投稿日:2023.1.16
裏側矯正の費用の相場
皆様こんにちは。東京八重洲キュア矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧頂きありがとうございます。
歯列矯正には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など様々な矯正装置があります。
当院では💎「裏側矯正(舌側矯正)」💎が一番多く選ばれている歯列矯正です。
裏側矯正は、治療している期間に器具が直接見えないため、目立ちにくいことが大きなメリットです。
見た目の変化が気になる方や、人と接する機会が多い職業の方におすすめの矯正治療です。
矯正治療を検討する時に「治療費用がどのくらいかかるのか」が気になる方は多いのではないでしょうか。
病院によっては、矯正治療の費用の相場が違う場合があるため、病院選びに悩むこともあると思います。
今回は、「裏側矯正の費用の相場」について詳しくご説明させて頂きます。
裏側矯正を選ぶポイントや、裏側矯正の費用を抑える方法などもお伝えしますので、ぜひ参考にされてみてください。
裏側(舌側)矯正の費用の相場
ワイヤー矯正には、表側矯正、裏側矯正、部分矯正などがあります。
ワイヤーの全体矯正の場合、費用の相場はおよそ60万円〜150万円です。
裏側矯正だけの費用の相場は、110万円〜180万円程度になります。
歯科医院によって費用が違う場合や、症例の重症度によっても費用が変わります。
裏側矯正の費用は、表側(唇側)矯正の矯正治療と比べて、技術面や装置の違いによって費用が高額になることがほとんどです。
裏側矯正の費用が高い3つの理由
表側矯正に比べて、裏側矯正の費用が高額になってしまうことには、大きく3つの理由があります。
①歯科医師の高い技術力と経験値が必要
表側に比べて裏側の歯面の状態が確認しづらいことや、形が複雑になっているため、装置を正確な位置に装着するためには高い技術力が必要になります。
また、装置が歯を動かす方向が表側矯正とは異なり、歯科医師の高い技術力と経験値が求められます。
このように、専門性の高い治療であるため、治療費が高額になります。
②オーダーメイドの矯正装置を使用する
表側矯正の場合、既製の矯正装置を装着することがほとんどですが
歯の裏側の形態は人それぞれ個人差があるため、患者様の歯型を取り、オーダーメイドの装置を作る必要があります。
オーダーメイドの矯正装置を作成するためには、技巧の技術やコストと時間がかかるため、治療費が高くなります。
③治療時間が長くかかる事がある
裏側矯正は、1回の処置の時間が表側矯正に比べて長くなることがあります。
症例にもよりますが、表側矯正は10分〜30分程度に比べて、裏側矯正は60分程度かかかります。
裏側矯正の装置を装着する位置決めや、ワイヤー調整なども厳密に行う必要があります。
また、裏側にオーダーメイドの装置を歯の形に合わせて装着する処置にも時間がかかります。
装置が脱離した際の再装着も、表側矯正に比べて高い技術が必要になります。
処置時間が長くなるほど、1日に治療できる患者様の数が限られるので、治療費が高くなります。
裏側矯正を選ぶメリット
裏側矯正は表側矯正に比べて費用が高額にはなりますが、多くの方から選ばれるたくさんのメリットがあります。
1. 矯正していることに気づかれにくい
矯正治療を始める時に、口元の印象や見た目の変化に抵抗を感じるけれど、歯並びを治したいと悩まれている方は多くいらっしゃいます。
表側矯正では表側に装置やワイヤーが直接見えますが、裏側矯正は裏側に装置が装着されることで、見た目を変える事なく治療を進めることができます。
2. 唇の印象を変えない
表側に装置がつく場合、装置の厚みがあることで、唇を閉じていても口元の突出感が出てしまうことがあります。
裏側に装置を装着すると、唇の印象に響くことはありません。
3. 虫歯や歯周病になりにくい
裏側矯正は、舌の内側に大きな唾液腺があることから、唾液が常に多く循環しているため、唾液の抗菌作用や再石灰化作用が働きやすく、虫歯や歯周病になりにくい傾向があります。
