投稿日:2024.4.5
歯並びが老後の健康に影響を及ぼすって本当?
人生100年時代と言われている現代では年を重ねてからも人生を楽しみたい!と考えている方がほとんどかと思います。
老後の普段の楽しみといえばやはり食事ではないでしょうか。
歯がなくて噛めない・・。固いものが食べられなくなった・・。と毎日の食事にストレスを抱えているご高齢の方はたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、歯並びと老後の健康の関係についてお話致します。
まだまだ先のこと!なんて思わず将来の自分の健康について考えてみて下さい。
目次
<悪い歯並びが老後に及ぼす影響>
【1.噛めないストレス】
噛み合わせがよくない歯並びは、物を噛み切れなかったり噛みにくく細かく砕けないことがあります。
反対咬合と呼ばれる受け口は特に前歯を使うことができないので、噛みちぎるなどの動作がしにくい傾向があります。
フルーツなど固いものやスルメ、お餅など弾力がある食材を噛みちぎるのが苦手です。
奥歯がその役割を引き受けることになるので負担がかかってしまいます。
【2.食事時間が長くなる】
全体的に歯並びが乱れている方は、正常な噛み合わせがとれていないので物を噛み砕くすり潰すということができません。
飲み込める大きさまで、もぐもぐと長時間噛むことになるので食事自体がおっくうになることもあるでしょう。
【3.胃もたれを起こしやすい】
食べ物を細かく小さくすり潰せない場合、勢いでゴクンと飲み込んでしまう方がいます。
喉を食事が通過する際に違和感があり、消化をしてくれる胃にも大きな負担をかけてしまうことになり、胃もたれや消化不良の原因になってしまいます。
【4.身体への不調が起きやすい】
めまいや頭痛、肩こり、背中の痛み、腰痛など全身への影響が出てくることも多々あります。
噛み合わせのバランスが上下左右均等にとれていないと、その調整を体が無意識に行います。
最初は顎がバランスをとりそこから首や肩、背中、腰、足へと全身で支えようとして全身的な体調の不良や痛みへと繋がってしまうのです。
慢性的な頭痛や肩こりをお持ちの方で、実は歯並びに原因があったという方も多くいらっしゃいます。
整骨院に通ってもなかなか治らない方は、歯並びに原因があるかもしれません。
そのような方は、一度歯科医師に相談してみるのもよいでしょう!
【5.歯を失うリスクがある】
永久歯が生えた子供の頃から歯並びがよくないと、歯磨きの難易度が高くなるので磨き残しができやすくむし歯になっている方がいます。
大人になり老後を迎えた頃にはさらに治療跡が増え、抜くしかない歯を持っている場合も少なくありません。
磨き残しがないようにホームケアができ、メンテナンスにも通っている方であれば歯並びがよくなくても歯を失うリスクは下がります。
【6.低栄養になる】
歯並びから噛みにくさなどが出てしまうと、硬いものを避け軟らかい食事など普段食べる食材に偏りが出てしまうこともあります。
体に必要な栄養が偏ってしまったりすると低栄養になり体重の減りや体力が落ちてしまうことにつながります。
【7.筋力の衰えや誤嚥性肺炎になる】
食べ物が噛み切れない、左右の歯で均等に噛めないなどで食事にストレスがかかると億劫になってしまいます。
そのような理由から食べ物に偏りが出てきてしまい栄養のバランスも崩れていきます。
栄養が取れなくなると口周りや体の筋力も低下してしまい、噛む力の他に舌の力や飲み込む力の低下から誤嚥性肺炎になってしまうリスクもグンと上がってしまいます。
<矯正治療は何歳までできるの?>
悪い歯並びが老後の人生にどのようなリスクを与えるのかお分かり頂けた方は、何歳まで矯正治療ができるのか気になったのではないでしょうか?
もう老後を迎えているから・・と思った方でも大丈夫です!
矯正治療に何歳までという年齢制限はありません。
逆に矯正治療は何歳からでも始めることができるんです!
ワイヤー矯正とマウスピース矯正どちらの矯正方法でも、歯や歯ぐき、顎の骨の状態が良好であれば矯正治療を受けることが可能です!
<矯正治療が受けられるかは歯の状態がカギ!>
矯正治療は骨の代謝機能を利用して行われる治療ですので、歯周病で歯を支える周りの組織が減ってしまっている場合、矯正治療によって更に骨の減少につながり歯が抜けてしまう可能性があります。
お口の環境が悪い状態で矯正治療を進めることはできませんので、むし歯や歯周病などにかかっている方は、まず治してから矯正をスタートさせる方がよいでしょう。
<子供の矯正治療を始めるベストな年齢はある?>
乳歯の時点で歯並びが乱れていたり、顎が小さく永久歯の生えるスペースが見込めないなど大人になってからの歯並びに問題がありそうなケースが予見された時には、6〜7才までに矯正治療を始めるのがいいと言われています。
この時期は、乳歯から永久歯へと生え変わりの時期で乳歯と永久歯が混合する時でもあり、永久歯へと生え揃う前に歯並びを悪くさせないために顎の成長を進めたり必要な予防措置をおこなうことができます。
<老後のためにできる矯正治療とは?>
子供のときにおこなう矯正治療は「第一期治療」と呼ばれ、顎の成長を進めて永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保するための治療です。
第一期治療は永久歯が完全に生え変わる前におこなう必要があり、12才頃までが適応の範囲内となっています。
この時期までに第一期治療をしておくことで、「第二期治療」と呼ばれる永久歯の歯並びを整えるための矯正治療をしなくて済むこともあります!
子供の頃に永久歯の歯並びが予見できれば早めに矯正治療を進めることで、大人になって長い期間の矯正治療を避けることができるのは大きなメリットと言えるでしょう。また、老後を迎えた時にも美味しく食事ができ、物を噛める喜び、会話ができるありがたみなど今は実感できなくても、やっててよかった!と将来感じることができるはずです。
<年齢によって治療期間は変わる?>
子供と大人になってからの矯正治療期間は変わるのでしょうか?
矯正は何歳になってからでもできるとお話しましたが、せっかくなら矯正治療期間は短い方がいいですよね。
ご説明したように矯正は顎の骨の代謝を利用して歯を動かしていく方法なので、代謝が高い若い頃の方が歯の移動も早くなります。
年を重ね代謝が落ちてくると歯の移動スピードもゆっくりとなってきます。
このことを考えると、子供の頃や大人になって早いうちに矯正をスタートさせる方がおすすめです。
矯正治療期間のおおよその目安としては下記のようになります。
・6歳7歳頃から始める第一期矯正:2〜3年間
・12歳以降から始める第二期矯正:2〜3年間
・矯正終了後におこなう保定期間:2〜3年間
第一期治療を始めた場合、一期治療のみで終了する場合もありますが、後戻りなどの状態などによっては第二期治療も必要なことがあるのでその場合には矯正治療期間は更に長くなってしまいます。
個人の歯の状態で治療内容は変わりますので矯正医に相談してみましょう!
今回は老後にも関係する歯並びの影響についてお話させて頂きました。
早く矯正を始めることで人生の大半を良い歯並びで過ごすことができます。
食事や会話だけでなく審美的な見た目も整えることのできる矯正治療のメリットは大きいのではないでしょうか。
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