてしまい、胃もたれや腹痛など消化不良を引き起こしてしまうことも。

また、食べ物をよく噛めない状態は、満腹感が得られず食べすぎにもつながることがあります。

顎関節に負担がかかりやすい

下あごが前に出ていると、頭蓋骨と下あごの間にある「顎関節」に負担がかかることがあります。

顎関節には「関節円板」と呼ばれる軟骨があり、それが本来の位置からずれてしまうと「顎関節症」を引き起こすことがあります。
顎関節症とは口を開け閉めする際に関節がカクカクと鳴ったり、痛みを感じたりする症状のことです。

症状が悪化すると治療が長期化する可能性もあります。

受け口は部分矯正で治せるの?

部分矯正とは、前歯を対象にした矯正方法です。比較的軽度な症例を対象にしており、奥歯の噛み合わせを整えることができません。
受け口を部分矯正で治せるかどうかは、原因と症状の程度によって異なります。

部分矯正で治せる受け口

歯の生え方による軽度の受け口は、部分矯正で改善できる可能性があります。たとえば、下の歯が前に出ている状態の場合、正しい位置に動かすことで受け口を改善できることがあります。

部分矯正では治せない受け口

歯の生え方による重度の受け口やあごの骨格に問題がある受け口は、歯を動かすだけでは改善が難しく部分矯正では対応できません。
また、歯並びを改善するためのスペースが足りない場合は、抜歯が必要になることがあります。

抜歯が必要なケースでは部分矯正では対応できないため、全体矯正が必要です。

受け口に対応している部分矯正の種類

部分矯正はワイヤー矯正マウスピース矯正の2種類があり、受け口にも対応しています。

ワイヤー矯正

 

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置をつけて、そこにワイヤーを通して歯を動かしていく方法です。

確立された治療方法で、さまざまな症例に対応できるのがメリット。
ブラケットが目立ちやすいというデメリットもあります。

ただし、歯の裏面に装置をつける裏側矯正(舌側矯正)は装置がほとんど目立ちません

また、装置に食べ物が挟まりやすいため、丁寧な歯磨きが必要です。

マウスピース矯正

東京 矯正 マウスピース

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着して歯を動かしていく方法です。

装置が目立ちにくく、取り外しも可能なため、食事や歯磨きがしやすいのがメリット。
しかし、1日20時間以上の装着が必要で、自己管理が重要になります。また、対応できる症
例が限られているというデメリットもあります。

部分矯正で受け口を治すときの治療期間

東京 歯医者 受付

受け口を部分矯正で治す場合、治療期間は平均6ヶ月~1年半程度です。

しかし、これはあくまで目安であり、実際には症状や歯科医師の技術、患者さんの体質や生活習慣によって左右されます。
歯の動きが遅い場合やマウスピースの装着時間が短い場合は、治療期間が延びる可能性があるため注意しましょう。
また、治療期間中は、1~3ヶ月に1回のペースで歯の動きを確認し、矯正装置を調整するために通院する必要があります。
部分矯正に限らず歯列矯正の治療期間は、個人差が大きいことを理解しておきましょう。

部分矯正で受け口が治るかどうかは精密検査が必要

東京 矯正 歯科衛生士

自分の受け口が軽度なのか、それとも重度なのかは見た目だけで判断できません。

自分では「軽度」と思っていても、実際には違うケースもあります。
そのため、部分矯正で治せるかどうかは、歯科医院でレントゲン撮影や歯型採取などを行い、歯並びやあごの骨格の状態を調べる精密検査が必要です。
精密検査と聞くと「痛いのでは?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、痛みを伴う検査はありません。

まとめ

歯の生え方による軽度の受け口であれば、部分矯正で改善できる可能性があります。

しかし、重度の受け口や骨格に問題がある場合は、部分矯正では対応できません。
部分矯正で受け口が治るかどうかは、歯科医院での精密検査が必要です。

精密検査はカウンセリング後に行います。

少しでも受け口が気になる場合は、まずは歯科医師に相談してみましょう。

東京 矯正 歯科医師
当院では、矯正相談を受付けています。「私の受け口は部分矯正で治せる?」といった質問も大歓迎です。

お気軽にご相談ください。

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