投稿日:2023.12.1
MFTトレーニングとは?舌を鍛える重要性や具体的な効果
皆様こんにちは🦷🦷🦷
東京八重洲キュア矯正歯科です✨
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます💓
「MFTトレーニング」という言葉をご存じですか?
口周りの筋トレを表す言葉で、続ければそれだけ効果を実感できる特殊な訓練法です。
こちらのページでは、MFTトレーニングの効果や口周りの筋肉が弱い状態を放置するリスク、
トレーニングの手順などを分かりやすくまとめました。ぜひご参考ください。
目次
口周りの筋肉を鍛える「MFTトレーニング」
口周りの筋肉は「食べる」「話す」など日常的な動作に影響するだけでなく、お顔の印象も変える大切なものです。
普段からお口が開いている、口呼吸が続いている、滑舌が悪いなどの場合は、口周りの筋肉が弱い可能性があるため注意が必要です。
歯を削ったり痛みを感じたりすることはなく、小さなお子様からご高齢の方まで行っていただける安全なトレーニング法です。
口周りの筋肉が鍛えられていないとどうなる?
MFTトレーニングの重要性を理解するためには、口周りの筋肉が弱い状態を放置するリスクについて知っておく必要があります。
全身の健康に悪影響を及ぼす前の対処を心がけましょう。
口がポカンと開いてしまう
唇の筋肉が鍛えられていないと、リラックス状態のときに自然と口が開いてしまうことがあります。
小さなお子様がよくやるイメージがありますが、大人の方でもときどきみられます。
唇を噛んだり舌を前に出す癖がつく
舌の筋肉が鍛えられていないと、舌の位置が安定せずに前に押し出す癖がつく場合があります。
唇を噛む癖も同じで、歯並びに影響しやすいため注意しなくてはいけません。
発音が悪くなる
きれいな発音には、唇や舌のしっかりとした動きが欠かせません。
筋肉が鍛えられていないと唇や舌が中途半端に動いてしまい、声がこもって聞こえることがあります。
就活や仕事などでマイナスなイメージにつながる可能性があるため、注意が必要です。
舌の位置が低くなる
舌を上げる筋肉が弱いと、舌の位置が低いままで発音や嚥下にも支障をきたします。
舌の位置が低い原因が筋肉の弱さでない場合もあるため、心当たりの方は一度歯科医院で診てもらいましょう。
誤嚥しやすくなる
舌の筋肉が鍛えられていないと嚥下するときに舌が正しい位置に移動せずに、うまく飲み込めない場合があります。
むせるケースも多く、通常より誤嚥性肺炎のリスクは高いといえます。
ほうれい線ができやすくなる
頬や唇の筋肉が弱いと重力の影響で頬が垂れてしまうため、ほうれい線ができやすい傾向にあります。
MFTトレーニングの難易度とやり方について
MFTトレーニングは、小さい子でもできる簡単な内容で、無理なく続けやすいのが特徴です。
全身の筋トレと同じで続けることで効果が発揮されるため、ぜひ習慣化しましょう。
代表的なやり方を以下で4つご紹介します。
あいうべ体操
舌や唇の筋肉を鍛え、お口周りの引き締め、舌を正しい位置に導く効果が期待できます。
①お口を限界まで開けて「あー」と声を出す(1秒間)
②お口を限界まで広げて「いー」と声を出す(1秒間)
③口先に力を入れて尖らせ「うー」と声を出す(1秒間)
④限界まで舌を前に出して「ベー」と声を出す(1秒間)
10回を1セットとし、1日に3セット行います。
スポットポジション
舌を正しい位置に導く効果が期待できます。
①スティックでスポット(上顎の前歯のポコッと出た部位より少し後ろあたり)を優しく5秒間触る
②スティックを離して舌で同じところを5秒間触る(舌の先はできるだけ尖らせましょう)
スティックはアイスの棒やスプーンなどでも代用可能です。歯ぐきを傷つけないものをご使用ください。
ポッピング
舌を持ち上げる筋肉が鍛えられ、舌を正しい位置に導く効果が期待できます。
①舌の先端をスポットにつけて舌全体を吸い上げて上顎に貼り付ける