4. 後ろに引き込む治療に効果が高い
症例によって、前歯を内側に引き込むような治療には、表側矯正よりも裏側矯正の方が効率良く歯を動かすことができます。
↓実際の症例
5. 舌癖を予防する
舌の位置や、癖が歯並びに悪影響を与えていることがあります。
舌が下がって口呼吸になっていたり、知らず知らずのうちに舌が前に出て前歯を押すなどの癖が習慣化してしまうことで、歯並びが乱れる原因になります。
裏側矯正で内側に装置が付くと、舌が装置に触れるため、あえて舌の状態を意識をすることができて、このような癖の習慣を予防するきかっけになります。
6. 歯の表面のエナメル質に影響が少ない
ブラケット装置を歯に装着する場合、歯科用の接着剤を使用して固定します。
装置を外す際に装着した部分のエナメル質に傷がつくことがあります。
歯の裏側は表面よりエナメル質が厚く、唾液の循環によって再石灰化作用も働くため、歯の表層のエナメル質に影響が少なく、傷がつきにくい傾向があります。
7. 適応症例が多い
基本的には表側矯正でできる症例は裏側矯正でも適応症例になります。
ワイヤー矯正は歴史が長い治療方法で、ほとんどの症例に適応することができます。
8. ホワイトニングを同時にすることができる
裏側に装置が付く事で、同時に歯の表面にホワイトニングの施術を受けることができます。
ホワイトニングの仕上がりも色むらがでにくく美しく仕上げることができます。
裏側矯正の費用を抑えるポイント
1. 医療費控除の申請をする
医療費控除は、1年間に10万円(総所得が200万未満の場合はその5%)以上の医療費等を支払った場合、最大200万円分の税金が控除され、減税または還付金の還付(所得税の還付・住民税の減税)を受けることができる制度です。
咀嚼機能の回復などの「噛み合せの治療」が目的で矯正治療が必要と認められる場合、医療費控除の申請対象となります。
医療費控除を受けるためには、症状の説明を求められたり、診断書が必要になる場合があります。
2. トータルフィー制度のある病院を選ぶ
基本的な矯正治療にかかる費用の料金を最初に決定するシステムです。
毎回の処置料や治療期間が延びた場合でも追加料金が発生しません。
特に中程度〜重度の症例の場合は、費用が抑えられる可能性があります。
歯科医院によってトータルフィー制度を導入していない場合もあるため、事前に問い合わせをして確認する必要があります。
3. デンタルローンを活用する
一度に大きな金額を支払うことが難しい場合は、デンタルローンを活用することで少ない料金で治療をスタートさせることができます。
デンタルローンを利用する際にも、症例によっては医療費控除を申請することが可能です。
4. 担当医師の指示を守る
治療を進める際に、担当医の指示を守ることはとても重要です。
矯正治療は担当医の治療計画のもとで進めています。
定期的に通院していただくことや、ご自身でのお口のお手入れや装置の装着が必要になることもあります。お口の中のお手入れが不十分で、歯茎が腫れたり、虫歯ができてしまうと、矯正治療とは別に治療費がかかることがあります。
また、定期的な受診ができない場合は治療が延長したり、追加料金が発生してしまうこともあります。
まとめ
今回は裏側矯正の相場についてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
表側矯正も裏側矯正もそれぞれにメリット・デメリットがあります。
矯正治療は、費用と期間がかかる治療ですので、ご自身のライフスタイルに合った治療を選ぶ事がおすすめです。
当院では、今回ご紹介したトータルフィー制度やデンタルローンもご利用いただく事ができます。
費用に関することは当院のこちらのページも参考にされてみてください。
→https://tokyo-cure.jp/wpprice
お一人お一人のご要望や、お悩みに合った治療方法や矯正装置をご提案させていただきます。
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