②舌全体を貼り付けたままお口を限界まで開ける
③舌で上顎をはじくように「ポンッ」と音を鳴らす
1日10〜15回繰り返し行いましょう。
音は「タンッ」と聞こえることもあります。回数を重ねるとしっかりとした音が出せるようになりますので、頑張って続けましょう。
スラープ・スワロー
嚥下機能の強化が期待できます。
①舌の先端をスポットにつけて舌全体を吸い上げて上顎に貼り付ける(ポッピングの①と同じです)
②そのままストローを咥えて舌の裏面に当てた状態で「いー」と発音するときの口にする
③スプレーなどで口の横から奥歯に向かって水を入れて、喉の奥に水を集める
④奥歯で噛んだ状態のまま、貯めた水を飲み込む
小さいお子様が行うときは、ご家族の方がスプレーなどを使ってお口のなかに水を入れてあげてください。
MFTトレーニングで得られる5つのメリット
MFTトレーニングはお口だけでなく全身の健康にもいい影響を与えます。
具体的にどのようなメリットがあるのかを以下でみていきましょう。
口周りの癖や口呼吸が改善する
舌を前に出したり、唇を噛んだりする癖の改善に役立ちます。
口周りの癖は見た目に影響するだけでなく歯並びが崩れる原因でもあるため、注意しなくてはいけません。
口呼吸は健康被害を招きやすく、喉がかれたり風邪をひいたりする原因ともいわれています。
鼻呼吸になることで細菌がウイルスが粘膜に直接つかなくなり、トラブルがおこりにくくなりますので、小さなお子様や免疫力が低い方にはとくに改善をおすすめします。
脳にしっかり酸素が届くことで集中力の向上にも役立ちます。
永久歯がきれいに並びやすい
生え変わりの時期にMFTトレーニングを行うことで、頬や舌の筋肉で歯が誘導されてきれいに並びやすくなります。
小児矯正と同時に行えば成人矯正での抜歯のリスクも抑えられるため、お子様の歯並びでお悩みの方はぜひご検討ください。
永久歯がきれいに並んで全体でバランスよく噛めるようになると、歯のヒビや破折、顎関節症の予防にも役立ちます。
発音が良くなる
唇や舌が正しく機能することで発音が良くなり、印象アップにつながります。
接客業や人前で話す機会の多い方はもちろん、就活を控えている方にとっても大きなメリットといえるでしょう。
歯並びと同じように発音もコンプレックスにつながるケースが少なくありません。
お子様の発音が気になる方は早めに歯科医院へ相談することをおすすめします。
お顔や姿勢の歪みが改善する
MFTトレーニングをすると筋肉がバランスよく鍛えられて、お顔が左右均等になります。
首や肩などつながりのある筋肉に余計な負荷がかからないため、姿勢の改善にも効果的です。
MFTトレーニングを習慣化してぜひ美容にも役立ててください。
誤嚥性肺炎のリスクを抑える
舌を鍛えることで誤嚥しにくくなり、誤嚥性肺炎のリスク低下につながります。
若い方は誤嚥が起こっても反射的に咳がでて異物を外に押し出すことができますが、年齢を重ねて機能が低下すると、うまく咳き込めずに異物と一緒に菌が肺へと侵入してしまいます。
誤嚥性肺炎は死亡率が高い疾病であるため、注意しなくてはいけません。
MFTトレーニングで嚥下機能を鍛えて、誤嚥性肺炎のリスクを最小限に抑えましょう。
MFTトレーニングを習慣化してお口と全身の健康を守ろう
唇や舌、頬などお口周りの筋肉を鍛えるMFTトレーニングは、歯並びが崩れるリスクを抑えるほか、
舌の癖や口呼吸の改善、お顔や姿勢の歪みの改善、誤嚥性肺炎のリスク低下などに役立ちます。
歯を削ったり、痛みを感じたりすることがなく、内容も簡単なものが多いため、小さなお子様やご年配の方でも問題なく続けることが可能です。
健康な毎日を過ごし続けるために、MFTトレーニングの習慣化をおすすめします。
当院無料のカウンセリングを行っておりますので歯並び・かみ合わせが気になる方は是非一度カウンセリングにお越しください🎶
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